痛みはたたんで隅に寄せ

汚れたこころは洗います

今日は晴れていますので

明日までには乾くでしょう


昨日も今日も洗濯日和

明日もずっと洗濯日和

必要なのは雨ではな ....
街でついつい男の人を
宝石に
変換する

裾に 白衣ののぞくメガネは
傷のついたオパール石

チャイナ帽 歩きタバコの初老は
家のないラピスラズリ

梯子に登りたそうな ボーダー2 ....
どうにか起きた
朝5時前
闇には 冬がまだ居座る


動きたくない

温もっていたい


そんな心を 叱りとばして
私の今日が始まる


辛いなあ

眠いなあ

だ ....
やさしい言葉をきくと
私はゆらゆらします

やさしい言葉はきれいです
きれいなものというのは
どうやら壊れやすいですし
汚れがつくと目立ちますし
また汚れが落ちにくいようですし

や ....
デリーさんご指名です

かんかんかんの スッカラカラ
カラッカラッの すっかんかん
男日照りが長いので
名前をデリーにした


彼はあの子とアパート泊
私は客とホテル泊

「愛は ....
彼が台所で欲情した

ごめん

もう




私は誰ともできないの
だって子供ができるんだよ
できたらいなくなるんだよ

彼は
左手でポケットのコンドームを揉みしだき
右 ....
次の問いに対する答えを、選択肢から選びなさい。


問1
 
       愛しています


  a どうもありがとうございます  
b ・・・(無言で去る)
c  ....
人がいないと
グラウンドは淋しそうだ
ただ広さを主張するばかりで
しかしその声は誰にも届かない


私が足を踏み入れると
グラウンドの広さが私を取り囲む
全てが遠ざかっていくので
私 ....
「私は挽歌はうたわない」                           
あした逝く人よ                              
きみの魂とやらが平安でありますように  ....
流されているのではなく

流れていく快さ

静かに静かに時の流れに身を委ね

しかし けして自分を失わず



出会う事物に

ひとつひとつ感動し

ひとつひと ....
夜の海が私を欲しがっている
或いは一つになれるだろうかと
踏み出した足に私は困惑する
そのとき私は生きている


そしていつも自らの中に
私は小さな一つの海を持っている
寄せては返すこ ....
きみにとってぼくがそうであったように                   
ぼくらにひとつの指針が ....
けっこう何年経ってもゆるされない



17才
「あんまり辛そうだったから声かけられなかった」という友達の気持ちがわからない

27才
帰郷
やっとでパートタイマー
勤め始めて4か ....
みえこが                                   
おなかの赤ちゃんに話しかけ                     
仮の名を呼んでいる               ....
その本を手に取るたびに
同じページばかり開いていたから
今では机に置くだけで
パラパラと そこへたどり着く

