すべてのおすすめ
ダンボール箱
いや、もう、箱ではない
これに
俺は
云いようもないさみしさを覚え
やあ、俺が
もう、君のよに、なってしまったら
どうしよか
なりたくはない
ダンボールのよに
雑用さ ....
小学生の頃に乗っていた青い自転車は
ボタン一つでロボットに変形した
サドルの裏側にボタンはあったのだけれど
変形すると股間に隠れてしまい
外からは押せなくなってしまう欠陥品
だから自転車に戻 ....
道に数々の華が咲いて
   水たまりに輪が広がってゆく


 外に降る雨は
    私の{ルビ心=なか}にも しとしと降る
   そんな時は 心も身体も凍える


  雨 雨 雨・・ ....
わたしの影は
わたしの涙で
水色になりました
わたしがそっと足をつけると
ぴちゃっという音をたてます
わたしはくつをぬいで
服をぬいで
影のなかへ
沈んでいきます
 ....
車で30分
山の上の野原に来た
クローバーのじゅうたんの上
ごろんと
ねっころがる

とても暖かで
感じるよ
大地の鼓動

白つめ草の香りと
みつばちの羽音
流れてゆく

 ....
みあげると
君はまた
頂上にいて
ぴかぴか光りながら
もう
そこからおりることしか
考えていない

君は
太陽の冠を
いともあっさりと
ぬぎすてる

なにがいいの?
風 ....
ぱらぱらと降っていた雨の間に
少しだけ見えた
澄んだあおいろ

絵の具屋さんには売っていませんでした

とぼとぼと帰る道
水たまりの中に
もう一度そのあおいろを
見つけました
大切なもの 見えなくなること ときどきあって

失ってから 気づいてしまって 泣くこともある


  悲しい想いは したくないの

  寂しい瞳は 見せたくないの


どこまでも空 ....
街燈の光から
裸にされた
月世界のモノローグ

夜の哀しみの
ねぐらを見据え
月光に混じりあう
葬列を往けば

緩和されゆく
視界のほつれ
伏した肩肱は
硝子の時計を踏 ....
鏡を覗いたら

頭に白い糸がくっついてた

頭だけじゃなくて

手首にも足首にもくっついてた

どうやら上からさがってるみたい

それで上を見てみたら

大きな私がいた

 ....
みずたまりにおとした
あなたがくれたとけいの
ゆらしたわたしのめと
ちいさなきおく

やわらかにかさなる
みどりのそら

あなたをまった
こもれびのないひはずっと
わたしのかさを
 ....
携帯はコンパクトに似ている
電車のなかで
そして街角にたたずみ
見つめる先に映っているのは
わたしであったり
わたしの知らないわたしだったり

お気に入りに登録した
サイトを巡る

 ....
いつもの時間に起きて
いつもの電車に乗って
いつもの決められた勉強をして
いつもの電車に乗って帰る

いつもの時間に
いつものことをする
何の変化もないように見えて
これは大変なことを ....
手が届かないというから
かわりに蛍光灯を換えてあげた

堅くて開かないというから
かわりにフタを開けてあげた

重くて動かないというから
かわりにソファーを運んであげた

うまく出来 ....
冥王星の外側に
準惑星が発見され
エリスと名づけられた

ギリシア神話の不和と争いの神なそうな

結婚式に招待されない腹いせに
「最も美しい女神に」と書かれた
黄金の林檎を宴の席に投げ ....
ゆれる水面
熱帯魚の揺れる背びれ
ゆれる赤色
書類の山を照らす明かり

時間だけがうつろに過ぎる
タンバリンの音
流行の曲を口ずさむ
余韻だけが響く

私の性感帯が背中である事を
 ....
夕闇せまる中
水面にゆらり ゆらり
満月に近い月が
ゆっくりさらさらと
映っている
それは
雲が少し出ていたので
淡く光る月だった
そんな中私たちは
海の中を
 ....
「愛してるよ」と言われると、沈黙してしまう

