ハジメの一色は

空と同じ水色で

それを見つけた

他の色が

相談しながら

決めた7色。

雨上がりに

よく現れるのは

皆が空を見上げる回数が

増えるか ....
ホライゾンブルー、が
白く、霞んでいる
まだ見えない 何も
終わらないみたいなハイウェイ

アクセル踏みつけて
もうべた踏み状態で
ガムテープでがんじがらめ
神様が 俺を呼んでんだ
 ....
お台所で
平目は五枚に下ろすのよって
ちょっと得意げにしているわたしも
豆鯵は指でおろすの
ほら、こういうふうにって
えらのところに親指をねじ込んで
躊躇なく{ルビ腸=はらわた}をひねくり ....
きっとみんな真面目なんだろう

だけど勤勉になれなくて

万年ゼミのように都会の巣穴に

隣の木の根をかじっている

そうかと思えばいつだって

やる気と自信に満ち溢れた人々が
 ....
月が照らすだけの何の変哲もない住宅街の真夜中の風景
それはどんな偉大な芸術も敵わぬ美しさ
永久に続くかのような静寂
新聞配達のバイクの音がそれを引き裂く
それはまるで壮大なオーケストラのようで ....
幼い頃からいつも一緒でした

わたしとあなたは

いつしか

あなたの右の指に花が咲くようになり
わたしの左の頬に花が咲くようになり

わたしたちは
その花を愛でたり食べたりするよ ....
小さな子供たちは
小指で誓う
幼稚園の無花果の樹の下で
色づく頬はうふふと笑う
遠くで鳴るオルガンはメヌエット

大きな子供たちは
唇で誓う
通学路を外れ孤独を埋めるものは二人以外には ....
嗚呼 今頃 汗を流しているかな
こっちは 思ったより 風が気持ちいいぞ

生命の縷々 断ち切れぬなら
流れのままに 摂理のままに

嗚呼 今頃 笑っているかな
こっちは 思ったより 風が ....
ちくわのてれすこーぷ覗いて想うあの星ひとつ囓ってみたい。






土星くんはきれい好き今夜もシャンプーハットで入浴宇宙。



でっかい目玉を ....
あなたはわたしの眠っている横で
わざとらしくページをめくる音
つよく立てて
降り始めた雨を受け入れる
くらいまぶたの中で
弾ける赤い頭痛
あなたの読んでいる一行が
鮮明に浮かび上がる 夢 ....
取引先と切れた
親友が転勤で遠くに行った
母が再入院した
そして今、
花見をした帰り

前を歩くわが妻
うまくいけば
子ができて
うまくいけば
その子は老いた妻を
今の私と母のよ ....
 その少年は、少女で動いていた。
 少年のどこかに少女が埋めこまれている。
 少年はときどき吐き気がする。
 そういうとき、たいていそれは夜だけれど、砂浜を思い描く。すると、少女が少年の砂浜を歩 ....
目を閉じて
そっと目を閉じて欲しいのです
まぶたの裏に感じるものは
やわらかな陽の光り
それとも七色の虹のきらめき
じっとしていると
風のささやきも聞こえるでしょう


あなたの美し ....
君が1番のスイマー

ママのお腹に出来た
10ヶ月臨時の特設温水プールで

スイスイ スイスイ
華麗に泳ぐ

時々シンクロナイズドして
いろんなポーズを決めたり
カメラに向かいバ ....
なじみ深き土地を去る日の迫りきて
一日短く覚ゆ昨日今日


何事も知らぬ猫といて この土地を
離るる事を息子は言ふており


感傷にひたるひととき青梅が
音たてて落つ庭石の上

 ....
仄白く明けてゆく空と
暦の眠りから覚めた蕾が
共鳴して
三月の和音を弾く

冬を忘れた陽射しは甘く
僅かに紅を挿した絹の切れ端に
はなびら、の名を与える

こころにある哀しみや空洞を ....
風のゆくえに
はぐれたのなら
含ませ過ぎた胸に手を

どうでもいいと言い捨てるには
あまりに一途な
朝です、
誰も

いつの日も



 気がつくためには
 やわらかく ....
潮風と過ぎ来し時を背に流すさだめのごとき蒼を開いて

旅立ちの日には必ず響いてた警笛がいまつまさきで鳴る

桟橋に残したサヨナラ遠ざかる振っていた手で面舵一杯

羅針盤果て ....
たかいとてもたかいところで
鐘が鳴って
響いてふるえ
始まったんだろ
どんどん共鳴して
音があたるから
どんな形かわかって
反響して
わかってきて
まだ目もひらいてないけど
柔らか ....
くるぶしの水位で哀しみが満ちているので

じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ

とっても歩きづらい


どうせなら肩くらいまで浸かっちゃえたら

のんびり平泳ぎでいくのにな
死ぬほど
痛いと思ったら
めずらしく
背中に 星が
ささっていた
砕けてしまうようだった
日々も
今は 底深く静まり
さざなみ立つ 水面から
ぽかりと 顔を出して

冷たく 青く
日々は 静まり

空は からっぽに
ただ 遠く 高く

静かな ....
取り扱い注意。


傷みやすいですから。

腐りやすいですから。



そんな注意書き
勝手にするな。


反撃出来る強さくらい
外に出さないだけで
みんな、持ってる。
夜空を指す 
背の高い木の枝先に引っかかった
宛先の無い
青い封筒 

何処にも届けられぬまま 
あやうく風に揺れている 

( 無闇な言葉ばかり、{ルビ零=こぼ}れ落ちていた。
( ....
実感
いつまで経ってもこの指には絡まない
終わる素振りを見せない工事現場が
点滅する、光を放って街の一部になる
もう、戻れないところまで来ているらしい
この指には何も、絡まないけれど

 ....
なんとなく目覚めて

カーテンの向こう

寝静まる夜の静けさにだけ

そっと響く雨音のように


偶然でもなけりゃ

気付くことのない

ナミダがありました




 ....
雨が降るので家の中にいる
猫は寝てばかりいる
雨が降らなくても寝ているが
雨が降るとよけいに寝てばかりいる
猫は役に立たないと思う

思うが
冷静に考えれば役に立っているのだろう
と思 ....
押入れの果てから恋人を取り出すと
降り積もらずに溶けた雪の手触りだった

少し寝ぼけてるようなので
縁側に運び春の陽射しを浴びさせる

庭先の木に落ちずに枯れる寸前の椿の花がついている
 ....
その人の瞳の内に 
永久の春が在り
遥かな昔から
桜の木が立っている 

冬の冷気を越え 
降りそそぐ春の日射し 
今にも開こうとする無数の蕾に 
こころは{ルビ軋=きし}む 

 ....
表と裏は
本当は裏と表かも知れないって話を
当たり前の事だけど


生き物は羽だとか羽根だとか
落としたりはするけどいきなり生えたりはしないって話を
引力に掴まえられて


土に還 ....
ポッケさんのおすすめリスト(211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
虹のお話。- 來稚自由詩5*07-4-6
93、遥か彼方_【はるかかなた】- 雨宮 之 ...自由詩1*07-4-6
さかな- 芳賀梨花 ...自由詩8*07-4-6
虹色の飴玉- 知風自由詩307-4-5
夜が明ける頃に- 鋼鉄漢自由詩307-4-5
- ふるる自由詩20*07-4-3
誓い- さくらほ自由詩18*07-4-3
風が気持ちいいぞ- 蒼穹自由詩6*07-4-3
「_天体感触。_」- PULL.短歌5*07-4-3
蝶の群れ- 及川三貴自由詩12*07-4-3
バス停から玄関まで- 七味とう ...自由詩14*07-4-1
少女式- 今唯ケン ...自由詩16*07-3-31
目を閉じて- 石瀬琳々自由詩21+*07-3-29
スイマー- 佐山鈴音自由詩2*07-3-28
4P_「短歌2」より_〜塩田より京都へうつる時_昭和三十四年 ...- むさこ短歌11*07-3-28
春の和音- 銀猫自由詩25*07-3-28
朝露- 千波 一 ...自由詩15*07-3-28
出航- Rin K短歌22*07-3-27
空気見てるみたいに音の中に- 水町綜助自由詩16*07-3-27
水位- 松本 涼自由詩1007-3-26
そろもん(大吉の話)- みつべえ自由詩707-3-26
静まる- こむ自由詩2*07-3-26
なまもの- 佐山鈴音自由詩307-3-26
月夜の木陰_- 服部 剛自由詩1007-3-25
郷愁- 霜天自由詩707-3-25
寝静まる夜の静けさにだけ- yaka自由詩3*07-3-25
Don't_give_up- 佐々宝砂自由詩9*07-3-24
冬眠- ロカニク ...自由詩307-3-23
「_桜_」_- 服部 剛自由詩16*07-3-23
生れ落ちて- 石田 圭 ...自由詩37*07-3-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7