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君の声は
雑踏と春雨に 酷く良く似合う

その低く耳に優しく残る声色を 聴きながら
騒がしく行き交う人々の中で
曇天から静かに 降り注ぐ
糸のような 針のような
雨を見上げて
その至福 ....
雨が降ると誰かが
迎えに来てくれるような
気持ちになります

傘を持っていないふりをして
しばらく軒下に立ってたら
偶然あなたはあらわれました

雨、ありがとう。
君が僕に別れを告げてから
君ソックリのロボットを作ったんだ

君と違って言うことを利くし
我が儘も言わない

だけどね 君ソックリの声が痛いよ
だけどね 君ソックリの笑顔が痛いよ

 ....
昨日の月は

尖った 細い 月爪だったので

夜を枕でくるみこんで

空を引掻いてしまわないように

唄を歌って

ふかい、ふかい 息を吐いたら

枯れた冬 ....
B.B キングのジャケットに 口紅で

"God Bless You" はげしく 落書きされ

パティ・ボイド よりも タイトなスタイル

それでも おイタが 過ぎるん ....
君は
君の家に入らない

雨が降っているというのに
軒下の風を嗅いで前足を舐めている

私の上には屋根があるので
髪に降るよりも
雨は、
硬質な響きで
音の羅列を渉っていく

 ....
トントンとドアを叩く
あまがえるが立っていた
雨が降りすぎてねぇ
しばらく雨宿りさせてくれないか

あまがえるは
びしょびしょの体をタオルで拭いて
どっかとソファに座り込んだ ....
暖かな夕焼けを背負って
私は昨日を歩いている

土手の草陰に置き去りのボールと
空に絡まる電線

川の水は流れているようにも
流れていないようにも見える

背中を温める夕焼けが
実 ....
こんにちは

今日はいつもの場所を離れ
空間を漂っています

あなたは何事もはっきりさせたいタイプですか?

私はわりとグレーな部分はグレーでも
ピンクでもブルーでも
青紫でも
実 ....
まとわりついてくる光の粒を
まとわりつくまま歩き出せば
光はしびれをきらしたように
ぽつりぽつりとうたいはじめる


ああもうこんなに沈んでいたのか
足を持ち上げ
足のかたちが ....
『わたくし ザ・モナリ と申します。よろしくおねがいします。』

手と手をかさねて イスにすわる と

品定めが はじめられる 





わたしにゆめとかもくひょうはないけれど
 ....
太陽    なのか?

がのぼったまんまだ

もう ずっと

ぐっしょりと潤んで


乾かして

からからに

ぼくらを

見上げない
滅多にぼくは
ちかごろ

 ....
 6月の京都の雨の暗い午前中に縁側で印象派の絵を描いている 庭には草木が生い茂っていて屋根からぽつりぽつりと雨が垂れている 僕はそれがやけに気になる 草木の湿った匂いがする 居間には僕の描いた絵画や印 .... わが道を行く
自分の道
いったいどこにあるの?

人生のレール
決められたレール
それもどこにあるの?

あなたには見えるの?
私には見えないよ

栄光に向かって走る列車 ....
頭の中につまっているよ
つららのように出来たんだろうねこの
目にうつるものたち
首の後ろがちりちりしてるんだ
太陽にあきらかにされた
急勾配の斜面の野原を
こわれかけているしずくがたくさん ....
ホントに情けない話だけど
もう死にたくても
さびしすぎるから
ひとりぼっちでは死ねないよ
こうなったら誰かを道連れに

道いく人にいくら頼んでも
頭を下げても 脅してみせても
たい ....
彼女が
砂漠で飢えて水を求めて
手を伸ばす姿を想像する





既婚子供有の友人は言う

このまま一生恋する事も無く
朽ち果てるのか、と。

結婚相手を恋愛時代と同じ様な情 ....
犬の耳の中へと
廊下は続いている
途中、川が流れている
小さな川なので
小川なのだと思う
手前に椅子が一脚
置きっぱなしになってる
本当は小川を見て座りたいのに
ネジのようなもので固定 ....
 北アメリカの森林地帯に生息するアメリカクロクマ達は今日もそよ風に吹かれながら何かを聞いている
 みんなが春の陽気に包まれて 幸せに暮らしている
 アメリカクロクマ達は余計な分の餌を獲らない 大自 ....
 僕の仕事は重罪を犯した人間を死刑執行人として処刑することだ
 とても責任が重い仕事だ
 今日も刑務所に罪人がやって来る
 ひょろっとしていて猫背で全身が青白く目玉がぎょろっと出ている男だ
  ....
白い桜花のあいだから
かいまみた 貴女のくちびる
いつ どこで そうなったのか
わたしの記憶はさかのぼる
赤い花は嫌いです まして
白い花が降りそそぐその中で
貴女の白い指先がこぼれおちた ....
たとえば僕の場合それは
初めて
しり あった

