すべてのおすすめ
否定すればするほどすくすく育つあたしの中の黒い世界樹。
信じられるひとからひとりひとり刺して殺してぱっぴーばーすでいとぅみー。
舌先でとがったことばを削 ....
ずっと返してくれると信じてたことばが虚しくてひとり弄び。
足に連れられて歩いてゆくはなしかけることばもないままにただ。
残酷な別れのことばばかり見付けて殺す ....
「あ、から始まる季節つくりたい!辞典の最初の方に載せるの!」「もうあるよそれ」
「どうしたの?赤土みたいな顔をして」元気だなんてとても言えない
もういいよ電話もメールもやめようぜ言った奴から「アド変ヨロシク!」
空箱にカマキリ飼っていたはずがいつの間にやら ....
青年のヤンキー少女へすがりつく異国の街角金髪な闇
履歴書の渡す自分に行き交いに車の窓に束ねられた雨
いるホテルウミネコのいるベランダのいろいろに犬隅にて眠る
おれってこんなにおまえら女のことが解るんだぜ!という不愉快な不理解。
おちんちんの気持ちだってちんちん解らないよ勃起はしてるけど。
イエスだから濡れるノーだ ....
打ち間違えたこころ読み返し間違えた指先をふかづめの刑。
閉じて仕舞ったこころの暗証番号ことばの端々に織り交ぜて。
心臓から遠く離れたこころで手をつなごう(ま ....
ベッドにてわが口吸ふは愛なるやたら{ルビ乳=ち}ねのはは父の子みごもり
冷凍庫に苺ひとつぶ凍りけり母はいまだにおみなごなれば
エルサレム・サンサルバドル・サルバドル母をたづねて巡礼 ....
くるくるとみぎへひだりへみをまかせあたしは踊るワルツのリズム
君の肩。
そっともたれて揺れている。
過ぎてく時間に任せるままに。
からからにほてった肌が気持 ....
吹き抜ける風と交わり透明になれるのならば…
素直になりたい。
不器用にあなたを想う気持ちごと透明になれ。叶わない恋。
すべり台。
てっぺんに立つ。
手を伸ばす。
風と交わる。
透けてく体。
かけぬける。はるのかわらのひだまりで。風があたしを透明にする。
腰掛ける。
いっしょにゆれ ....
気分はプラナリア切られても切られても増え続けるあたしの欲望細胞。
鵺みたいに色んな男この細胞に居るけれどそれでもいい?。
ごめんもう飽きちゃった街角です ....
憧れをひきよせる耳今日もまた夜のしじまにツンとしている
夜歩くてくてくとっこどこまでもてくてくどっこん行ける気のする
電車では夢中になった本だってベッドの上でちょこんと眠る
身をゆだ ....
帰ったの? 今年最後の「お疲れさま」
言わせてくれもしないみたい
知ってるよ あなたがわたしを思ってないこと
わざわざ態度でわからせない ....
一晩で世界中をとびまわるサンタの時給はおいくらかしら
剃髪に立ち会った日の陽の光 淡く結んだらせんのつづき
葉脈にミシンをかける神様は季節のすきまは縫い合わせない
にんにくで追い払うんだ君のこと季節外れの桜の匂い
....
容赦なく不機嫌であるまなうらにひろがる無数の鶏頭の赤
いちにちを作業療法すると言いビーズ細工にこめるかなしみ
いけないよ爪を噛む癖孤独癖マニュキア塗って待ち合わせしよ
右足をアンクレ ....
思うさま発砲した後 精神の均衡保たれて
南の島の潮騒など思い出すかも
リーフの風 聞きながら静かに目をつむり
カイトに乗る一瞬の夢
....
日清日露一次二次 維新は戦争ばかり万世一系の皇統
ならば世世戦争責任を継ぐべし
ヒットラー ムッソリーニ ミカド ....
宗教・文学はアヘンだろ見ほろぶまで
乙女の純情を捧げつくす
タバコ止めました たたみ止めました 31文字止めました
破壊の衝 ....
折り返す列車は濡れて雨粒の数の約束待つ河原町
烏丸のホームで制服のリボンを揺らしてあの子は白線を踏む
閉じかけた夏の絵日記直線では描けなかった桂の警鐘
高 ....
鎮まった生命の月回り無機質の
エンジンの音冴え冴えと下弦の夜
一片の銀河の記憶この書物
前世の我もまた読みしか
風雨強き漆黒に蝶の幻見る
....
■ミッドナイト・シャワー■
ミッドナイト
月のナイフで切る指に怖いほど、まだ滴るカシス
甘い、赤
舐めて
瞳に翻る
純情、孤独、叫ぶキラメキ ....
ぱっと炎 鬼火の骸 灰骨の臭い
大骸骨となりて政治屋の首絞めたし
塵芥 積もれる都市に驟雨落ち
電撃の青 地を清む
土蜘蛛の毛を雨が打ち目が赤 ....
福田くん、麻生くん・・・君らの父が作ったお国
この不始末をどう収拾するんだ世界に向かって
エレミア書の記述に耐えうる組織ありや
日本見回して ....
A−8
ニュークレジーキャッツ はて そは何ぞ
この地獄の娑婆世界でスマップと呼び///
香取神社に草薙の剣そこへ仲居は女中・・・
古事記じゃんヶ・・ ....
ふるふるとふりふりとしてふらふらと熱射ネクタイ袖から熱気
ほらごらん覗いて気づく胸の穴ぽかりと抜ける月明かりの影
昼夜と問わず流れるラジオから遠く聞こえるあの日の向日葵
相手は不比等以来の藤原頽廃文化
性事爛れて文化頽廃 ぷんぷん腐臭
太子ご一家根絶やしにされ漂流は始まる
ああ暗転地獄の我が日本国の歴史1400年・・・
....
今日の日を反省してみるもう少し自分の方から動けたものを
アイダホに舞台を移すアニメ歌何故あんなにも繰り返すのだろう
戯れ言は得意では無い歌ならば特に衒いは無くも語れる
夕食のマーボードーフキンピ ....
年増のぶよぶよのししむら短歌と
若草の少年の鎖骨なる俳諧
一気一息で緊張をはらむ俳句と
二息で折れる汗のデブ短歌は
心臓にペースメーカー挿入中 執 ....
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