すべてのおすすめ
立ってる君、座っている僕、違う遠さの水平線を見てる



洗濯物干しといて私ちょっと銀行強盗してくるから



ごめんなさい、なら何度でも言います。謝罪と反省はただなので


 ....
さよならと書けずにsayonaraと書く僕らのポエムは今日も悲しい



鼻のにきびをさっきから気にしてるあなたは僕の大切な人



誰にも食べさせないよと子牛を抱きしめ泣いた従兄弟と ....
どこにも行かないバスに乗りたい。君の拙いお弁当を持って。


雑草といっしょに雑草以外のものも抜いた真夏の裏庭


家に帰る途中、下水道工事をする父を見かけて手を振る


ノック ....
Tシャツで過ごし来た身に桜降るスーツの重みに耐えてゆかねば


学校まで2.6kmあるけれど1分間で着いても遅刻


「ダ・ヴィンチ」で対談をする一青窈「一青」が並べば違和感だらけ

 ....
クラクションを鳴らせばきっと終わりだねさようならって何回言えた?


好きなものリストは危険 親指の少ない俺が魅かれてく首


「花冠」という名の車命遠くヘッドライトは壊れたままだ ....
秋の日のひかりあかるき白肌の若木のごとき人のわらへり 九州のかくし財産ばってんのお{ルビ米=よね}婆さまぴらっと逝けり 日曜の朝の家族に紛れつつ朝マックする二人はだあれ?

べたべたで手に負えなくなれパンケーキ
シロップ掛けてあげる、好きだよ

砂糖抜きの薄いコーヒー冷めるまでよその子供を眺めるのやめて  ....
名、をつけて、指間からこぼれ落ちる、もの、そこまで愛せ、そこまで愛せ、よ、


彼はいろ我はひかりか 赤青黄おなじ要素で対極に立ち


半分の顔で笑みたるその闇が満ちて怯えん君温け ....
引き伸ばす空もない朝花びらは色を濃くして道を千切った

高い柵取り残し飛ぶ鳥からも奪えるものはあると思う

雨だからドアにはりつく葉の傷は治らないのだ言い訳のように

背に生える蕾を思う病 ....
小石ひとつ足して水位を上げる空目指すと聞こえる芽吹かない木々

星を曳く枝先の花萎れかけ助けたと叫ぶ鳥をくぐらす

弾くことのなかった楽器ただ影に指先を足し待つだけの肩

線を引く音 道に ....
誰かの手、誰かの背中、誰かの舌、誰かの心、これがあたしか


10月は涼しいもんね夏休み連日連夜のお誕生会


「あたしたち群馬のまーのてんてんの下に住んでる人類なのね」


パチン ....
口紅の色ほどよくて春の雨土はつち色水はみず色 義娘来て前夫の話しはずむ妻おれ、おるんよおれ、おるんよ 水深5キロメートルの恋に落ち プールサイドで墜落する午後




