すべてのおすすめ
後ろを振り返るとだれもいない
たぶん肩をたたいたのは夕暮れ
漆黒が塗り重ねられてよるを待つ
あさの白さに塗り変わるまで
針千本飲まされてもうゆびきりはしないと思ったころ
ぼくは立派な ....
流木に背中凭せて考える去年の九月で地球はいくつ
僕が寝ているときは僕の靴もつかれて寝ている
差し出した君の右手にどんぐりこぼれる秋のどか
馬鹿も休み休み言ったけどやっぱりぶたれた・・ ....
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色
粉々に木っ端みじんこ想い出を火薬の量で誤魔化している
認知症進んだ祖母が見る国は津波きてない原発もない
どしゃ降りがトゲトゲにした海原を優しい風が静かに寝かす
薔薇に酔う少年の肩痩せていく鎖骨に溜まる雨がワインに
うるせえようっせえよって言う声も聞こえなくなり冬の蝉死ぬ
茄子紺に染めてあなたのまわしなら俵踏みしめ恋尽きるまで
長茄子の紫の花何気なく紫紺に染める我が実知ってか
茄子は「成す」花の数だけ実をつけてしあわせになる畦のあなたと
足りないのあな ....
紅花で染めたTシャツ寝間着にし船の窓から覗いたスピカ
影踏まれ魂抜かれ放課後の校庭の上漂っている
雨上がり花に呼ばれて手に入れた魚眼レンズの玩具のカメラ
ショッピングモールの雑踏にきみの面影ほのかにうかぶ
ラヴェルのボレロを聴きながらこの日常の主題をおもう
奥田民生の描く自由とさすらいそれを模範に生きてみたい
彼女にみたててもらった ....
チェス盤の上に真っ赤な林檎置きキングを殺す君の無邪気さ
いつの日も天使の愛に守られて純粋な気持ち思い出させる
キッチンで料理を作る後ろ姿見ている僕は君に夢中
何事もなかったように風が吹く庭の植木を手入れする叔父
長い旅人生の道途切れない前 ....
陰口は聞き逃さない地獄耳良いことばかり聞けばいいのに
貧血に鉄分多く含んでるレバニラ炒めオススメします
街角で別れの電話引き伸ばす冷たい風がますます強く
幸運に繋がるのならマフラーの巻き方ぐらい変えてあげるよ
嫌われたい人にきちんと嫌われたい 不毛な延長を断つ一言
憧れを憧れのまま凍らせた世界が 刻む 時を 聞く
敵は敵らしくせよと言いたげな君 不在者に向けた呪詛が膨らむ
....
煙吐く蒸気機関車撮るために黙って借りた父のデジカメ
乾いてる軒下暮らし梅雨の日もそれが定めとうな垂れて
ほんとうに美しい玉葱の芯どうしてもほら泣いてしまいます
玉葱の玉を採ったら葱だらけでもそれは夢{ルビ二兎=にと}を追うひと
玉葱の ....
波音にとける言葉を汲み取って砂に名前を書いたりしない
邪魔者がまさか僕とは思わずにふたりの間転がっていた
ポケットに辛口の酒詰め込んで貨物列車に飛び乗って旅
汽車昇る水平線の向こうから帰ってくるよ単身赴任
ヘビ花火空に打ち上げ龍となりゴロゴロと啼きピカピカ光る
スマホ持ち「若い人らの仲間入り」同級生に自慢する父
祝日は丸い氷でウイスキー飲む父の絵は直線ばかり
出鱈目に素数をあげていくふたり宝ヶ池に花火があがる
あおばさんの短歌おすすめリスト
(415)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
蛇行
-
梅昆布茶
短歌
13
13-10-26
浮浪雲
-
梅昆布茶
短歌
10
13-10-19
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色
-
北大路京 ...
短歌
9
13-9-21
粉々に木っ端みじんこ想い出を火薬の量で誤魔化している
-
北大路京 ...
短歌
7*
13-9-19
認知症進んだ祖母が見る国は津波きてない原発もない
-
北大路京 ...
短歌
2
13-9-11
どしゃ降りがトゲトゲにした海原を優しい風が静かに寝かす
-
北大路京 ...
短歌
5
13-9-8
薔薇に酔う少年の肩痩せていく鎖骨に溜まる雨がワインに
-
北大路京 ...
短歌
4
13-9-7
うるせえようっせえよって言う声も聞こえなくなり冬の蝉死ぬ
-
北大路京 ...
短歌
3
13-9-7
茄子紺のひと
-
たま
短歌
26*
13-9-6
紅花で染めたTシャツ寝間着にし船の窓から覗いたスピカ
-
北大路京 ...
短歌
3
13-8-21
影踏まれ魂抜かれ放課後の校庭の上漂っている
-
北大路京 ...
短歌
2
13-8-17
雨上がり花に呼ばれて手に入れた魚眼レンズの玩具のカメラ
-
北大路京 ...
短歌
5
13-8-13
日曜日の午後の歌
-
梅昆布茶
短歌
6
13-8-4
チェス盤の上に真っ赤な林檎置きキングを殺す君の無邪気さ
-
北大路京 ...
短歌
7
13-7-23
キッチン
-
夏川ゆう
短歌
2
13-7-19
陰口は聞き逃さない地獄耳良いことばかり聞けばいいのに
-
北大路京 ...
短歌
4
13-7-14
貧血に鉄分多く含んでるレバニラ炒めオススメします
-
北大路京 ...
短歌
3
13-7-13
街角で別れの電話引き伸ばす冷たい風がますます強く
-
北大路京 ...
短歌
4*
13-7-10
幸運に繋がるのならマフラーの巻き方ぐらい変えてあげるよ
-
北大路京 ...
短歌
5*
13-7-8
呪詛
-
深水遊脚
短歌
9*
13-7-4
煙吐く蒸気機関車撮るために黙って借りた父のデジカメ
-
北大路京 ...
短歌
2*
13-7-1
玉葱なひと
-
たま
短歌
25*
13-6-29
波音にとける言葉を汲み取って砂に名前を書いたりしない
-
北大路京 ...
短歌
7
13-6-26
邪魔者がまさか僕とは思わずにふたりの間転がっていた
-
北大路京 ...
短歌
5
13-6-26
ポケットに辛口の酒詰め込んで貨物列車に飛び乗って旅
-
北大路京 ...
短歌
5
13-6-24
汽車昇る水平線の向こうから帰ってくるよ単身赴任
-
北大路京 ...
短歌
4
13-6-22
ヘビ花火空に打ち上げ龍となりゴロゴロと啼きピカピカ光る
-
北大路京 ...
短歌
3
13-6-20
スマホ持ち「若い人らの仲間入り」同級生に自慢する父
-
北大路京 ...
短歌
3
13-6-20
祝日は丸い氷でウイスキー飲む父の絵は直線ばかり
-
北大路京 ...
短歌
4
13-6-13
出鱈目に素数をあげていくふたり宝ヶ池に花火があがる
-
北大路京 ...
短歌
3
13-6-5
1
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