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森色の匂いがついてる木漏れ日に「ぐっぴい」と娘名前をつける


由々しきは森を這い出て森に似た住居をあがなう罪の深奥


常しえに遊ぶ子らの基地宿す森あざやかに日々よ集え息して ....
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手頃なる橙ひとつ


夕暮れの熱き雲よりつかみ取ってよ


 
君、想う 気持ちは時に 烈しくて
   夕立の中 走るカミナリ
しつようになんねんざいに火をつけるような生き方はそろそろやめて


すれ違う手に手に花は鮮やかにすれ違うこの手のやけど痕


君の描くすごろくのような人生にバンカーはある?みずうみもあ ....
雨の中ドラムを叩く僕がいてピアノ奏でるきみがいる海



風の無い丘でうたた寝 ねぇここは風の駅かと聞いてくるきみ



ねぇ誰か教えておくれどうすれば僕は靴下を食べずにすむか ....
逆さまの絵が文字になり唱になり降り来るを視るひとりけだもの



かけらからかけらを生むはおのれなり触れもせぬまま砕きつづけて



水涸れて見えぬ片目に見えるもの ....
 
 
 
 
 
 
左目を飛ぶ小さな蝶は、私を影だと呼んだ。光は誰か。
 
 
 
漂いを続ける街灯の欠片は、いつもの空にただ沈んでる。
 
 
 
波打つのは私の足か ....
風の船
己の全てを
一息に

膨らみゆく様
夢と似ていて
煙あげ無情に焦げるアタリメの曲線に似た情けない意志


「ザル通り越してお前はもう底の抜けた筒抜けの樽か何かだ」


鶏なんこつ ねぎま 鶏もも 豚カシラ つくね 手羽先 タレより塩で
 ....
確かなる音して机上にベコニヤの
花ガラ落つる物読むときに

賀茂川の段差の水も春めきて
吾が影長く 流れに写す

草伸びて 足にまとえる散歩路に
踏み行く処 つつじ咲きつぐ

雨 ....
星島 〜タカラジマ〜




銀の帆の船は拒まぬ「可能性」ムゲンのココロ映せるものは

指で作る望遠鏡に反転のスカイオーシャンさよなら地球

広すぎる世界 ....
無気力な日々を過ごした助手席で明ける夜から逃げ続けていた


草むらに仔猫のように丸まったビニール袋が孤独をくるむ


光無き音の世界の悪夢なら早く醒めてと手を震わせて


口走る言 ....
太陽に撃たれてしまった今日という夏が私を浄化していく

反乱の白い日傘を青に塗りわたしと空が同化する夏

「その花を頂きます」と来る予告、たぶん夏には盗まれている

風鈴の ....
近くにて花火の爆ぜる音のして
幼等の声 広がりてゆく

指染めて高菜をもめばよみがえる
故里の畠にゆるる菜の花

窓明けて寝ながらに見る夏の夜
高層ビルの窓に動く人影

夕立の前 ....
あの夏のサナギの記憶はありますか
(ランドセルに隠した羽根の罪)




「人生が退屈なんだ」とつぶやいた
僕を殴るように 夏が 夏が 




しましまの正義を装填した銃を抱 ....
手の上にカプセルの薬あそばせて
次ぎ編む服の配色と決む

夢に見しことくり返し夫語る子等は
留守にて話題ひとこま

硝子戸に写る雪影大きくて二人の夜が
童話めきくる

首すじ ....
見慣れない、笑った顔が愛しくて、きみを擽る手がとまらない。


キスマーク。消えたら私、思い出の中にさえすら残れないのかな。


幸せなはずの言葉も、あのときのような感動…もうないや。
 ....
ちくわのてれすこーぷ覗いて想うあの星ひとつ囓ってみたい。






土星くんはきれい好き今夜もシャンプーハットで入浴宇宙。



でっかい目玉を ....
なじみ深き土地を去る日の迫りきて
一日短く覚ゆ昨日今日


何事も知らぬ猫といて この土地を
離るる事を息子は言ふており


感傷にひたるひととき青梅が
音たてて落つ庭石の上

 ....
潮風と過ぎ来し時を背に流すさだめのごとき蒼を開いて

旅立ちの日には必ず響いてた警笛がいまつまさきで鳴る

桟橋に残したサヨナラ遠ざかる振っていた手で面舵一杯

羅針盤果て ....
秒針が/ちくともちくとも何かを刻む/焦燥をこぼす君の眼差し

自死を希う/君の髪からフレッシュベリー/毎晩シャンプーしている癖に

此の世には/奇跡もドラマも無いけれど/幻覚や妄想なら ....
ポッケさんの短歌おすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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