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詩誌「雲雀料理」号外に掲載された細川航「ビバーク」について
{引用=
僕のふたつのねがい、それはきみがいまこの瞬間か
らだの奥底から死にたくなること、そしてそのまま
に永遠くらい生きてほしいこ ....
夢をみなくとも 軽谷佑子さん
http://hibariryouri.web.fc2.com/11/karuya.htm
4行が5つ小さく並んで、どこにも本当の意味での終止形がない(文法で ....
彼女が日記を閉じるということを知ったとき、わたしはロンドンにいた。初めて彼女の日記を読んだときに、いったいぜんたいどこにいる人なのかわからない日記で、それは遠い国にいらっしゃることだけはわかったので、 ....
mixiより転載。
2008年6月28日に開催した朗読会のお礼の文章です。
*****
お客様には、いやってほど我々の愛が伝わったのではないでしょうか(笑)
もし、お腹いっぱいになっ ....
アスパラガスさん讃 2
彼女は軽やかだし、あまり恐ろしそうではないではないか。という不如意。
この、デザインできない不如意で多義的なラインを、彼女は、推敲と時間によって作り上げることが ....
{引用=
ぼくはスケートリンクにとじ込められた
きみの日なた
日なただよ
アスパラガス「スケートリンク」より
}
詩人の書く言葉は
....
久しぶりに短い文章を書きたくなったので書いてみる。短い文章を書いてみると何だかいつも久しぶりだ。嘘だけど。
先日、乗換駅のホームでセミを拾った。まだ生きていた。木のない駅で、人に踏まれるよりは草地に ....
インド人形ってなに?
それを今から検証していこうと思います
一緒についてきてくださいね、はい
黒板を見てください
その時校庭では三組の女子、エリコさんが
両足をがっしりと開き腰を ....
一睡もせず朝四時半、始発で鎌倉へ。まだ暗いうちに円覚寺の門をくぐる。暗い中に人が少し。お堂へ歩いていく。わけもわからずわたしはついていく。靴を脱ぐ。お堂へはいる。広くて寒い。座布団一つと小さな二つの座 ....
ワンルームのドアをノックする音が聞こえた。
濡れた髪をタオルで拭いていた昌は、動作を止めて、反射的に壁の時計を見た。夜の十一時だった。
ドアスコープの向こう側に、白いフェイクファーを纏った見 ....
おはなし?
おはなしをしろってか?
テレビはいいのか、テレビは。
んー、おはなしか
そうか。
おはなししろなんてこども、さいきんみたことねえからな。
いやむかし、おはなしってのを
きいた ....
「疲れる薬だと言うと変に思うかもしれませんが、これは正真正銘の医薬品です」
あのとき、高木はそう言った。
「疲労薬」と印刷された赤唐紙が、半透明の茶色い瓶に貼り付けられている。私は彼の説明を聞き ....
ニューヨーク近代美術館の地下ギャラリーに、「ウォーホルの雪だるま」はあった。
その雪だるまが彼の手によって作成されたのは、1965年のことだ。
僕がそれを見たのは大学を卒業した年の春の ....
“Critic(批評)”という言葉――語源を辿るということは「論述の一手法、一形式にすぎない」というジャン・ポーランによる指摘を省みつつも――“Critic”あるいは“批評”という語源。
( ....
その日の記録。
宮城県沿岸部某市内,内陸部にある職場にいた。
ちょうど子供らは午前中で解散。仕事区切りをねぎらう昼食会の担当になっていたので,予約してあった菓子と飲み物を店に受け取りに行っ ....
{引用=
個人的な話だが。
あまりにも呆然としてしまったのと、書くことが弔いになるかと思って。
※
Iさんが亡くなってしまった。
昨日、数人で一緒にバーで飲んでいて、気分が悪くなった ....
月間公募ガイド、という雑誌をご存知でしょうか。電子メディアとしてもあるようですがまずは紙媒体、自治体や企業がやってる各種標語や川柳・俳句から小説・小論文までの色々文学賞やキャラクターデザインや曲や写 ....
紙面に筆を入れることで、そこは詩の場所になる。
その場所から立ち現れる言葉を、詩人は「詩」として掴もうとする。
書かれた言葉から「街」という「詩」の、(こういって良ければ)「意味」までに登らな ....
{画像=100418011811.jpg}
「ちょっと済みません!」
不意に、後ろから声を掛けられた。
振り返ると、ベビーカーと一緒に三十歳前後の女性が立っていた。隣にも、ほぼ同年代の女性が ....
ぼくは十代の頃に少し詩を書いていたのですが、それは数年で終わり、その後は十数年間詩作から遠ざかっていました。ふたたび詩を書くようになったきっかけは、十年ほど前、はじめてパソコンを購入し、パソコン通信の ....
*
10個目のピアスは、9個目のすぐ下に空けた。恋人となるのが4度目となったTに空けて欲しくて用意したピアッサーを用いて、結局は自分で。相手が望まなければ意味が無い、単なる押し付けがましい願 ....
