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空に向かって
「さよなら!」って言っても
空はなくならなかった

僕もそのまま

ただ思い出だけが
涙を揺らします


「さよなら」は

いつも寂しい風でした
花は美しく
どんな世界をも完成させます
花は清く
失った物の美しさを
思わせるようです

花は明日枯れるので
一層美しくありたいのでしょうか
その
脅えるように開いたつぼみは
わた ....
あまりに無表情だと凍ってしまうから
ときおり笑う
笑ってみる
目を細める
口角を上げる


くちびるがきれた


風が吹く
プラットホーム
歩き回る
動いていないと固まってし ....
後頭部のかさぶたかきむしって
かきむしってはじき出したコンテンポラリー都々逸 雷鳴のごときフレーズ
こいつをひっさげ天京ツアー 俺たちの前で
広大なクレーターは激揺れ 無音だ ....
昭和麓拾年に第一詩を叫んだ
涙と共に溢れ出た其れは
母親を始めとする数人の中での
第一詩だった

昭和奈奈拾麓年に童貞詩を読んだ
熱い感情で紡がれた其れは
拾麓年目の人生の中に於いての
 ....
              
家事にかまけて読書をさぼる
ざけんなよ 罵声一声
こてんこてんに殴られた

古典抱えて駆けて行く
ふたりづれにも殴られた

追っかけても追っかけても
 ....
金は天下の
まわり物
はまり
はまって
うん百回
昨日も
はまって
貯まってる
ここで
出さなきゃ
エラー出る

まわせ
  まわせ
 光よ
走れ

  ああ
   ....
そうして
僕らのこれまでの順路を
紙の上に書き出してみる
その上に雲なんか浮かべたりして
無駄に力を入れて笑ってみたり




過ぎ去ったあとで
自然に昔話ができれば
それはそれ ....
かーごーめ かーごーめ

  うずくまっていました、ずっと
  赤い空がぐるぐる回って
  頬を舐める風が怖かったから

かーごの なーかの とーりーわー

  怯えた背中を公園の木に ....
曇空が緑にとどいて
海を見せてゆく
緑は
しあわせになる



船が船を呼んでいる
砂浜と鉄路のむこうに
声にかがやく枯れ野があり
波をこがねに照らしている


 ....
脳みそが痒いな
朝から痒いな
のこぎりでギリギリと開けて
痒いところを掻きたいな
掻いたら脳みそぐちゃぐちゃになっちゃうかな
ぐちゃぐちゃになった脳みそは味噌汁になるのかな
 ....
呼び鈴が鳴る
お届けものです、と言っている

(僕はおりません)
(僕はここにおりません)

あきらめて走り去ったあと
郵便受けの不在通知をつかんで
電話する

何時頃いらっしゃい ....
やさしい音楽しかきけないときがある
と二度書いて消した
書けば書くほどに
それでいったいなんだっていうんだろうという気がしてならなかった
人間が正しくないセイブツで、言葉と表情を持 ....
言いかけてやめた、だって空白に値しない面倒くさい怠惰
かさかさの親指で丸め込んで
言いたいことはないと言いたいらしい君は
別に、綺麗でもない、
生きてるってほどでもない感じ
ひどいなぁ
と ....
嗚呼 もう夜明けだ
囀りが聴こえはじめる頃なら淡色でいいよ
鳥達が遊びに行ってしまった頃はもう耐えられない 瞳が痛い
希望は痛みだ

嗚呼 また日が傾き始めた
囀りが聴こえはじめ ....
重たい言葉を呟きながら
折った鶴はくずれた格好でいました
尾なのか頭なのかわからない二本のツノは
怒っていました

指がふるえて
上手に折れないのですから仕方ありません
せめて寂しくない ....
こんなにも空は晴れわたっているのに
だらしなく続く海岸線には
腐乱した犬の死骸が転がっていて
虚ろな目つきの子供たちが
黙ってそれを取り囲んで眺めている

子供たちの瞳の奥にあるのは
驚 ....
あっちむいてほいっ!
得意げに君はいう

あっちむいてほいっ!
また僕の負けだ

いつだって
君の指さす方向が気になる

あっちむいてほいっ!
たまには僕の指先を見てよ

あっ ....
アスファルトへ積もる
冬の薄日は、果てる灰のような、諦め切った
沈黙だ


枯れ枝とその影の
黒い交錯は、解答の無い、冷めるスチールウールのような
沈黙だ


嗚呼、真 ....
夜は
張り詰め
足音だけが
近付きつつ
離れ
近付きつつ
離れ

夜は
張り詰め
六つの足音が
決して
共振することはなく
美しい
調べとなることはなく

白い息が
 ....
君の中に花はあるかい?


