すべてのおすすめ
背中が守られている
抱擁でなく
囁きでなく
いつも見えない後ろが
守られて温かい
そんな気がしている

口元が護られている
くちづけでなく
言い付けでなく
冷たい言葉が洩れない ....
仄白く明けてゆく空と
暦の眠りから覚めた蕾が
共鳴して
三月の和音を弾く

冬を忘れた陽射しは甘く
僅かに紅を挿した絹の切れ端に
はなびら、の名を与える

こころにある哀しみや空洞を ....
春の気配に恋、を思えば
こころが羽根を持って
菜の花畑の上を旋回する


拙い愛情が
地球上のすべてだったあの頃に思いを馳せると
おぼろに陽炎は立って
咲き競う花の匂いが
わたしを空 ....
窓硝子を挟んで
浅い春は霧雨に点在し
わたしに少しずつ朝が流れ込む

昨夜見た夢を
思い出そうと
胸を凝らしたら
微かに風景が揺れた

なかば迷子の眼で
周りを見渡 ....
ポッケさんの銀猫さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初夏の背中- 銀猫自由詩19*07-5-23
春の和音- 銀猫自由詩25*07-3-28
いつか空から幸福が降る- 銀猫自由詩32*07-3-21
朝の名前- 銀猫自由詩37+*07-3-12

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する