{引用=
ねぇ

あぁ

なんでもない

ホント なんでもないんだ

やましいことは なにもない

そういうことじゃないんだ

でも 聴かないほうが良いよ

聴かないほう ....
黒い道路を
雨が流れて
激しい雨が
夜を始めて
光が映って
楕円に歪で


激しい
雨が
降って


鍵盤を

両手で

駄目な

両手で

ちぎれ

 ....
もう一度だけ

僕は神に願う 
戦う機会をくださいと
神に願う

僕の意識は此処にはなく
漂うように生きてきた

この手に何一つとして
掴めないままに

怒られても殴られても
 ....
心に三つの部屋があるとする
そこには「快楽」「悲愴」「現在」が個々に存在している
それは対極的で遠く 人によっては近い存在
本来人は、「快楽」「悲愴」に記憶を分別できる
分別するための部屋 そ ....
{引用=「序」


万華鏡に
甘い想い出だけを そっと詰めて

くるくるまわして のぞきこむ

金平糖のじゃれあうような
さらさらした音がはじけて

あまりの甘さに 歯を痛めて  ....
酒好き

ヘビースモーカー

パチンコ好き

ジジ馬鹿

親バカ

ハゲ

デブ



だけど、好き
だから、好き



優しくて
厳しくて

過保護で ....
たらいまわしにされているたらいが
私の家に届いた
底のひび割れから水漏れするので
仕事にありつけないのだと言う
私は気の毒に思いひび割れを修理してやった

翌日たらいの奥さんと息子も届いた ....
空気で身体を洗って
空を仰いで
膨大な宇宙に
飛んでいく




あのころの
空は
青く澄んでいて

忘れられない横顔
長い睫毛が
煌めいていた

そのすべてが愛しくて ....
 世界は止まっているんじゃないかと思う ラジオをつけてみる よかった 世界は動いている
 灯りは消灯だけだ ブルーメタルのMDコンポに浮かんでいるデジタル文字が網膜に焼き付く
 世界はラジオを通し ....
運動機能を重視した
子供向けの運動靴
底が磨り減り
外に向かって
傾くようになった

履きつぶして
ようやく味が出た
革のローファー
途を小走りで進む
帰途につく会社員の
足元と ....
あなたのすべての瞬間が

たのしいものであったらと

祈ってみてもいいですか


きのう

またとおくへ

ふたりで

べつべつに漕ぎだした


あなたのすべての瞬間が ....
ふと見上げると、赤い空
異常に赤いその月は、何かに反応している

こんな日に限って満月だ
三日月だったら気付かないのに

そんな時彼女からの電話がなる
この電話だったのかと身を震わせ、取 ....
眠らない夜の
ざわめく都会の駅に
ひとり立ちつくし
冷蔵庫の音しかしない
居間で酒を飲む

冷蔵庫から
食べ残しのつまみを出し
ホテル街へ歩いてゆく

賞味期限切れのつまみは
結 ....
あの時と変わらない
今日の空に
ラムネ瓶をかざしてみたら
緑色にぼやけた小さな粒を見つけた
 
 

 
 
暑くて眠れない夜に
夜中電話をした窓越しで
僕ら同じ星を見てるんだ ....
曇った空に手をかざす

指の上をアブラムシが伝い歩いてる

ちいさな六本の足を動かし

三十何度かのからだ指の上歩く

人差し指の先のほう

小指の付け根

指と指の隙間

 ....
夕間暮れて 路地 細い道

地階への階段の踊り場にある
表現主義のポスターの裏に
アンダーグラウンドへの入り口はある

古びたポスターのすき間から
白くて軟らかな光は
水がはうように流 ....
   吐き出したのは
 
 
   溜め息と
 
   嫌悪感
 
 
 
   抑えきれない息苦しさに
   もがき苦しみながら
   空を見上げてみれば




  ....
地球が背伸びをした
夢の中から目覚めて

(いつになったら
孤独は消えるのだろう)

そんなことを考えていた

夢で見た
木星との
失恋を思い出していた

悲しかった
こんな ....
上司に誘われて
いじめを食べに行った
やっぱりいじめはうまいな
と言う上司に
ただそうですねと頷いた
これだからいじめはやめられない
とも言った

