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 全身を駆け巡るこの得体の知れない衝動は何だ?
 体が熱い
 道路がビル群が無数の車の黄のヘッドライトと赤のバックライトの光の大河が視界に飛び込み映像が停止し幾つものトライアングルになって飛び散っ ....
シャボンのロケット ピンク色ミサイル
 ミント味のキャンディー 華やかなシーズン

気分はソニック あざやかなビーチパラソル
気分はソニック さわやかにKiss Me  Do You Thin ....
 今日は君が診察に来る日だ
 医者である僕が患者なんかに恋していていいのだろうか?
 神様は恋愛は自由だ と教えてくれたので いいとしよう
 君と僕とは年齢が50も離れている
 君から見れば僕 ....
晴れきっている

閃光が停止してる

この路上から垂直に

そのぶちまけられている幾多の天井の上に

切り欠けている

せいかつ

の片側たち

半身の動物園

豆の木 ....
晴れた空はすがすがしいね

透きとおるアオは

憂鬱な気持ちも吸い込んでくれるから



でも雨降りも嫌いじゃないの

シトシト雨は

時間をゆっくりと進めてくれるから
 ....
夏の歌を口ずさむには
まだ早すぎるでしょうか

あなたと付き合いはじめてから
あっというまに三ヶ月が過ぎて
春が来て
あなたと二人で見る桜は新鮮
なのに
もう散りはじめている

だ ....
?.

木曜日に最後の晩餐をして

金曜日に くちづけられて
磔にされて 血を流して 死んで

三日後に もう一度生まれる

手のひらには穴が開いたままで ....
 遠くから早朝の街のざわめきが聞こえてくる 僕は早朝の東京が好きだ
 光化学スモッグと酸性雨の詰まった雲とその他諸々の物質 化学物質の無限構造になっている東京の覆われた空 特に排気ガスで空気が汚れて ....
なおちんは特別

愛媛弁をしゃべる元高校球児で
いつもにこにこして豪快に笑ってる

馬鹿みたいなトコもあるけど
好きなことには一生懸命で熱い

時々輪を離れてひとりでタバコを吸って ....
春の夜の公園は寒かった
暖かい陽射しに守られていた時は
ベンチに老人が座り
子どもたちが走り回って
木々も上へ上へと伸びていた
そこには春の温もりが広がっていた
日が暮れるとともに
公園 ....
愛を一滴馴染ませて
晴れ桜 袂に滲む掬い人
花屑浮かび詠み返す歌
流れゆく詩達 恋の行方の様に

“さよなら”を知らない
湖に沈む月に咲く子供達
綺麗な形を愛と呼ぶ
水底に流るる ....
カーテンはオレンジ 空はコバルト 嘘はムラサキ

愛は何色? 恋は何色? 君は何色?


  木漏れ日の中を 電車が走っていく
  季節のトンネルを抜けて 現実が覚めていく

  脳裏 ....
しなやかに雨

しなやかに現実


必要に駆られて夢を見てるのは数時間のみ

終わってしまえば、夢も食べ物に取って変わる



声が枯れる

煙草が不味い

 ....
彼の乗った船が エーゲ海で消えた

滅多にあることでも ない



彼の乗った船が エーゲ海で消えた






遠州浜の海岸線は 遠い砂浜
波に運ばれる 白い砂と 生き物 ....
嗚呼、空だ
空だけが、ある
この視界を埋めるのは
ただ唯一の空だ

嗚呼、なんて重い
この一つの体で支えるには
なんて重い
体中が大地に縛り付けられて
気づかぬうちに ....
仕事 ほっぽり出して
詩なんて書いてる
なんか悩んでる
25歳 初恋でございます



ほしいものは なんでもあげる
いらないものは全部捨てていい 無理しなくて良い


微々たる ....
いま
{ルビ仄=ほの}明かりの部屋がとても寒くて
ぼくは
コカ・コーラの気が抜けてゆく潮騒の中で
花が開いていくのをじっと見ている
足が冷たく
息の僅かな白さの中に
ちいさな子供だった頃 ....
 幻聴 それは孤独な僕には良き話し相手さ
 灰色の荒野には凍り付いた骸が地平線の向こうまで続いている
 僕はその真ん中に胡座をかき 両手を合わせて宇宙から風に乗ってやって来る煩悩を心に取り入れてい ....
 まだ興きたばっかりの国同士が争っていた頃
 僕はある国の一下級兵士の息子としてこの世界に生を受けた
 子供の頃から疎開が絶えず 友達も将来は兵士になって国の為に尽くすと教育されていた
 僕は戦 ....
眺めるのは

不安、この先の先の方の、
それ、キリンの首の長さで、それ、
真っ直ぐの横顔で、
それ、お前も好きだろ、それ、
オレ、男だけど身ごもっちまった
それ、渦巻きの中の
 ....
あるいて あるいて あるきつかれたら わたしの もとに きなさい 。わたしがながぐつを 貸して あげよう  あてない希望を何処に探す?

ずれて 滑る貴女の心根

気付けば誰もが超回転
笑えない

後回しにされそうな貴女は
後が無く 崖淵に危ない

気がふれる程の優しさを
いつでも欲し ....
選ぶハアトは 今日はどれがイイ?

いつもの笑顔を出せる ほうがイイ

幸せなら あの顔で
笑えるなら このままで

今日は雨でも 明日に晴れればイイ

確かな答えを見つけて早くs. ....
空は呟いた
「恋がしたい」

海は泣いていた
「辛いんだ」

私は泣けなかった
(笑顔を見せ続けている)

空と海は交わる
愛し合う
私たちなんか気にしないで
(見せびらかすよ ....
朝一の電車に揺られて

見たことも無い別世界に到着

働き蟻の行列に紛れて

流されながらも蟻塚に向かう

蟻塚の中で手続きをして部屋へ案内されて

白い紙に黒のみの塗り絵

 ....
ピカソの良さが分からない
そう公で宣言してみれば
私は世界中の評論家から
反感を買う事になるだろう

展覧会に並べられた
一流の絵画や彫刻
それらが町外れのギャラリーにあれば ....
猫来るな
猫来るな
猫こっち来るな

ああ嫌だ
こいつはこうやって
私の側にさえ来れば
その美しい漆黒の毛並みを
私が撫でないわけにはいかない事を
知っているんだ


どんなに ....
一。



この春から、
駅の売店で働いている。
駅は人通りが多く、
適度に乱雑で、
我々が潜入するには最適の場所だと、
新人研修で総統が言っていた。 ....
春の雨になりたい

あたし 春の雨になりたい



あなたはすぐに 春の砂にまとわれて
その嵐の中に {ルビ荒=すさ}ぼうと揺する

小さなオルゴールの中に
こころ を 忘れてきた ....
ネムネムと起きだすあったたかい午後
青い空

さくらの国に生まれた
幸運だと思う脳の奥底
ヒラヒラと空気も桜色
敷き詰めて道路も桜色



テクテクと歩くあったたかい午 ....
蔦谷たつやさんの自由詩おすすめリスト(439)
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