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 誰かのことが思い出せない
 交通事故のショックであなたは自分を守る為にある記憶を抑圧されているのです と入院先の医者から言われた
 僕は何の記憶が抑圧されているのか色んな人々に聞き回った しかし ....
人生は刹那の繋ぎ合わせ
時間はただ
平等に人々に与えられ
平等に消えてゆく

刹那の時間に変わる世界を
瞬きすらも惜しみながら
隣り合わせた花の開花を
運命と名付けて
見逃さないでい ....
 世界中を見渡せるような高い木がある
 生き物達はそれを世界樹と呼ぶ
 世界樹の周りには世界樹を神として信仰する生き物達が集まって放射状に大都市が造られており 一大国家が築かれている
 空には飛 ....
もしも オレが困ったときは    遠慮なく 頼りに行く

だから つねに 心とサイフに  よゆうを持っておけ


信じる 未来のために 立ち向かうのがオトコ

落ち込んで 逃 ....
渓流の音を引きながら
潅木の尾根へ向かう

苔むした倒木
ぬめり しめり
厳しく鳴く 色とりどりの小鳥

影 押し寄せる
山の霊気

汗 額を伝い
心拍はあがる

狂気のよう ....
(日本は夜でも宇宙から見るとはっきりその形がわかる)
なんて思いながら
トイレに行く
その廊下で
隣から
義理の叔父と叔母の
喧嘩の音がする
わたしは舅のことを想う

嫁いで二年目
 ....
 夜空から眠りながら流れ込んできた闇が目を覚まして何処かへ消え去ろうとする頃 夜明けがやって来る
 生き物達は眠りから目を覚まし体を伸ばして1日の到来を冷たくなった皮膚や外殻に感じる
 僕は今夜も ....
海が黒いね
ひび割れているの

それはあの大きなタイヤだけだよ

もうずっと
さっきあなたが
持ち上げて
少しだけ転がすまで
倒れたままだったね

ひび割れるまで

ほら海の ....
 .... 年を重ねる度
少し背伸びをした
大人になったね
そんなふうに思われたかった
 
3年前にとまった身長と
手のひらサイズの心
変わらない自分に苛立ちと不安
 
変化という義務感に圧迫さ ....
“三歩下がって付いてゆきます”

いつだって女は
そう思っているの

紅差し指に光る
永遠の絆

永遠なんて
そんな簡単に掴めるものじゃない
わかっている
わかっているから

 ....
泣くのはやめてよ
飽きてくるから

笑うのはやめてよ
殺したくなるから

殴るのはやめてよ
愛おしくなるから

痛がるのはやめてよ
羨ましくなるから

甘えるのはやめてよ
哀 ....
            2007/06/05

かりんとうを
長万部で買う
駅の待合室には
仕事にあぶれた人たちが
冷えた弁当をストーブに載せて
暖めている
ヤカンから湯気が出てい ....
 作曲家は空腹を誤魔化す為に暇さえあればずっと眠っていた
 それ以外は作曲に専念していた
 でも曲が売れなかった 彼の曲はこの時代に受け入れられなかったのである
 眠っている間 彼は実に様々なこ ....
臆病な渓流の魚
生息の影 秘密めき

見上げる
木々の陰影
木漏れ日のわずかな流れ

遡行する 記憶の面影

二千五百年前 仏陀と
七百五十年前 日蓮と

この滝の巻き道をあが ....
シーツの香を

ひかりみたいにして

あたし朝のヨガをするの

緑の手入れや

部屋の空気を整えて

遅いランチをそれからとるわ


六月の太い風

影を濃くする

 ....
未来に
あくびをさせるな
過去なんかに
囚われるな

高ぶる感情のまま音を紡ぎ上げ
楽器を演奏するジャズメンのように

その瞬間に熱狂しろ

目一杯着飾って
トランペットを持ち
 ....
プロポーズの日
私たちは海老フライバーガーを注文した
三分ほどお時間がかかりますが
そうお店の人が言って
後ろの方では段ボールの中から
冷凍の海老フライパティが取り出されていた
トレイの上 ....
最終日を待たずして
昨日のうちに
決めてしまった君
              さみしいよ
              かなしいよ
              やめないで
僕の前では
泣 ....
 君が死んでから幾つもの日々が流れただろうか
 残されているのはこの風景だけ
 今も変わらず風に吹かれて立ち聳えている
 僕は風景の守り人として一生を捧げようと思う
 だからこの場所から離れず ....
赤坂
佇む
電波塔
赤い
夜にライトアップで
ドレスメイク
浜離宮
綺麗
綺麗
見とれて惚ける
赤い巨塔
登って
見たんだ
夕焼け
港区を紅く覆う夕焼け
喰われていた
 ....
時に
彼の発想は、奇抜過ぎてうとましがられていた。
社会に牙を剥くことと
人には優しくあることを
大切な信条にしている節もあったけれども