砂浜の午睡からうつら目を覚まし すいかの縞の波に溺れる




ピーラーで削がれ半裸になりしきみ 水にさらせば ....
死期を知る傷病兵の夜が来て台所にて冷蔵庫唸る

瓶詰の白アスパラガス身を寄せて標本のごとひっそりとあり

乾きつつあれど鯖の眼の色は捕らまえられた日の空のあを

家々の軒先飾るべく斬ら ....
クリスマスを想う真夏の公園のジャングルジムに降るしゃぼん球


赤道の下が静かになってゆく 同じ時間の違う景色で


青くなっていくのだ カレンダーをめくる指が冷たいと感じる7月の朝
 ....
 湖に浮かぶ
  帆色のとりどりを
 ひとつに統ぶる四方のみどりよ



 身に余る人の荷を負ひ
  ゆく{ルビ驢馬=ろば}の
 後ろ姿のほそほそとして



 夏山のさ緑の中 ....
満たされぬくらいでちょうどいい恋を笑えるほどの余裕もなくて


降りそそぐ陽射しの下で抱かれたい滴り落ちる果汁のように


日没を待ち侘びながら夕化粧君の前ではオンナでいよう


短 ....
お兄ちゃんは一生しあわせになれません だって死ぬまできょうだいだもの




ぶさいくかかわいいかじゃなくお兄ちゃんと同じ苗字のこどもがほしい


法律よりあたしの羽をなめるとかそ ....
未来機械、発明しました。何に使うかはいま思案中です。


赤いマントでメキシカン・ドリアを食べるルクセンブルクの怪人


白い壁に白い花咲く 誰に見つけて欲しくなかったのだろう
 ....
うたがすき わたしは やっぱり 歌が すき テクテク歩くの 歩いて いくの 。

歩いても とどかないなら いっそのこと 回り道して スキップ するよ 。

回り道 道草 食った あのひとの  ....
往く逃げる一月二月背もたれに寂しくしない三月のうた

お母さんが苺をごはんに炊き込んで「あら、めでたい」とはしゃぐ陽だまり

三月に産まれた人は暖かい手首と冷えた足を備える

目薬をさして ....
一面に菜の花広がる河川敷
暮鳥の歌をひとりつぶやく

はなびらに光をいっぱい浴びながら
どこまで続く黄色い海よ

歩を進む
黄色い波をかきわけて
我が身よ輝く色に染まれ

みどりご ....
油染みだらけの記憶のわら半紙提出期限をとうに過ぎ去り




透明なグラスの底を目にあててきみの星座を見る白昼夢




あの夏にきみが投じた問いかけのこたえをさがす 波のまにまに ....
眠れない夜に読経が聞こえない和尚も坊主もくんずほぐれつ


あしたから猫になるから恥ずかしい名前をつけて呼んでもいいよ


泳ぐ魚 無意味と知りつつ死ぬ君の欠片が♂の形をしてる
 ....
小さな人が困った顔をしていた、きっと困っていたと思う


ケチャップでしょうかマヨネーズでしょうか幸せにいつも足りないのは


君と手を繋ぎ星空を眺めていた一面のペンギン畑


自転 ....
 日記帳に落とした柿の種挟み僕は昔を思い出します

             *

昭和51年の春に生まれた息子を父が将軍と呼ぶ

将軍閣下御年2歳牛乳を飲まないわりにグラタンが好き

 ....
引き出しのなかでちいさな人が読むおおきな人のつくる天体





鱗粉を撒く蝶々を姉が追いその鱗粉を舐める妹


珈琲の苦さも世界のおしまいもかみさまのサディスムだからごめん ....


珈琲の苦さも世界のおしまいも飲み干せばやわく浸透してく


* *


爪を噛み 吐き出してみた そのかたち すべてこの世のひらがなみたい


鱗粉を 撒く蝶々を 姉が追い ....
あおばさんの短歌おすすめリスト(415)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君と見ていた- たもつ短歌1806-11-18
sayonara.com- たもつ短歌2406-11-13
最終バス- たもつ短歌1906-11-9
2006/10/01=2006/11/09- ピッピ短歌8*06-11-9
喪葬- ピッピ短歌806-10-25
秋の日の- A-29短歌306-10-23
ばってん荒川逝去- A-29短歌6*06-10-22
ハッシュドポテト- 山田せば ...短歌606-10-21
#2006.06〜09- 石畑由紀 ...短歌1606-10-17
切られた枝- 佩慈の工 ...短歌406-9-27
プラスマイナス- 佩慈の工 ...短歌106-9-26
誉められるものじゃなくても- ピッピ短歌6*06-9-14
春の雨- A-29短歌3*06-8-24
はずむ話- A-29短歌306-8-22
【短歌祭参加作品】半透明の夏- 望月 ゆ ...短歌29*06-7-25
See_you_later,_Refrigerator- 山田せば ...短歌11*06-6-28
faraway/just_from_this_spot_on ...- ピッピ短歌806-6-19
夏山- 杉菜 晃短歌5*06-6-10
夏至線- 落合朱美短歌20*06-6-8
お兄ちゃんあたしにデフラグしてください- ピッピ短歌806-5-25
未来機械- バカ男短歌1306-5-4
テクテク- すぬかん ...短歌406-4-29
三月のうた- りっと( ...短歌206-4-16
いちめんのなのはな- 広川 孝 ...短歌606-4-6
教科書を、閉じる- 望月 ゆ ...短歌37*06-3-6
【短歌祭】エロは心のクスリです- ピッピ短歌1106-3-3
幸せ- バカ男短歌1506-2-28
昭和将軍史- りっと( ...短歌106-2-23
【mix&remix】かみさまのサディスム- ピッピ短歌1006-1-11
『MIX&REMIX』浸透率- 汐見ハル短歌8*06-1-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14