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疲れた後の浅い眠りのように
私を誘う女の手よ。
私を誘わないでくれ、
私は弱き男なれば。

死の後の深い眠りのように
私を見つめる女の目よ。
 ....
二番地の内田さん    前田ふむふむ

白いあごひげをはやして、美味しそうに、キリマンジェロを飲む、二番地の内田さんと呼ばれている、この老人は、若い人と話をすることが、何よりも好きだ。よく、真面目 ....
森の夢―古いボート          前田ふむふむ

     1

青い幻視の揺らめきが、森を覆い、
緩んだ熱を、舐めるように歩み、きつい冷気を増してゆく。
うすく流れるみずをわたる動物 ....
街なかで白い小鳥を配っていた
籠に入ったたくさんの小鳥を
小鳥配りの人が要領良く配っていく
受け取らないつもりでいたのに
いざ目の前に出されると受け取ってしまう
わたしが手に取ると
それは ....
親指にのせたコインを
天井にむかってはじく

くるくるとまわるコイン
僕は一緒になって見上げていた生徒に

「これが放物線になるんだよ」と

たとえ真っすぐに上昇しても
その速さはだ ....
                 080516




偶然と書いて
ぐうぜんと読ませる
ぐうぜんが生まれ
ぐうぜんが目覚める
ぐうぜんが欠伸をする
起きろ!
朝だ! 起きろ!
 ....

まだ冷たい風に吹かれ
空を見上げたら

白い風船が
力を使いきり
はらりはらりと私のもとへ

糸の先には
まあるい花の種
育ててみようと思いたち

長旅で疲れたであろう種 ....
「新体操の3人組はケンタでお昼を食べてた」

君はあった事実を淡々と話したようだけど
君の顔が曇っていたように見えたのは
僕の思い込みだけが原因だろうか

新体操を選ばすに演劇を選んだ君
 ....
風の便り
空中の花見
二つの綿雲
手を振る君

スネアの音
速いロール
テントンテンと
ティンパニーの音

緊張の毎日
幸せの毎日
達者な弁論
あきない話
 
テーブルの向こうには
崖しかないので
わたしは落とさないように
食事をとった

下に海があるということは
波の音でわかるけれど
海鳥の鳴き声ひとつしない
暗く寂しい海だった

 ....
(1日目)
 身欠きニシンの煮付け
 餃子のスープ
 ヤッコ豆腐
 ほうれん草のお浸し

(2日目)
 酢だこ
 ソーセージ
 かき玉汁
 納豆

(3日目)
 サバの味噌煮 ....
光は緑に柔らかく

街道には

緑風が吹いている

五月の光は風なのか?


さくら散る幻の芥

街道には

柑橘系の白い香り

この国は違えたのか?


