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傷ついた
というより
どうしようもなかった
話がある

洗濯物をたたんでいく
パンツ
シャツ
ヨーロッパ


僕の無器用さは消えない
どうしても嫌なことは嫌といってしまう
言 ....
玄関に立っていたのは畳だった
今日は暑いですね
そう言うわりには
畳なので汗ひとつかいてなかった

畳は座敷に上がりこむと座し
良い畳ですね、と手で撫でている
それからいくつかの世間話を ....
パハリ葉の法則
あとは野となれ山となれ
ぴちゃん
深爪したいんだしたいんだしたいんだ
引っ掻かないためにさ
俺もみんなもあの娘もさ

ビンの上、ビニルくしゃくしゃにさ
昨 ....
髪をそこらに捨て置いて
女を呼び寄せ
付文をする

呪ってくりゃれ
声の変わりに鏡の中の
そこの女を
さぁさぁさぁさぁ

腹に居るのは誰の子でもありゃあしないよ
ただ夜半に泣くばか ....
エスカレートするセックス。馬鹿に盛り上がるサルのモン吉。

あんたは何故今日も一人。誰にも安らぎとか与えようともせずに(でも二面性持ってるからちょい不気味。)。町田康の「つるつるの壷」で元気出て。 ....
栃の木狂う様を見て色めく花のかしら
書く各の板踏みならし心に塞き止める
此花のいろどりを曇らせることのない
ように手直し、夜中、
友の寝息と話し声駆け巡るなか
える字の板にカタカタ ....
11月22日午前3時08分
お母さん あなたが逝った夜
空にはぽっかり月でした

今 あなたの死に顔に口づけします
冷たい頬よ
べにをさせ
あなたの面(おもて)に
私たちの涙が落ちそう ....
連携 する嘘 本当 
ただ徒然に打ち続けて行けば心象も残らずに無意味無機質あと何か
青空の下、歩いている数十分後の自分は国道か道道の淵を、踵から入り爪先アスファルトに染み込ませるかのように付け ....
掬った泡
消えるのにかからぬか指又から漏れ
床、廊下、通路、道路、坂道、下水溝、
川、草むら、グラウンド、他人の手、

足、を使っても膨らむことはない
ばかりか何処へ行くのかも  ....
空ばかり見ていたからあなたは空になった
わたしからはもう届きようがないからわたしは空ばかり見てる
空に伸びる道が世界にひとつだけあるとしたらその道のその名前は「少女」
空ばかり見ているけれど少女 ....
河の上の花びらが知らない街に引っ掛かっている
海を見ずにその美しい清純さは汚れてゆくんだろう
死んだ女が通りを歩いている
雑踏はいつもと同じ取り立て騒ぐ事はない
恋人達が誇らしげな顔で ....
なんで ひとりでこなかったんですか

と 会社の玄関からでてきた 年上の男性に
詰め寄ったのは 十八の頃

告白しようと やっとかけた電話で
呼び出して 出かけた友達が
相手は 友人と一 ....
まだわたしが良からぬことを考えているうちに退却する軍隊の足並みが乱れている
大きな一枚の鉄板から切り出した風見鶏がくるくる回っていると方角を見失う集団
集団が催眠するテントの中でファスナーは完全に ....
おとのとどかぬさめたよる

はるかかなたにみかづきありて

こくうにうかぶわたしはなにか

きしみにくすんだあたりはやみよ

そらからにじむひかりはあわく

なみだのようにあめがふ ....
孤独は受け皿ですから
こぼれた何かを受け止めるのにひっしです
こんな自分でも
在る
ということに満たされている
ひとりぼっちの
ぼっちという響きが好きなように
社会の残酷さを嘆くとき
 ....
人さらいは人をさらったことがない
これからもさらう予定がない
けれど人さらいは人さらい
それは何の比喩でもなく
人さらいが人さらいであるということだ
何故人さらいは人さらいなのか
生まれた ....
ここに花が咲いているとして

その花を咲かせたのは
あなたでした

思い浮かべることで
薄れてしまう色があることを知っている
あなたは現実に咲かせようと
いくつかのきれいな ....
お前らはまず働け   
働いて金を稼げ
その金でうまいもんを食え
腹がいっぱいになったら女を抱け
SEXに飽きたら早よ寝てしまえ
起きたらまず自分の存在を疑え
疑いが晴れたらそう言い張れ
 ....
降り果てた昨日
いつくしみの跡
アスファルトにておもう
てんてんと
てんてんと

そういえば雲がでていたのです私
秋の空から冬の空にかわるちょうど真ん中の日
雲がでていたのです私
す ....
のどが「ミスター」といった日から
ぼくが階段を見ることはなくなった

スコップは土が好きだろうか
ぼくは塔よりもネジにのぼりたい

きれいなしたい
夕陽はもう少しできれいなしたい

 ....
揺れている――
火が、無人の家に続く砂利道のそこここで、
揺れている、原野の風の行き来にあわせて
揺れている、枯れかけた草の群れが、
火が跳びはねて渦巻く、
日没前の世界に


揺れて ....
入廷
そして入廷
裁判官は右側のすべり台から降りてくる
大勢の人に傍聴券はなく
代用される馬券
代用される切符
代用される答案用紙
狭苦しい通路と
ひとつしかない出入り口を押し広げ
 ....
わたしが電柱に並んで立っているとき
それは危険を知らせる合図である。
速やかに立ち去り
和室の掛け軸をめくり
経路を確保しなくてはならない。

わたしは電線を引きちぎって
えび結びにする ....
おぼうさんは
朝早く起きる
おぼうさんは
長い丸太の枕で
横一列になって寝る
おぼうさんは
剃髪した後
剃刀を
水で洗わない
おぼうさんは
沐浴をしても
身体を拭いたりしない
 ....
どさくさにまぎれて昏睡
痛く滑稽
ハニエリシダを少々
いただきまして
ねむりますの?
ねむりますの?

隣人の性交雨読
ねむれない夜が続く
朝食の重複禁止
フライパンの上の
ピラ ....
 写真を撮ってくださいとお頼みしたかもしれません。いつのことかは忘れたけれど。忘れないうちに忘れてないことを語っておきます。戦争があったのは三年前で、街はぼろぼろになりました。その頃に犬を買って、お金 ....

はがき一葉
舞いこみ、大要、

「言語障害が発症しているようです。発作もなく、突然電話中に失言症になり、思う通り表現できなくなりました。脳血管障害なら軽い症状で、希望が持てますが、アル ....
たろうが好き
たろうが好き
好き
好き
一番好き
何よりも好き
好き

たろうの癖も
たろうの嘘も
すべてを知って
いるつもり
つもり

つもり
つもり
 ....
田代深子さんの自由詩おすすめリスト(58)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暮れ方- 石川和広自由詩14*05-12-10
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人さらい- たもつ自由詩1805-3-30
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火の断章- 安部行人自由詩1304-12-14
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梅雨空に- 狸亭自由詩16*04-5-30
ふゆの女- 容子自由詩14*04-3-18

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