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僕はスカイパイロット君の空を翔びたいんだだけど悪天候で視界ゼロさ
空の星を取りに来たわけじゃないんだ君の心を探してるだけなんだからね
僕はサン=テグジュペリじゃあないんだ

誰も見えない暗闇の ....
名まえのもとに咲く花があるだろうか ことばからはじまる思想があるだろうか
槐、槐 蜂は最初からしっていた こぼれる密の甘さを
槐、アカシア 隣り合っても争わず
咲く白と黄色の狭間に立ってみれば  ....
分かり切って
いることだけど

悲しくて
泣くのではない

涙が出るから
悲しいのだ

だけど

本当に
悲しい時
涙が出ないのは

心が空っぽに
なっちゃった
 ....
  {引用=―M・T君に―}

「てんぎゅうをとりにいこう」
きみがそう言った夏休みに
ぼくらは残忍なハンターになる

もくもくと青空に湧く入道雲
稚魚の群れが回遊する島の海を
ぼくら ....
神社の脇に湧き出ている水を

手をかざして一口飲むと

喉をコロコロ撫でる

境内に生える大木から

風が気持ち良く流れており緑が眩しい

少しずつ身体中の細胞に広がる湧き水は
 ....
裏のほうの園庭は
どくだみまみれでだれも近づかなかった
しめったようなぶあつい葉と
こなこなした細ながいおしべ
どくだみはえらい植物なんだよと
先生は教えたけどもだれも近づかなかった
 ....
 苦しかったら
 ここにおいでと
 空が囁いてくれた

 でも私には
 翼がなかった

 辛くなったら
 ここにおいでと
 海が囁いてくれた

 でも私には
 鰓がなかった
 ....
本日をもって閉店させていただきます

うちから徒歩一分の
スーパーマーケットが何十年かの幕を閉じた

棚はがらがら
生鮮食品とお惣菜ぐらいがあるだけなのに
人が溢れてうねりうねって彷徨っ ....
朝 起きた
いつも通りの朝だった

夜 寝た
いつも通りの夜だった

それでも同じことは二度と起こらなかった


昼 同じものを頼んだ
そして それを食べた

一人だったけど  ....
担がれる縁起の身にもなってみろ  夜空の星を撃ち落し
 野に転がった光の匂いを
 猟犬の鼻に辿らせた

 茂みに瞬く星明りは
 拾い上げても尚
 掌に小さかった

 なぜならそれは
 潰えかけた
 希望だったから ....


夏のはじまりの声に
奪われた鼓膜は
透明の
セロファンに覆われた
巻貝の中で浮遊する



白い花びらの波に
さらわれた遠い渚で
掠めとられたくるぶし は
薄暑の縁ど ....
ぱたぱたとひるがえるちいさな二足のズック靴
幼稚園への近道で
つないでいた手を離し
走ってもいいよというと
かならず笑い声をあげながら
細い坂道を駆け下りていった
その弾む後ろ姿を
おぼ ....
意地をはったら息がつまる
背中がぴりぴり痛くなる

いったん意地をはると
ひきかえせなくなる
はらなければよかったけど
吐いた言葉をどうにもできなくて

残った意地とだきあって
折れ ....
自分の真実が
真理だと勘違いしてるんだ

誰もかも



そんなの違うのだと
それさえ認められなくて
不都合な真実から
いつも目を背けてる



 例外は
 自己責任
 ....
新緑
けやきの葉は太陽の陽をとらえきれず あたりを染める
ゆっくりと濃くなり
また 薄く変わって

芽吹きの痛みは 遠い記憶

君よ
新緑の明日を 君の森を走って行け

踏み出した ....
ポケットから取り出した 
懐中時計が、暖かい。 

妻の贈りものの蓋を開け 
秒針の刻む、時を視る。  

僕は今、在りし日の詩人の書斎で椅子に座り 
木目の机上をスタンドの灯が照らして ....
愛用のマグカップは

幾歳かの誕生日プレゼント

一番多く注がれた飲み物の第一位は

きっと緑茶だろう

お水よりも?

