すべてのおすすめ
朝の満員電車でみんな必死に我慢している
思い出し笑いを我慢している 俺はそう信じたい
つらいのは俺一人じゃないと
みんな変な奴だと思われたくない
みんな危ない奴だと思われたくない きっとそうな ....
雑踏のあちこちに
発生する
ポップな電子音

それぞれの手のひらの中
ぽろぽろと
カラフルな想いをつかまえる

まるでゼリービーンズのよう
人工着色料かけた
ねじれた言葉が小窓にな ....
美しい花にそっぽを向かれると 
ぼくは自らが蝿だと気づきます 

柔らかい蕾に包まれて 
花の囁きを聞く日を
ずっと夢見ながら 
周りを飛んでは見るが 
こちらに微笑む気配は 
いっこ ....
今日も一日誰とも話さずに終わってしまう
仕事柄何十本もの電話をこなし
お昼には職場の友だちとランチなんかしたけど
それで誰かと話したってことにはならない

パソコンの電源落として
机のまわ ....
地に足が着ききらない物語
表面にとどまる心象描写

もっと深いところがあるんだ

したり顔で批評するのは

簡単だけど

人の声を得て
人の身体を得て

息を吹き返した言 ....
空を切る

豊かな梢

水色が蒼くて

空が悲しんだ


母のわだち

面影は

追いこす光


空を切る

豊かな梢

水色が蒼くて

空が悲しんだ
砂を
体中の空いてる
穴に詰めていく
埋め立てた人工の砂浜の
ほつれたぬいぐるみが
さみしそうに息をしている
「あなたのコドモを産むよ」
と笑い
雨上がりの
草いきれで肺一杯にして
 ....
むっとするような草の匂いをかぎながら
僕は雨を待っているんだ

こんなふうに湿った空気の朝は
何だか楽しくてしょうがない

もういいかい
まあだだよ

ほら向こうで呼んでる声がする
 ....
                  080805



生えるためには水が要ると
ステンレスのボールが喚く
サルビアの花の写真は
今からでも間に合いそうに
麗しく艶やかで瑞々しくて ....
 
 
水を降りていく
やましいことなど
何ひとつない

深夜、もういない父の
容態が急変した気がして
親戚を探しに出かける

栞のように
水槽が鳴ってる
 
 
{画像=080805022047.jpg}

掴まり立ちする息子を支え、
私に振り向く妻の肩先に思い出す情景がある。

思い出すとあの日私は
父親の傲慢な仕打ちに猛然と腹が立ち、
押し入 ....
「少しだけ泣いてもいいですか?」

あなたは細い声でささやく
そしてやっぱり止めようと
小さく肩をふるわせている

「きょうはずいぶんと湿った空です」

たしかに昼間吸い込んだ蒸気を
 ....
おにーさん おにーさん どうしたんですか?
失恋でもなさったんですか?

世界中の不幸を背負ってるような しけた面してますねぇ
そんな顔して黄昏れてたって モテないままですよ

「 海パン ....
蜂の巣が近いらしい
家の裏山の方へ行くと
飛んでいる蜂と ぶつかりそうになり
私も蜂もあわててよける

洗濯棒の近くの花の中で
仕事中の蜂も時折いるけれど
そっと ぱたぱた 洗濯物をかけ ....
眠れない夜
詩が書きたくなった
誰かに伝えたいわけじゃない
誰かに存在を知って欲しくなった

