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どうすれば僕は  
急坂さえも一気にのぼる  
機関車男になれるだろうか?  

この腹に内蔵された  
エンジンの蓋を開けたら  
思いの他にぼうぼうと     
炎は燃えていたのです ....
目の前に、焼きたての 
丸い{ルビ麺麭=ぱん}がある。    

何の変哲もないその麺麭は 
その少し凹んだ丸みは 
その味わいは、きっと 
世界の何処にもない
たった一つの麺麭である。 ....
ポケットから取り出した 
懐中時計が、暖かい。 

妻の贈りものの蓋を開け 
秒針の刻む、時を視る。  

僕は今、在りし日の詩人の書斎で椅子に座り 
木目の机上をスタンドの灯が照らして ....
街波 茜さんの服部 剛さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
機関車男__- 服部 剛自由詩1213-8-18
日々の麺麭__- 服部 剛自由詩9*13-8-13
詩人の書斎_- 服部 剛自由詩8*13-5-3

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