風に折れず
時に枯れず


君の中に譲れない花はあるかい?


{ルビ艶=あで}やかな色で
毅然と輝く


君の中に血を流しても咲く花はあるかい ....
悔しい 無力である事が
苛立ち 叱らねば悟らぬとは

安く見せるな
軋むなら進んで見せよ
意地でも笑え
先の事を誰が知るというのだ

積もる 愚かな行為の嵐が
燃えて 塵と化せ傲慢な ....
 JUSSAが声をあげたのは
 疲れて帰ってきたわたしが
 テーブルの上に並べられたコップの
 右から3番目を何気なく飲みきった後だった。

 JUSSAは、本気で怒り
 また「ミ」を ....
ことばの夢の季節のような図鑑のなかで
あしたの少女たちが眠っています。
かすかなひびきがきこえます。
青い虫の名前のようにそっとゆれてることにしましょう。
きみの血ばかりつらい祖父のように
記号は書かれるまま
自然においては匂うまま立ち止まります。
無秩序の希望より隔てる韻律のほうがましです。
柔らかな性器もいくども祈れば
全世界を願う神になる ....
夕明りの文法でねむる
涙のようなガラスですから
青いコンタクトレンズ。

それをつけたぼくには
青雲のみずのような波と
月の光のようなこころで、
ノートのうらの
神経のかすかな生の魂の ....
眠るのが恐くなりました
夢を見なくなったからです
夢のない眠りほど
恐ろしいものはありません

眠っても
眠っても
一向に夢を見る気配が無いので
仕方無く眠ることを諦めました

あ ....
「薔薇を食べた豚の脂を眺める
 屠殺者の歌うバラードが月を増やす
 哀切の涙か、喝采のチップか
 どちらにせよ銀色として墜ちる為だ。」
安楽と高揚を巻いて吸う再度のヘッドフォン
L(unluck)to(call you)Rの多声楽に
コップ一杯のミルクで溺れると
Dancing in the Sun!讃プリングは
雲間の廃校舎 ....
11時50分きっかりに
私は事務所を出て
お弁当を買いに出かけます。
12時になってからではだめです。
混雑するから、いけないのです。

今日は、チンジャオロース弁当が食べたいです ....
ワタナベさんの自由詩おすすめリスト(657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「さよなら」と言ったとき- ベンジャ ...自由詩5*05-1-31
心を保つ花- 月山一天自由詩8*05-1-31
スクリーンセーバー- 細川ゆか ...自由詩205-1-31
鳴___動- 田代深子自由詩605-1-31
蒼イ春_/_9TEEN_the_Night- 虹村 凌自由詩7*05-1-31
温故知新- あおば自由詩105-1-30
燃えろハイエナ打法_〜スロット哀歌〜- 北村 守 ...自由詩5*05-1-30
通り雨が過ぎても- 霜天自由詩1505-1-30
かごめかごめ- ベンジャ ...自由詩3*05-1-26
緑のうた- 木立 悟自由詩605-1-26
図鑑- たもつ自由詩905-1-26
不在通知- ベンジャ ...自由詩5*05-1-25
そしてあなたに両手を開いて振ることもできる- ________自由詩8*05-1-25
アイボリー- 船田 仰自由詩605-1-24
安らかな時間- 成澤 和 ...自由詩705-1-24
折り紙- ベンジャ ...自由詩9*05-1-23
海辺にて- 大覚アキ ...自由詩205-1-21
あっちむいてほいっ!- ベンジャ ...自由詩4*05-1-20
白々しい独り- A道化自由詩405-1-18
掴みかけた友情- 北村 守 ...自由詩505-1-18
Gerbera- HEDWIG自由詩5*05-1-18
愚痴より引用- HEDWIG自由詩3*05-1-17
- 緒方ハリ ...自由詩1005-1-16
予感- 青色銀河 ...自由詩605-1-16
秩序- 青色銀河 ...自由詩305-1-16
青いコンタクトレンズ- 青色銀河 ...自由詩605-1-16
Fly_Me_To_The_Moon- 大覚アキ ...自由詩4*05-1-16
A氏- 六崎杏介自由詩505-1-16
remix_diary- 六崎杏介自由詩6*05-1-16
チンジャオロースにさようなら- うめバア自由詩6*05-1-16

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