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あなたのすべての瞬間が

たのしいものであったらと

祈ってみてもいいですか


きのう

またとおくへ

ふたりで

べつべつに漕ぎだした


あなたのすべての瞬間が ....
駅をでると

ファミマ、焼きとり屋、

造りかけの学校

郊外の夜道が垂れていた

オレンジの明かり

三叉路で道が狭くなると

懐かしい風がながれた


記憶の再現が ....
行ったことはたぶんない

空のうえならあるかも知れない

かわいたゆたかな光

人間と同質な植物たちの陰


テキサス

テキサステキサス

英語にも

言霊なんてものが ....
シーツの香を

ひかりみたいにして

あたし朝のヨガをするの

緑の手入れや

部屋の空気を整えて

遅いランチをそれからとるわ


六月の太い風

影を濃くする

 ....
絶滅にひんする

動物として生まれてくるとは

いったいどういう因果なのだろう

またそれを

思考する資格が僕にあるのか


深夜、酒場で

ナイトサファリ

湿気と音 ....
いのちでも

たましいにでもない

精神に吹いてくる風

それはどこか苛々としたもので

三郎に

虚無というものを教えることをやめなかった
梅ちゃんに、また会いたいなあ、

そうつぶやくと

また三郎に、あの風が吹いてきた

三郎は

ふいにじぶんに吹いてくるその風を

虚無の風、と呼んでいた


風に吹かれて幾 ....
ムード音楽

意味もなく妖艶なおばちゃん

四角く座している皆さん


俺たちは欠けた
美しい輪っかだよ。

私は欠けてない
満たされた輪です。


アルデンテ

精密 ....
雨の日が

咲いている

新緑に

咲いている

ワイパーが

音たてて

曇天をめくる


青い血の空の

矢印は白く

悲しみは白く


雨の日が
 ....
しんせり

この言葉の響き

好きなんだ

真言のような

感じで

ひらがなの、その感じも


ぼくは女と別れてから

とても楽になっていた

会いたい気持ちとは
 ....
陽射しはあるけれど

涼しい風が吹いていて

セミでも鳴きだしたら

夏がこんなだったらいいよなあ


こんな季節にいいことがあれば

ダブルだね

でも

なぜだろう
 ....
群青の夜、きみは

ぼくを愛しに来る


スジニク入りのカレーライス

スジニクの天ぷら

夕飯を箱につめてやって来る


群青の夜、きみは

ぼくを愛しに来る
それは見えないものだから

すぐに置き替えられてしまう

なかなか現れないものだから

駄目だと決めつけて諦めてしまう

こころの闇、なんてものはない

そんなところにダイブする必 ....
新緑が

幽霊みたいに

ぼくを抜けてゆく

それは街道の

空を覆って地上の雲だ


こころの闇なんか

たんなる因果の法則だ

夕方の宇宙に書いてあるよ


新 ....
手をふるのは

あした死ぬたいせつなひと

今生で言わなかった言葉を

ぼくらは見る


黄色いセピアに

なにをにじませる

なにも変わらない

ぼくらの居場所

 ....
おとうさんはきっと

こうやってきょうもかいしゃで

ひとをきずつけてきたんだろうな


帰宅しておそい飯を食う

おいしいからこれあげるよ

息子がこんにゃくゼリー青りんご味を ....
風のある五月の宵は

うつくしい青たちが

宇宙のものまねを演じている

この地球は、いまうつくしい


うつくしいと観ずる現象や

みにくいと観ずる現象は

地球という環境 ....
五月のあいだは

まぶしいけど

風に吹かれて

わからなかった


この六月の

乱反射する鏡の河に

吐き出した


五月のあいだは

まぶしいけど

風に ....
どんなこと思って歩いてたのかなあ

すれ違ったひとびとと

なんかしらの交流はあったのかなあ


息子が泣きながら家に帰ってきたんだという

友達どうしの大喧嘩に怖くなったんだという ....
さよなら

引っかきキズ

小焼け夕焼け

ちっさな破裂

さよなら


くもり空まい散る

悲しみの水

黒い鳥まい過ぎる


さよなら

引っかきキズ

 ....
きょうもあしたも

風に

こころは吹かれている

風の

ようなものに吹かれている


路上の塵

こころ

こころ

こころたち

夏へと影をたくわえる

 ....
先生との別れの会には

450人ぐらいのひとが参列していた

先生の学生時代のエピソードに

あ、そんなんだったのかあ、

なんて感じで聴き入っていました

プロがアマの常任指揮者 ....
おんなじ町に

子供のころから住んでいると

きょうのように

車じゃなくて電車で帰るとき

各駅停車で帰るとき

ひとつまたひとつ

思い出に停車している

駅は姿をかえ ....
眼下にひろがる

地道な星雲のような光は

夜の化学工場だった


下請けの金策のゆきづまりを

昼すぎに聞き

最終の列車にのりこんでいた


眼下にひろがる

地道 ....
蔦谷たつやさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きのうとおくに- 吉岡ペペ ...自由詩807-6-17
赤池にて- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-10
テキサステキサス- 吉岡ペペ ...自由詩807-6-9
遅いランチ- 吉岡ペペ ...自由詩307-6-4
ナイトサファリ- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-2
精神に吹いてくる風- 吉岡ペペ ...自由詩207-6-2
虚無の風- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-28
信濃町にて- 吉岡ペペ ...自由詩207-5-26
雨の日が- 吉岡ペペ ...自由詩507-5-25
しんせり- 吉岡ペペ ...自由詩507-5-23
ダブル- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-22
近くの三日月- 吉岡ペペ ...自由詩107-5-20
こころの闇- 吉岡ペペ ...自由詩207-5-18
カルテ- 吉岡ペペ ...自由詩307-5-17
黄色いセピア- 吉岡ペペ ...自由詩207-5-15
かじかむこころ- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-14
うつくしい地球- 吉岡ペペ ...自由詩507-5-14
鏡の河- 吉岡ペペ ...自由詩307-5-13
ホームシック- 吉岡ペペ ...自由詩307-5-10
さよなら- 吉岡ペペ ...自由詩607-4-21
こころたち- 吉岡ペペ ...自由詩407-4-21
LIFE- 吉岡ペペ ...自由詩107-3-28
駅の思い出- 吉岡ペペ ...自由詩407-3-14
改訂)地道な星雲- 吉岡ペペ ...自由詩207-3-9

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