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今、踏んだ、枯れ枝
その中に眠っていた想い
遠ざかってゆく
永遠に

今、放った、貝殻
僕の手のひらの温度を引いて
遠ざかってゆく
永遠に

雲は遠くの水平線に砕け
 ....
言葉に溶かした微かな薬
甘く香ってすぐ消えた
だのにどうした訳だろう
僕の胸が痛むのは
前向きな気持ちで歩いてみても
前に進めるとは限らない

希望を捨てずに立ち向かってみても
気持ちが報われるとは限らない

ランキングに並べられた曲には
ポジティブなだけの薄っぺ ....
夜のように黒いギター
男の心は弦のように震えている
お前を求める狂おしさに
かき鳴らす指は赤い血でにじんだ

男の心は届いているか
男の歌はお前に響いているか

闇のように黒いギター
 ....
きんいろは
かなしいすべだと思います

闇夜のはなは
もっともあかく
ひとみを閉じこめて


 火から、
 結ばれてゆく、
 果実のことなど、
 だれもが、
 とが ....
                  ―RIOJAにて



見渡す限りの葡萄畑を歩いてゆく
そこ此処に きれいな花をつけた木が点在している
アルメンドラ!とおまえが叫んで 駆け寄って
木 ....
東京特許許可局
俺はおまえを許可しない
おまえのような早口言葉は到底容認することができない
おまえだけじゃない
赤巻紙青巻紙黄巻紙や新春シャンソンショーにも伝えておけ
ふざけるなって
おま ....
指先で辿るだけのものにも
どこかに意味はあったのだ
そう気付かせてくれる君たちの声は
どこまでも、仄かに明るい
埃を被ったままの本の
隙間を捲る指の順番から
繋がっていくものがある
体温 ....
空には7つの月と3つの夢が浮かんで
わたしの足が大地になって
斜めに生えたビルを見るたび
涙を流すの

黒い星が瞬いたら
東京タワーがずずずっと
天に向かって伸び始めて
天から足が降っ ....
規格品だ
たいせつなのは
精度を上げること
僕らは
マネキンの体温
段ボールの棺桶
まばたきを奪われ
生まれても
生まれていなくても
そのまま
立ち尽くすこと

美しいひとよ
 ....
知らない音がとびらをたたく
ベッドで薄目をあけたわたしは
なにも聞こえないふりをする

知らないひかりが窓からのぞく
つくえでまつげを伏せたわたしは
全部知ってるふりをする

夏と冬が ....
私にキミが敵うはずがない
いくら重たい鉛の鎖で縛ったって
こんなの飾りにさえならない
金属で心まで内側まで縛れるとでも、
小さな窓から差し込む陽射しさえ在れば
私はこんな屈辱など何でもない
 ....
朝起きた時から
世界が動く
時間が動く
めまぐるしい速さで
空間は移動する

それぞれの現実と現実が
混ざってゆく
それぞれの昨日と今日を
確かめあう

その輪はどんどん大きくな ....
  「冬から春へと変わっていくだろう?陽射しとか」
  わたしはうなずいて、コーヒーをひとくち飲む。
  「ふと思い出すんだ」
  またしても、わたしはうなずく。
  夫はまだ、コーヒーを飲ん ....
いい天気だからというわけでもなく
財布も携帯電話を持たずに
外に出てしまった
どこか冒険だ
いろいろな店の中に入る
ドアーが開く度に
店員が自分に気がつく度に
ていねいな挨拶をしてくる
 ....
たとえば
晴天で
海沿い
海岸線
僕はモーターサイクルで
あなたは一艘の舟
並行して走る
僕は大陸を飛び跳ねるが
海原に出られない
あなたは七つの海を越えられるが
陸では乾いてしま ....
稲妻でみんな酔って終われるって言うから此処に来た
だから早くそれを出せばいい
そう言いながら手を傷つけて血を流しながら
貝殻を握りつぶしている友達を笑って見ている
俺たちはライトアップ ....
(砂浜に適当に流れてきた流木で文字を書く)

瑠璃
君はまだピアノを弾き続けているのだろうか?
何度もやめたいと言っていたけど
その度に僕は君を半ば強引に説得して続けて
僕がいな ....
大人の

夢の

世界で

育つ 

あの

未来の

かけらを

すくいあげて

つなげる 

怖い?