と問われても

自信をもってそうだとは言い返せないけれ ....
タイムマシンに乗って同じ過ち 香りに促されてあるく
森の中のふわりとした陽射しに
ゆったりと眠り込むように君の傍ら


まつげが少しじゃまなくらい長くて
見つめることのできる時間は
照れくささと半分こするとちょう ....
今日の朝は憂鬱だ

ぱちぱちぱちぱち
ばちばちばちばち

雨の音がだんだん強く地面を叩いている
大きな傘をさして自転車漕いで
つるつる滑るアスファルトに気をつけて
鞄はぐっしょり仕方が ....
歌えるのに歌いすぎない歌手がいることを
ぼくは知っている
吹けるのに吹きすぎない奏者がいることを
ぼくは知っている
書けるのに書きすぎない作家がいることを
ぼくは知っている

そしてまた ....
種を買って、土に埋めた
水をやって、芽を出した
光と酸素がもたらした

やがて芽から蕾に変わり
花が咲く前に散っていった

でも、これで終わりじゃない
私はまだ、何も諦めて ....
新緑がこころに刺さる季節は君と手を繋いで歩きたい
野辺の花を愛でながら世界をいとしく思うことだろう

背に負った荷物も軽くはないがそんなものこの五月にくらべればなんでもないんだ
大地からの息吹 ....
いちにち

なあんにも考えないで

寝ていた

なんか

考えそうになったら

眠った

寝ていた

死んだふりしていたら

幾らでも


考えなければ動かなけれ ....
 
Tell a lie

Tell a lie for me

At the very least, only tonight



 
太陽が戻った

もう ここに居るのは疲れたよと東へ流れ去って行く雨雲を見送れば

残していった渇いたため息が 風に変わる

うまく やり過ごした
のびのび体を開いて歩き出す
急げ ....
 
混沌とした水が透けるとき

言葉を釣り上げる喜びといったら


あぁ、まだ詩をやめられそうにないよ



 
双子の心臓仔猫の心臓

とっとんとっとん世界をまわせ

器械の心臓双子の心臓

ばらばらばらばらプロペラまわせ

ねむりの上を見よ くろがねの大鷹はとんでいく

静かに滅べひとびと ....
人生に迷った時おいで いっしょに迷ってやる
街波 茜さんの自由詩おすすめリスト(425)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ハートブレーカー- 梅昆布茶自由詩11*13-5-11
えんじゅとアカシア- はるな自由詩1813-5-11
悲しみ- nonya自由詩18*13-5-11
天牛と島の少年- 壮佑自由詩28*13-5-8
美味しい水- 灰泥軽茶自由詩9*13-5-7
どくだみ- はるな自由詩713-5-7
たったひとり- まーつん自由詩19*13-5-7
さよならスーパーマーケットさん- 灰泥軽茶自由詩10*13-5-6
似ている- ビル自由詩213-5-6
担がれる縁起の身にもなってみろ- 北大路京 ...自由詩713-5-6
星の猟- まーつん自由詩613-5-6
潮音、遥か- 佐東自由詩6*13-5-6
坂道をのぼると- Lucy自由詩28*13-5-6
意地っぱりの花- 朧月自由詩813-5-5
無責任- 莉音自由詩3*13-5-5
新緑- ぎへいじ自由詩21*13-5-5
詩人の書斎_- 服部 剛自由詩8*13-5-3
ムーミンのマグカップ- しょだま ...自由詩7*13-5-2
タイムマシンに乗って同じ過ち- 北大路京 ...自由詩1913-5-1
告げた- かんな自由詩3*13-5-1
雨上がりの空にかしわでひとつ- 灰泥軽茶自由詩9*13-4-30
ぼくが知っていること- HAL自由詩8*13-4-30
可能性- 秋助自由詩313-4-30
五月の音- 梅昆布茶自由詩18*13-4-30
いちにち- 吉岡ペペ ...自由詩3*13-4-30
for_me- 殿上 童自由詩13*13-4-28
単独行- ぎへいじ自由詩12*13-4-19
やめられそうにないよ- 殿上 童自由詩26*13-4-7
匂いガラスにくるまれて見た夢- 高原漣自由詩1*13-4-6
人生に迷った時おいで_いっしょに迷ってやる- 北大路京 ...自由詩1913-3-19

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