というやつと
つめたい汗を皮膚に浮かべながら
五月
間延びした地方都市のなかで
その延びきったらへんで
道がすこしだけ
ほんの少し ....
ゴロン
ポリポリ
ベリ

ふぅー
ボリボリ
バリ

うーんうーん
ガリガリ
ザク

痒い痒い痒い

頭の先から
鼻の奥まで

痒い痒い痒い

頭の中が
脳みそが ....
 誰も寝てはならぬ さもないと死神のトゥーランドットがケタケタと白骨の顎を鳴らし笑いながら大きく鋭利な鎌を振り上げて魂を奪ってしまうぞ
 さっそく眠り込んだ者がいるな ほぅ 狐の親子か トゥーランド ....
生まれる前の記憶の糸を
今夜 静かに紡いでみれば

狂った宇宙の青い砂
  目覚める白い破壊の季節
飛び立つ呪の赤い鳩

切り裂かれてゆく
      痛みのなかで

見上げていた ....
ロンロン

ウォンオォン

私の中の動物が鳴く

必要ではないのである

何かみたいである

もう見逃せないのである

一人である

結局は待つのである

右と左が反対 ....
人を羨むよりもね
自分のいいところを見つけてみよう。

人の真似をするよりも
自分にしかない個性のほうが
ずっとずっと、何倍も素敵だよ。
{ルビ円=まる}く
操作場に日が満ちて
白く

陰影を見開きに

分けないので

水が貯まっていくように
温度は上がっていく

畳のめが潤みはじめ

いま
から
あのとき ....
目に映るものだけ追いかけて
いつの間に通り過ぎて
気付がいたら
手なんてとどかなくなってた

心とか想いとか
そんな大それたものじゃなくて
小さな気遣いとか
ささやかな優しさと ....
ブーツの中の夜がゆっくりと足音をたて、落ちた
爪先の薬指があるべき方向を差し示し、
質量を伴って引き寄せられる 闇の中へ

あるべき姿を見失った自身の影は、
どのようなラインを描くべきなのか ....
蔦谷たつやさんの自由詩おすすめリスト(439)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君の声は- ウデラコ ...自由詩3*07-4-21
- 小川 葉自由詩10*07-4-21
Only_One- 北大路京 ...自由詩25*07-4-19
月爪- リーフレ ...自由詩16*07-4-18
Non_Non_スレンダー- 北大路京 ...自由詩7*07-4-18
雨の犬- 藤丘 香 ...自由詩43*07-4-18
あまがえるの雨宿り- なかがわ ...自由詩4*07-4-18
デッサン- 松本 涼自由詩1307-4-18
中継- mac自由詩207-4-18
ノート(熱芽)- 木立 悟自由詩907-4-17
ザ・モナリ- あくびー ...自由詩107-4-17
- 水町綜助自由詩24*07-4-17
雨と目玉とブッダと空腹- はじめ自由詩5*07-4-17
マイウェイ- 優飛自由詩6*07-4-16
現象でしかないひかり- 水町綜助自由詩37*07-4-16
over_die- 黒い鴉自由詩207-4-16
オアシス- mac自由詩4*07-4-15
停留所- たもつ自由詩707-4-15
涙とクマの道- はじめ自由詩6*07-4-15
死刑執行人- はじめ自由詩12*07-4-12
夜桜の候- 石瀬琳々自由詩15*07-4-11
余剰の中で- 水町綜助自由詩18*07-4-11
アレルギー- kei99自由詩207-4-11
誰も寝てはならぬ- はじめ自由詩8*07-4-11
きらめき- 黒猫館館 ...自由詩507-4-10
きつねの嫁入り- 猫のひた ...自由詩107-4-9
嫉妬- 愛心自由詩5*07-4-9
春眠- 水町綜助自由詩15*07-4-9
いつかの私へ- 優飛自由詩4*07-4-9
ブーツの中の夜- 結城 森 ...自由詩8*07-4-9

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