faraway/just from this spot on summer
ピッピ
クリスマスを想う真夏の公園のジャングルジムに降るしゃぼん球
赤道の下が静かになってゆく 同じ時間の違う景色で
青くなっていくのだ カレンダーをめくる指が冷たいと感じる7月の朝
君の詩の読めない漢字がぽろぽろと梅雨の季節をつくるのだろう
テレビで見た花が咲いてる あれはヨーロッパだったね 同じ花が咲くんだ
軽い靴にしようか すぐに走り出すだろう背中についてくために
抱き合っても抱き合わなくても乾いたり濡れたりしてた記憶の季節
足早に過ぎてくんだね、こんなにも君と僕とが生まれた季節
信号が青く染まれば頬に染む風は進めを待ってたんだろう
こんな歌あったっけ?ってイヤホンの向こうの君はよく笑うよね
1番と空を指差すひとさし指骨が一本しかないみたい
世界中の電気を止めろ!かなしいがアイスクリームのように無力だ
半年前に見た星空と全部違う星だね空も生きてるんだね
どこまでも続く坂道くだろうよ到着地点が地獄でもいい
世界中一度に夏ならいいのにね、それだと地球が死んじゃうからね、
短歌 faraway/just from this spot on summer
Copyright ピッピ 2006-06-19 21:11:53
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四季