光は緑に ....
月夜の晩に

月に向かい
踊るのさ

サンバやチャチャチャは
無理だけど

虫の声と
風の音を伴奏に

両手をゆらり
ゆらゆらと

月をあおぐ
狐の舞

虫の声に
 ....
TVから溢れるノイズ
インターネットから溢れるノイズ
ブログから溢れるノイズ
ノイズ/情報の濁流

ヒトの生理的リズムを無視して
社会は勝手に転がっていく
置き去りにされた僕たちは

 ....
はじめての出逢い
それは父親に肩車されてのこと

ガラスの向う側で
愛らしそうな顔して笹を食べていたっけ

何時でもいるのが当たり前
そんな存在でもあったような気がして
パンダってまた ....
歩みを止めて
立ち尽くし

しゃがんでしまった

立ち上がらなきゃ

そう思うけど
思えば思うほど
立ち上がれない



いいジャンプをするために
そうだ
いいジャンプす ....
春が過ぎ
夏来るらし
冷房ガツン

夏が過ぎ
秋来るらし
太っ腹

秋が過ぎ
冬来るらし
ストーブボンと

冬が過ぎ
春来るらし
朧月
わたしの棲む場所を流れる川に
水はない

誰かが
橋の上から捨てた言葉を
灰色のさかながついばんでいる


     *


夏の暑い日、わたしは
忘れてしまいたい過去の過ちと ....
                 080513





水色の空に雲が流れ
時間が止まっているようにも見える
体育館では
子供たちが遊んでいる
にぎやかな声に
忘れかけた記憶 ....
{画像=080513015507.jpg}
春が過ぎて、
夏になった。
けれども同じように、
ぼくの目蓋は痙攣する。
ひくひくと
嗤うような調子で、
ぼくの目蓋は痙攣する。
ひくひくと ....
その夜の悲しみは
液状をしていたので
私の輪郭が
どんなに複雑な形をしていようが
細部にまで浸透してしまうから
やりきれない

こんなことなら
笑える似顔絵でも
描いて行ってもら ....
 教会の壁は白いものだ
 僕はそう思う
 緑色の夏の池の前に立って
 池の向こうの森に
 屋根と十字だけが見える
 教会に行こうとしないままに

  *

よく晴れた休日には
出歩 ....
{引用=(いつでも、何もないえがおでいてほしい、無条件に)}

近づきすぎると見えなくなる
遠のいてゆくとさみしくなる


他に、どこも、どこにもみつからない
てさぐりで、探した宇宙 ....
ぼくはあの日

獣のような妖精だった

獣のようなことをして

妖精のような目をして

妖精のようなことをして

獣のようなことを考えて

清濁は合わせ呑むものではないよね
母の日


ありがとうの気持ちが
遠回りしながら一回り

ありがとうは姿を消して
私はありがとうを通過した憎しみを噛んでいた


飲み込むことも
吐き出すこともできず
ただ  ....
響いているのは雨音
夜が深くなると
それはいつか
遠い海に似てさざめき
わたしは
波に洗われたひとつの貝を思う

ところどころが欠けた貝殻は
すこしの闇を内包しており
誕生からずっと ....
円型劇場を模した半円状の空中庭園
切り取られた空も等間隔に並ぶ樹木も
思わせぶりだけど何の意味もなくて

ただ造形の美しさだけを求めたもの

こんなところで超芸術に出会えるとは
それが証 ....
ボクらの世界は相変わらず何も変っちゃいないさ
キミ、ボクの声がきこえるかい?

選ばれていったキミ、闘いの日々だというじゃないか
大丈夫か?体など壊していないか?
誰よりも強いキミのことだか ....
         080510


生まれたばかりの赤ん坊
歳を喰った赤ん坊
水を浴びて楽しそう
仲良くならんではしゃいでる

これから通る寄り道は
怖いお化けが威張ってる
拳骨  ....
男と女をこえて

きみを抱きしめたい

欧米か!

なんて言われたいぐらい

そんな気持ち、なんだ


外灯や月がさやかになる

五月の闇が深くなる

月日は軽い足取りで ....
norifさんの自由詩おすすめリスト(995)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
独りで居て- beebee自由詩10*08-5-18
二番地の内田さん—デッサン- 前田ふむ ...自由詩21*08-5-18
森の夢ー古いボート___- 前田ふむ ...自由詩24*08-5-18
できごと- 小原あき自由詩34*08-5-17
「放物線」- ベンジャ ...自由詩4*08-5-17
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四季つれづれ- ペポパン ...自由詩13*08-5-13
水の空席- 望月 ゆ ...自由詩49*08-5-13
水の空席- あおば自由詩22*08-5-13
猫の目- beebee自由詩1708-5-13
水の空席- RT自由詩1008-5-13
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かげぼうし/母- 唐草フウ自由詩7*08-5-11
獣と妖精- 吉岡ペペ ...自由詩508-5-11
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海と黄昏- 銀猫自由詩19*08-5-11
超芸術- kauz ...自由詩5*08-5-10
シリウスの海- 西日 茜自由詩10+*08-5-10
水浴び- あおば自由詩3*08-5-10
抱きしめたい- 吉岡ペペ ...自由詩908-5-10

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