兎美味しい狩野山

昆布夏里鹿乃川

揺米は胃万も恵りて

吾擦れ肩き経る小土


※携帯から ちょっかいだしましたです。
カリフォルニアオレンジジュースと勝負するこの恋からは決して逃げない



ここで飲むビールもいいねと君が言う上空強風離陸見合わせ



風鈴が止まってしまうほど酔ったあなたとのお酒辛く ....
わたしの体の真ん中に
小さな芽が
顔を出しました

わたしはその芽を
大切に大切に
育てようと思いました

その芽は私の体から
養分を取るので
わたしは土になりました

数ヶ月 ....
-開「始」の合図
女として生を受けたわが母を踏み台にして切られるスタート

-頭上に透き通る芸術作品「虹」
雨上がり私の中の虫たちが工夫凝らして作る架け橋

-上の者と下の人間との会「話」 ....
[祖父の思い出1]
タバコが好きだった祖父を思い出した。
あの人は大きかった。
父よりも大きかった。
いつの間にあんなに小さくなったのか・俺は知らない。
俺だけが知らなかった。
タバコは死 ....
周遊バスは まるで回遊魚のよう
回遊魚は、一瞬でも泳ぐのを止めないんだよ
  
 バスは
 ライトアップされちゃって 水族館の魚だな
 闇の中を 背広も流れるよ
 中吊りの広告も 固まった ....
皿鉢給与
田備達 痛風寝話
内湯潜観 八〇徒


雨中 農家 鉈 鋳好かん垂る柄
雲銘先追い 居間と備達

金らず孤興へ 花恵って来ると、
て、お古伴贄が お凸 妙

吟雅を話れ ....
かすみそうこんなところに居ないって知ってるからこそ似合わぬ花を


花のかげ虫とる蜥蜴に欲情し不謹慎に{ルビ柏手=かしわで}をうつ


立ち昇る汗で湿ったハイライト噛み締めたってあなた ....
小さくても、大きくてもいい、幸せを。世界中と。


日本の歴史を交えて現在の日本を学んでいる。

 国際連盟、アメリカ、中国、満州、軍隊、右翼、左翼、靖国神社。

 これだけ書けば、何の ....
(TOXICを頭の中で♪しながら)

俺はトラックの運転手なのだ
俺は骨の髄まで運転手なのだ
居眠り運転してても目的地に着いてしまうのだ
これは本当のことなのだ
そんな調子で大きい事故もや ....
「ことば」ってね
書くことも大事だけど
声に出すことはもっと大事

声から伝わる想い
声でしか伝わらない言葉
あると思う

あなたから奏でる
そのメロディが
耳管を通り抜け
私の ....
暗い土手をみんなで歩いた
川の流れだけが静かに聴こえる
誰かは「またな」と手を振って
誰かは「もう会うこともないだろう」と
静かに呟き、どこかへ行った

一人減り、二人減り
友の口も段々 ....
夕暮れてゆく空に
雲はただよう
見上げると
まるでこころのように
どんなかたちにも 見えない
どんないろにも 見えない
ただ流れて ゆれて 暮れて
なんてしんみりとしているだろう
振り ....
煮詰まった鍋の中で ふつふつと ぐつぐつと

音が響くたびに頭が痛くなる 冬の糸のきりきり

あたしは新しいブーツを汚したばっかりで

電器ヒーターの埃にむせかえる

だけど先生は ....
好きな女の子とデートして
「何処か行きたい?」と訊ねたら
「何処でもいい」とその子は答えた
今までの経験上、大概の女の子は
「何処でもいい」が口癖らしい

だけど突っ立っていても仕方がない ....
わたしは
だれのものなのか
だれもおしえてくれなかったので
わたしは文字になりました

そうすると
色々なところで
わたしを使ってくれました

本の中にわたしが居たり
チラシの中に ....
釘打ち
塞いでしまったピアノを
蓋の上から叩いてみる

かたい
なんてかたいんだ
という思い出


指先が充血して膨れる
針で突いてみたいけど
ただ赤いだけでつまらない
 ....
小さな 小さな 私には

大きな 大きな 借りがある

小さな 小さな 私では

大きな 大きな その借りを

返せそうにありません
まだ
遠いところにあるようです


いつもぼくらからは 何かが垂れてきてしまって
どうしようもなくなってしまうのですが
雲が浮かんで ため息が白い冬のせいにして
久しぶりに知る その気持 ....
箸を持って近づいてみたら
じいちゃんの骨はほとんど残ってなかった
焼き時間を間違ったんだって
ママとママの姉弟は泣き崩れて
火葬場の人は床につくくらい頭を下げていて
あたしは用事のなくな ....
ひとりきりでいなくなろうと思った
特に悲しみなどないのに橋の上から
飛ぼうかと思っていた
わたしはみかんがだいすきだったので
最後に一つと思ってくちにふくんだけれど
あまりにおいしくなかった ....
雑踏に紛れて

ふと 見えなくなる

ウォークマン

ボリューム上げて

あぁ わたしまだここにいる
僕の声は安心するって君は言う

僕が君を
安心させることができる

それがとても嬉しかった

僕の声が
君を安心させるなら

僕はずっと
君と話していよう
君が寂しくて
落ち ....
穴が空いて足りない
埋めようとして
水を 飲み干した
喉元をすっと通っていく感触に
カラカラ回る扇風機からは感ぜられない
涼しさを 感じた

硝子窓
透き通して
白い光は無遠 ....
「愛が欲しい・・・・・・」
小さい頃から家の中で一人の世界の中で生まれて育った私は愛に飢えていた。いつからこんなにも愛に飢えてしまったのだろう?両親は確かに私のことを愛していると口では言っていた。で ....
僕はあなたに感謝します
小さくふにゃふにゃな僕を お湯で洗ってくれてありがとう
そのふしくれだった手の温度がなくては
三歩と歩けず立ち止まってしまう僕を
外へと連れ出してくれてありがとう
線 ....
夏に向かう曲線を 

ゆるやかに描きながら

六月の空は どんどん まぶしく


その下で まぶしく 

思い出すのは

何も知らなかった あの頃のこと


傷ついても ....
長谷川智子さんのおすすめリスト(770)
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【当て詞】内湯潜燗、爺馬と- (1+1 ...未詩・独白3*05-4-29
祖母の墓前(八月に)- 待針夢子短歌505-4-1
小さくても大きくてもいい、幸せを。世界中と。- 消しゴム未詩・独白205-1-14
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