怖い…



だれもがみんな

孤独で
 ....
あなたの写真を 一枚も持っていなくて

あなたに よく似た絵があったから 売ってもらいました

ありったけの貯金をおろして  買ってしまいました
今から進む時間の中

時計の針は常に右回りでまわりつずける

嘘ついて傷ついた僕の肉体は

ボロボロになって間接がギシギシと

不気味な機会音と共に鈍く動く

ヒカリの ....
        Happy St. Valentine's Day.



        がんばれ! 日本中のおんなのこ!!



        おんなのこは、
  ....
あおしんじゅの森は
樹海の森だったし

あたしはその結晶を とても美しいと思った
粒の小さい 白い涙のようなそれは
体に悪いと知っても
飲み込み続けるよりなかった


ゆるい雪のよう ....
シチューを煮込む鍋のとなりで
牛が熱心に腕立て伏せをしている
ぼくは牛に近づいて
両腕を切り落とす
そして二本とも鍋に放り込む
牛がうらめしそうな目でぼくを見る
こちらもギッと睨み返すと
 ....
りさちゃんに
2組に転校してきたけんちゃんって
かっこいいよねって言ったら
次の日の黒板に相合い傘で並んでた

この前、算数のテスト0点だった事も
オカアちゃんにバレちゃって
夕べは ....
本当に
分からないのか
分かろうとしないのか
分らないことにしているのか

俺の言ったことが
理解できていないのか
理解したけど忘れたのか
理解できてないことにしているのか

 ....
火を付けて、
風で煽って燃えだして、
手に負えなくなりましたか。
静かに見守り心を痛め涙を流しているのですか。


涙で火は消えますか。


ほら。
 ....
音楽室の
Yちゃんの真新しい椅子の後ろに
Yちゃんの埃を被った椅子
その後ろに
Yちゃんの足が折れた椅子
その後ろに
ばらばらになった
Yちゃんの椅子
その向こうは
床が崩れて
そ ....
ピンとはりつめた

透明クリアなつめたさが

ほころびはじめると

乳白色の

おぼろなまくがかかる

天たかく、

空のあおさを

つきさしていた

はだかんぼう ....
母さんの作ってくれた焼そばには
キャベツばかりがあふれていた

いう詩を描こうとして

母が
焼そばを
作ってくれたことなどないと
唐突に気付く

コウちゃんはというと
正確に ....
蔦谷たつやさんの自由詩おすすめリスト(439)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さよなら- 水在らあ ...自由詩33*07-2-28
明かりの消えた空の下で- プル式自由詩14*07-2-27
ムーンウォーク- 1486 106自由詩11*07-2-27
黒いギター- 石瀬琳々自由詩16*07-2-27
舟わかれ- 千波 一 ...自由詩29*07-2-27
アルメンドロ、アルメンドラ- 水在らあ ...自由詩26*07-2-26
東京特許許可局- 新守山ダ ...自由詩16+07-2-26
形状- 霜天自由詩607-2-26
街並み- RIKU自由詩5*07-2-25
ショーウィンドウ- たりぽん ...自由詩9*07-2-25
プリテンダーが笑う夜- 八月のさ ...自由詩407-2-25
- AKiHiCo自由詩607-2-25
昨日と今日そして明日- ぽえむ君自由詩9*07-2-24
創書日和「炎」___かげろう- 逢坂桜自由詩9*07-2-24
贅沢な冒険- ぽえむ君自由詩14*07-2-24
トマト- 水町綜助自由詩13*07-2-23
稲妻でみんな酔って終われるって言うから此処に来た- 水在らあ ...自由詩46*07-2-22
瑠璃- 海月自由詩3*07-2-21
レインボウ- 美雨自由詩707-2-19
展覧会の絵- 北大路京 ...自由詩18*07-2-19
右回りの時計の法則- こめ自由詩1107-2-17
がんばれ、無敵のおんなのこ!- 逢坂桜自由詩9*07-2-14
あおしんじゅ- もも う ...自由詩31*07-2-13
シチューを煮込む鍋のとなりで- 若原光彦自由詩20*07-2-12
*にんげんスピーカー*- かおる自由詩13*07-2-8
納得- 北大路京 ...自由詩9*07-2-2
「_放歌。_」- PULL.自由詩10*07-2-2
Yちゃんが道を渡ろうとしている- 片野晃司自由詩2707-1-27
*つぼみ*- かおる自由詩11*07-1-26
おたふくソースをいっぱいかけて- umineko自由詩7*07-1-14

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