彼の語る話には、真実を見抜きたいという
憧れが ....
夢よりも 何よりも お年頃    素敵なこと      
空よりも 海よりも パジャマ色  眩しい人

新しい光が 心に突き刺さる
そんな気持ちが好きだよ

ひさしぶりの電話の 声に気づか ....
絶滅にひんする

動物として生まれてくるとは

いったいどういう因果なのだろう

またそれを

思考する資格が僕にあるのか


深夜、酒場で

ナイトサファリ

湿気と音 ....
いのちでも

たましいにでもない

精神に吹いてくる風

それはどこか苛々としたもので

三郎に

虚無というものを教えることをやめなかった
終わらないことなど
一つとして無い



そんなこと
言われなくても
『知っていた』



そう、『知っていた』だけ




知識だけで
本当は
『解って』いなかっ ....
朝ご飯をつくる母のまわりは
今日もお腹を空かせた子供たちで大にぎやか
朝ご飯だけが仕事じゃない母はついに
もう!なんでみんなここにいるの!
家族だからさ!
新聞を読んだままの眉間の父の声に
 ....
扉から 漏れる 白熱電灯
白檀の香 しめやかに 香り

私は この仏間に
この世のありとあらゆる
悲惨を出現させる

戦争 飢餓 病気 
怒り 憎しみ 嫉妬

唱題しながら
どす ....
ほんとうのことをあなたに
たくさん
贈りたいのだけど

なぜだか

きっとあなたは私のこと
誤解している
きっと

私のほんとうは
もっと
臆病で調子よくて
よわよわで意地っ ....
 今の時間から親友が集まる木の上の秘密基地へ行く
 夜も更けて満天の星空が顔を出している 月の時計が僕をウキウキさせる
 濃密な暗闇は景色に馴染んでいて リュックを担いで夜道を全速力で走る
 僕 ....
蔦谷たつやさんの自由詩おすすめリスト(438)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
抑圧された記憶- はじめ自由詩3*07-6-9
刹那- 小原あき自由詩26*07-6-8
TREE_CLIMBER- はじめ自由詩2*07-6-8
弟よ- 北大路京 ...自由詩12+*07-6-7
山の胎- アハウ自由詩707-6-7
夫婦- 小原あき自由詩23*07-6-7
夜明け前- はじめ自由詩7*07-6-7
- 水町綜助自由詩14*07-6-6
己の過ちを、隠された意図として尊重せよ- 村木正成自由詩4+*07-6-6
18歳- 倉持 雛自由詩1507-6-5
紅差し指- 小原あき自由詩18*07-6-5
ただただ、ふたりで一緒にいようよ- うおくき ...自由詩2*07-6-5
東京パック- あおば自由詩28*07-6-5
夢を信じ続けたら- はじめ自由詩4*07-6-5
蓮池- アハウ自由詩1007-6-4
遅いランチ- 吉岡ペペ ...自由詩307-6-4
Dig- Porter自由詩26*07-6-3
海老フライバーガー- 小川 葉自由詩17*07-6-3
引退- 秋桜自由詩2*07-6-3
残された風景- はじめ自由詩5*07-6-3
都会詩- 秋也自由詩5*07-6-3
二〇〇三年一二月十五日③- 板谷みき ...自由詩2*07-6-3
パジャマ色- 北大路京 ...自由詩19*07-6-2
ナイトサファリ- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-2
精神に吹いてくる風- 吉岡ペペ ...自由詩207-6-2
必然- 秋桜自由詩6*07-6-2
家族- 小川 葉自由詩507-6-2
仏間- アハウ自由詩607-6-2
ほんとうのこと- umineko自由詩8*07-6-2
秘密基地- はじめ自由詩6*07-6-2

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