2005年にウエノポエトリカンジャム3という
野外で8時間ぶっ続けで約80組が出演し
詩の朗読をするというイベントの
実行委員会の代表をやらせていただいた。
3というのだからそれ以前に2001 ....
仙台は変わった、と人は言うけれど、私はそうは思わない。たしかに、形而下の変化はあるにしても、変わったとすれば、それは人が変わったのだ。街を歩けば、古い地元の店は、休日だというのにシャッターが下 ....
十二月の近いような夕暮れも移ろおうとして、ボジョレ・ヌーヴォーが解禁と言って景気よく人々に振舞われる様な頃、“ツキ”という名の男は綻びもせず転びもせずロビオーラの癖のつよい薫りを愛おしそうに嗅ぐのでし ....
弟は人に触られるのが怖かった。触られると電気のようなものが走るし、よくないものがうつる気がしていた。ただ、兄だけは平気だった。
弟が足をくじいて一人では不自由した時、兄は黙って弟の支えとなってやった ....
なぜ詩を書くんですか、と言われると大変惨めな気分になっていやなのは、つまり詩を書くということに関してたいした理想も意義も見出せていないからなのだと思う。
仕事をはじめて、そろそろ幾許かの稼ぎも出 ....
書いてしまって、また後悔するかもしれないんだけど。
まずはお礼から。
詩学社の破産、廃業の折は、「詩学社を救え!(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=136 ....
という問いには自分なりに一つの結論を持っている。
「現代詩は難しい?」
と聞かれたら、いつもこう答えるようにしている。
「難しいものもあるよ」と。
以前こんなことを書いた。 ....
2008年7月5日、小説家の古井由吉さん主催の朗読会に行ってきた。実を言う
とゲストの平出隆さんを一目見るために。3串の現代詩コミュで情報を偶然見
かけて、それで出掛ける一大決心をしたのだった。 ....
十年前、通っていた英会話学校のパーティで彼は気さくに声をかけてきた。とあるミャンマー人との出会いであった。三十代半ば、日本人よりもやや健康的に焼けた肌をし、そのぶん白い歯が印象に残るその紳士は、人懐っ ....
mizu Kさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(53)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
二人の遡行者—細川航「ビバーク」
-
春日線香
散文(批評 ...
2
14-5-8
絶語の果て
-
渡邉建志
散文(批評 ...
3
14-2-1
ない日記の感想
-
渡邉建志
散文(批評 ...
2*
13-12-1
(転載)第一回朗読会;「アスパラガス、詩集。」
-
キキ
散文(批評 ...
4
13-11-7
不如意な恐ろしさ(アスパラガスさん讃2)
-
渡邉建志
散文(批評 ...
4
13-10-7
静かに、なるべく静かに(アスパラガスさん讃1)
-
渡邉建志
散文(批評 ...
8*
12-12-16
久しぶりに短い文章。
-
小池房枝
散文(批評 ...
8
12-8-29
告白
-
まきしむ
散文(批評 ...
3
12-7-9
鎌倉のこと
-
渡邉建志
散文(批評 ...
4*
12-2-19
美香
-
「Y」
散文(批評 ...
4*
12-2-19
忘却のうらしまたろう
-
オイタル
散文(批評 ...
2*
11-11-5
疲労薬
-
「Y」
散文(批評 ...
4*
11-10-31
ウォーホルの雪だるま
-
「Y」
散文(批評 ...
2*
11-5-23
ヌーヴェル・ヴァーグという美学_;_批評“そのもの”として
-
葉月二兎
散文(批評 ...
2
11-5-14
五十日目の日記
-
縞田みや ...
散文(批評 ...
29*
11-4-29
寝言は役に立たなかった。
-
真島正人
散文(批評 ...
5*
11-1-12
とっとと落選したい公募応募らいふ。
-
小池房枝
散文(批評 ...
9
10-12-19
Let_the_people_play——The_Game. ...
-
葉月二兎
散文(批評 ...
5*
10-6-24
写真のこと
-
「Y」
散文(批評 ...
3
10-4-18
<これは、死のようなモノ>_〜_川村透さんを悼む
-
藤原 実
散文(批評 ...
17
09-12-14
身体の海【6/6】10番目のピアス
-
A道化
散文(批評 ...
1
09-8-9
ウエノポエトリカンジャムと詩について_1
-
馬野ミキ
散文(批評 ...
13+*
09-6-3
雪のひとひら
-
小川 葉
散文(批評 ...
7*
09-1-19
リヨンの月
-
aidanico
散文(批評 ...
3*
08-11-21
生まれ変わり
-
ふるる
散文(批評 ...
3
08-11-20
空の時間、断筆まがいと全容
-
れつら
散文(批評 ...
5*
08-10-29
詩学社、そして寺西さん
-
角田寿星
散文(批評 ...
54+*
08-10-10
現代詩は難しい?
-
いとう
散文(批評 ...
23+*
08-9-16
ポエム的初恋のひと、平出さんの朗読会に
-
大村 浩 ...
散文(批評 ...
6*
08-7-6
コイン/ゾウさんのこと
-
石畑由紀 ...
散文(批評 ...
8*
08-6-29
1
2