S・O・S
愛だの世界だの大口叩いてはみたけれど
正体はただの寂しがりやなんです


 ....
{画像=080802125241.jpg}

梅雨明けは嘘だった
というような空模様だよ


交差点の上には
大きな曇り空があって
今日一日分の雨の塊が
固まって浮かんでいる

 ....
空っぽ だよね
歌うために

まぶしい緑の
そのはざ間から
降り注ぐ 生きる意味よ
せみの命よ

蜜を吸う
歌うために

その
けたたましい鳴き声の
中にまぎれて

誰か ....
ひろばにおちてた
そらいろ めがね

めにかさねたら

あめあがりのくもさんが
ぜんぶ ゆがんでる

ひょこっとみえたにじさんも
かいだんみたい

でもね でもね

 ....
背後にはいつも 
一本の{ルビ松明=たいまつ}が
浮かんでいた 

朝も昼も夜さえも 
目には見えない 
松明の幻 

わたしが蹲る時 
横道に反れた時 
変わることなく 
目の ....
「せんせい、青がせまってくるよ」と
生徒が窓を指さした

びっくりして窓を見たけれど
せまってくるように見えたのは
くっきりと浮き立った白い雲で

その背景にひろがる青は
たしかに夏空 ....
今夜の献立

・夕焼けと向日葵の背中の煮物

・虹のフライ

・蝉と夏休みの子供の声の和え物

・打水のおつゆ




ごちそうさまでした、と
流しに綺麗な皿が
水に浸さ ....
夢を見た
走り続ける夢

人混みを駆け抜け
雨の中を走り

まだ走る
走り続ける夢


いったい私は
どこへ行きたいのか
何になりたいのか


泥に飲み込まれるような疲労 ....
毎日あくせく働き
晩には疲れ果てる
腕が痛くなる。
足が痛くなる

コーヒーいれて
くつろぐ
ドリップしたては
美味い

汗水かいて
ハンカチで拭く
日に焼けるのがイヤだ
帽 ....
流れるプール
もう何周目かわからない

浮き輪に乗っかって
ぷかぷかスイスイ
ゆらゆらぐるぐる

上を見れば
塗っちゃったみたいにはじからはじまで青い
自分の流れていくのと逆に雲が流 ....
エントロピーは海だろうか。奔流だろうか。日本の川は西欧人の目に川ではなく滝と映ったらしいがでは生物とは何か。宇宙におけるさまざまな天体とは何か。生み出された電力でさらに揚水し発電するダムのささやかな循 .... 遥か昔「人は弱い時にこそ、強い」と語った 
旅人の屈すること無い「精神の柱」について。 

ある時彼は頭の良い哲学者に嘲笑され 
ある時彼は民衆に石の霰を投げつけられ 

( 人々が立ち去 ....
細い金属質の陽射しが
容赦なく肩に、腕に、
きりきりと刺さって
サンダルの真下に濃い影が宿る

忘れかけた思い出は
向日葵の未成熟な種子に包まれ
あの夏
深く青かった空は
年 ....
信じるものが分かる
信じていい人がいる。
マニュアルなんてない
罪に生き罪に生かされる

嘘は決してついてはダメ
私を苦しませないで
私の愛は絶対だから
私の役割を果す。

助け合 ....
              080731




なんか単純なのだと
咲いたばかりの花が
赤色の理由を述べる

単純な色なのだと
信じる者は救われるが
足を掬われて
転ぶことも ....
耳を立てて
とおくの雷鳴を聞いている
虹の匂いを嗅いでいる
夏はどこからか
ぼく等の原始人が現われる

川は流れつづけているので
終日ぼく等は瀬にさからって泳いだ
唇まで冷えきったら岸 ....
norifさんの自由詩おすすめリスト(995)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
思い出し笑い- 新守山ダ ...自由詩108-8-11
ゼリービーンズ- 渡 ひろ ...自由詩21*08-8-11
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空が悲しんだ- 吉岡ペペ ...自由詩808-8-5
水のための夜- モリマサ ...自由詩3708-8-5
かえる- 未有花自由詩19*08-8-5
水のための夜- あおば自由詩24*08-8-5
水のための夜- たもつ自由詩15*08-8-5
因循と輪廻と繋がる想い- beebee自由詩18*08-8-5
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眠れない夜- 1486 106自由詩21*08-8-3
8月1日- beebee自由詩808-8-2
そらせみ- umineko自由詩9*08-8-2
そらいろ_めがね- 長谷川智 ...自由詩2*08-8-2
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「青がせまる」- ベンジャ ...自由詩6*08-8-1
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その音のノート- 小池房枝自由詩6*08-8-1
死紺亭兄さんへの声援(エール)_- 服部 剛自由詩8*08-7-31
遥かな夏のスケッチ- 銀猫自由詩22*08-7-31
ポニョの考察- ペポパン ...自由詩4*08-7-31
簡単な男- あおば自由詩7*08-7-31
原始人の夏- yo-yo自由詩9*08-7-31

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