しばらくして店が潰れ
それ以来上司 ....
緑の山に響くのは
わたしの声か 呼子鳥
夏の滴りに濡れそぼち
わたしはわたしを呼んでいる


遠い風に乗り響くのは
わたしの夢か 呼子鳥
それともあのひとのささやきが
わたしの耳もと ....
望んだはずの世界がここにある
それはとてもシンプルな世界
究極に穏やかで とても静か
自己犠牲でこの世界を変えたかった
普通じゃなくて非凡な方法で
自分を消した

望んだはず世界なのにと ....
「観月橋」

せせらぎの音は
いつのまにか、ざあざあと鳴り
錆び付いた欄干が
しとどに濡れる紫陽花の、夜

ここには愛づる月もなく
ただ名ばかりの橋が
通わぬこころの代わりに、と ....
(読み終えたあとに、眼を瞑り最初からもう一度
思い起こす風景を、思い出す風景と比較してみましょう)



蛙  蛙  蛙  

響きわたる蛙の泣き声

(ゲロゲロ。グワグワグワグワグ ....
(題を決めるのはあなた自身)

空に舞う幾千の星
掬った雨蛙は星を見ている

まるでそこに行きたがっているような、
つぶらな眼をして

でも蛙たちは気がついていない

蛙こそが星な ....
               2007/06/12


クロッカス畑に
クロッキーを植えて
クロッキー、クロッキーと囃し立て
引き籠もったクロッカスのお人形の綽名は
誰が付けたのか付けら ....
巨大な波が船を覆い被さって船員達は一気に目が覚めた
 ギラギラと照りつける太陽が眩しい
 船底が水浸しだ
 片足の無い船長に怒鳴りつけられ 船員達は踊る強靱な肉体を動かして水捌けをする
  ....
嬉しそーな顔しちゃってさあ
しょうゆチキンとかさあ
どーでもいいからさあ

僕がそんなことで
喜ぶわけないのもわからんのですか

なに、いまさら
いい父親ぶってるのですか

なに、 ....
ペンチで噛んで ニッパーで切って もう有り触れたもんじゃ感じない
ベンチで病んで アッパーで飛んで 減るだけの生命引きずるだけ

洋燈で照らす 暗いサラダ 調教えられてないことを探す
汚れきっ ....
駅をでると

ファミマ、焼きとり屋、

造りかけの学校

郊外の夜道が垂れていた

オレンジの明かり

三叉路で道が狭くなると

懐かしい風がながれた


記憶の再現が ....
 君の声は今も変わらず僕の心に残っている
 か細い優しくそして甘い声だ
 僕は君の顔に出逢った瞬間に心臓が止まるぐらい惹かれたのだけれど 時間が止まったと表現すればいいのだろうか さらにその魅力を ....
蔦谷たつやさんのおすすめリスト(464)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
聴かないほうが良いと思うよ- 北大路京 ...未詩・独白10*07-11-16
- 水町綜助自由詩1807-10-27
明日- tatsuya999自由詩107-9-16
心と世界とミルクティー- tatsuya999自由詩107-9-10
ある雨の日より- もも う ...自由詩48*07-6-17
父へ- 秋桜自由詩8*07-6-17
たらい- 小川 葉自由詩9*07-6-17
初恋- 小原あき自由詩18*07-6-17
思い出す- はじめ自由詩907-6-17
玄関先のできごと- まきび自由詩207-6-17
きのうとおくに- 吉岡ペペ ...自由詩807-6-17
赤い月赤い心- クロイソ ...自由詩207-6-17
冷蔵庫- 小川 葉自由詩6*07-6-17
ラムネ瓶- 倉持 雛自由詩1507-6-17
アブラムシ- 水町綜助自由詩12*07-6-16
アンダーグラウンド- アハウ自由詩1607-6-16
吐く- 秋桜自由詩8*07-6-15
恋しくて- 小原あき自由詩16*07-6-15
いじめ- 小川 葉自由詩5*07-6-14
呼子鳥(よぶこどり)- 石瀬琳々自由詩20*07-6-14
望んだはずの世界は- tatsuya999自由詩107-6-13
京都三橋_- Rin.自由詩40+*07-6-13
蛙の歌は- 白昼夢自由詩1*07-6-13
「____」- 白昼夢自由詩3*07-6-13
クロッキー- あおば自由詩13*07-6-12
海賊- はじめ自由詩4*07-6-12
親孝行可能?- うおくき ...自由詩3*07-6-11
ペンチ- 北大路京 ...自由詩8*07-6-11
赤池にて- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-10
君の声は僕の心に永遠に- はじめ自由詩3*07-6-10

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