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なんと違うことだろう
二年間寝たきりの祖母が他界した
94年の生涯を自宅で眠るように閉じた
涙は流れなかった
葬儀はしめやかに営まれ
その後遺体は火葬場へ
焼かれる間に親族は
酒 ....
一面に菜の花広がる河川敷
暮鳥の歌をひとりつぶやく
はなびらに光をいっぱい浴びながら
どこまで続く黄色い海よ
歩を進む
黄色い波をかきわけて
我が身よ輝く色に染まれ
みどりご ....
春を告げるうぐいすの声
夏を告げる蝉の合唱
秋を告げる鈴虫の音色
冬を告げる木枯らしの叫び
変わり行く季節の訪れを
時に雅に、時に姦しく
時に寂しく、時に厳しく
触れ告げる使者はいる ....