私の心の傾きが
そのまま しおりになっている
  

おとうさんと散歩しよう

サトウキビの畑の中を

夕陽が射していて影が大きく

落ちた

おとうさんと散歩しよう

ゴツゴツの手に引かれながら

なにも言わなくなっ ....
起きたら
三島由紀夫だった

下唇を噛んだら血が出て
三島由紀夫の血はこんな味なのか とか
白くて小さめの歯は けっこう硬いのだ とか

会ったことないのに懐かしむ

せっかくだから ....
砂漠へ行きます
では
私の写真ではなく
水を持っていってください水を

これからは いえ昔から
これからも
私たちは ひとりです

むこうは暑いそうなので
手に汗をかいて
指輪を ....
私はポツンだ
宇宙のポツンだ
名も無く朽ち果てていく
歴史のポツンだ

それでも大地に立ち
呼吸をし
飯を喰らい
排泄し続ける

この私という存在
寄りかかれる温かいものが現れると

みんな幸せになるらしいのに

不安が増殖していく

欲しい言葉がもらえると

みんな嬉しくてドキドキするらしいのに

寂しくて堪らなくなる

 ....
眉毛とまつ毛が白くなっていたら
それは
死んでいるのではなく

眠っているので
おこさないでね
散文でもいいのよね、ここは。
日記の冒頭文を抜粋して羅列して落ち込もうという試み。
淡々といくよ。ダメだしは受け付けないよ。


1207

 最近のビックリ☆な出来事といえば、歯がグラ ....
朝 通勤途中の人に
夜 犬の散歩をする人に
僕は 笑う

会社では
「あなたは愛されて育ったでしょ。」
と よくいわれる

僕は 生まれてすぐ人に預けられた

母に 社割で 花柄の ....
「虹が出てるよ」
と 人が言う

私は毎日

傷つけてしまったことの上に
虹を置く

後悔の念で
全て色は暗めだ

赤は ざくろ色
黄は 落葉色
青は 制服色
緑は たんぽ ....
ほの暗い駅
列車の中で一点を見つめている
あなたの眼差しを見送る

”お気をつけて”

その一言だけが伝えたかったのだけれど

ベルが鳴り止んで動き出したのは
列車ではなく
ホ ....
すばらしい日は
目から はちみつが出る

下を見れば
青い空き缶が吸い殻入れ
もたれかかれば、白い壁はやわらかい

ドアをあけると
黒壁に詰まった、赤い自販機

吸い殻入れの隣に
 ....
髪を結い

自分ではなく
     君を
縛っていたのだと
     気づく
「絶対」とか
「歴史に残ります」とか。

たくさんたくさんもっといろいろ
ナニかを見ていれば

そんな言葉は口から出ないハズだ
言葉を使いすぎだ。
「以心伝心」というものはございます。あります。
「思っていることは言わなきゃ伝わらない」「人の考えていることはその人にしかわからない」とか言います。
(注:ここでは、「言葉」 ....
「町田康みたいになりたい」
と言って出ていった人は
「みたいに」
と言う時点で
きっと 駄目なのだけれど

そういう私は

映画館で赤い便箋を買って
別れたい男に
「愛しています」 ....
快晴さんのおすすめリスト(778)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
洗濯の必要- ロク自由詩5*04-2-24
- 山内緋呂 ...自由詩16*04-2-22
夜明け- さち自由詩6*04-2-19
風、吹いてないけどさ- 長谷伸太自由詩804-2-14
仕事- 山内緋呂 ...自由詩13*04-2-12
- 山内緋呂 ...自由詩7*04-2-7
クイズ_ほんとのところ- 山内緋呂 ...未詩・独白6*04-1-30
グラウンド- 和泉 輪自由詩1204-1-30
あした逝く人よ- よねたみ ...自由詩804-1-30
「_なりたい_」- 椎名自由詩304-1-28
遺灰- 和泉 輪自由詩1304-1-25
きみにとってぼくがそうであったように- よねたみ ...自由詩1204-1-23
遺書- 山内緋呂 ...自由詩4*04-1-23
空耳- よねたみ ...自由詩1804-1-22
しおり- 石畑由紀 ...自由詩2704-1-22
おとうさんと散歩しよう- AB(な ...自由詩304-1-21
服と裸- 山内緋呂 ...自由詩35*04-1-5
独房独居許可局- 山内緋呂 ...自由詩10*04-1-1
存在- たもつ自由詩803-12-31
途切れた電話- 暗闇れも ...自由詩4*03-12-31
強がり- 山内緋呂 ...未詩・独白303-12-30
淡々と振り返ってみるよ。- 嘉村奈緒散文(批評 ...11*03-12-30
笑う人- 山内緋呂 ...自由詩7*03-12-24
- 山内緋呂 ...未詩・独白10*03-12-23
発車ベル- たもつ自由詩3203-12-18
はちみつ- 山内緋呂 ...自由詩703-12-15
- 山内緋呂 ...川柳803-12-9
偏見へ偏見(食券制なので返券も可能です。)- 山内緋呂 ...未詩・独白4*03-12-6
言葉使い過ぎ- 山内緋呂 ...散文(批評 ...603-12-5
嘘つき- 山内緋呂 ...自由詩17*03-12-3

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