わたしにとって、愛は、無償で尊いもの

以前、本で読んだ台詞を思い出す
{引用=

   愛っていうのはね なくならないんだよ

  ....
はなれたくないよ はなれたくないよ
時間は止まることを知らずに ただ流れていく



どれだけ ふたりが 強く願い合っても
若すぎる力じゃ なにも叶えられず

君の声や仕草を深 ....
小さい頃
夜空をくりぬいたかのように
真っ白な 満月に
追いつこうと 夜の街を走ったことがある

いつまで走っても
いくら転んでも
どんなに叫んでも

満月は遠くて
ちっとも近づけ ....
あなたが気に入っていた髪形

今日思い切って変えてみた

あんなにひどい事言われたのに

あんなに外で待たされたのに

あんなに心配してたのに

今でも あなた好みの女でいたよ
 ....
真昼の沖に浮かべた
大きな蓮の葉のうえで
みんなが寄り添って眠る

母のない子も
子のない母も
夢を見ることのない
安らかな眠りの底で
みんなが寄り添いあって眠る

涙よりもやさし ....
空の中を
風が手紙を配達する
何も変わらないけれど
安らぎでいっぱいになる

山の中を
風が手紙を配達する
何も書かれていないけれど
緑の音でいっぱいになる

川辺の中を
風が手 ....
ねえねえ。
イヌよりもネコ系が好きだよね?

うん。
あなたってイヌ系だね。

はは。
手強いなあ君は。



ねえねえ。
映画好きだよね?

うん。
一人で観に行くのが ....
日曜の朝の公園にて
一人で三角ベースをやってみた

透明ピッチャーが投げた透明ボールを
透明打席に立つ僕が
透明バットで打ち返す
透明打球は透明セカンドの頭を越して
外野に点々と転が ....
わたしは、

ここに。

いつでも

傍に、

あなたが

見つけられる位置に

いるよ。

だから、

安心して

眠って。


夢の中で会えたなら、

 ....
ミッキーマウスが好きだっていうから、とりあえずネズミさんの格好をしてみたんだよ。

でも、これじゃぁ ミッキーマウスじゃなくて、”ねずみ男”じゃないかい?

うん。知ってる。
君が大泉洋を好 ....
何で我慢するの?

男だから?

かっこ悪いから?

弱いと思われたくないから?

良いじゃない

泣いたって

ベタな例えかもしれないけど

あの雲だって

貯めこめ ....
透明な

透明な場所に

色を付けていく。

そんな小さな革命。
五月の日差しが強くて
今日も真っ白なレースの日傘を差すの

傘の細い柄を ちょっと傾ければ
私は日傘の中に消える

すぐ横を通っても あなたは気づかない

別に あなたを気にしてるわけ ....
優飛さんの自由詩おすすめリスト(1075)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
土曜日の夜(小雨だった)- 蔦谷たつ ...自由詩12*07-5-20
自転車ロボット- 楢山孝介自由詩4*07-5-19
_雨- 明香璃自由詩707-5-19
白い影の住人- なかがわ ...自由詩14*07-5-19
クローバーとみつばちと- Lucy.M.千 ...自由詩3*07-5-18
滑り台の下で待っている- 美砂自由詩4*07-5-18
捜し物- 小原あき自由詩19*07-5-18
びぃ玉- 北大路京 ...自由詩39*07-5-17
葬列- たね。自由詩12*07-5-17
一人芝居- 麻生ゆり自由詩11+*07-5-17
trefoils- 高橋良幸自由詩9*07-5-17
- 恋月 ぴ ...自由詩33*07-5-16
いつもの一日- ぽえむ君自由詩11*07-5-16
心から祈る。- もののあ ...自由詩16*07-5-16
惑星エリスに捧ぐ- アハウ自由詩907-5-16
カーテン- ペポパン ...自由詩9*07-5-16
静かの月- 麻生ゆり自由詩8*07-5-16
「愛」というもの- 逢坂桜自由詩15*07-5-16
さんせっと- 北大路京 ...自由詩14*07-5-16
フルムーン- ななこ自由詩9*07-5-15
髪と縁- 森下 流 ...自由詩5*07-5-15
ひかりかがやく涎の海をこえて- 大覚アキ ...自由詩407-5-15
風の配達- ぽえむ君自由詩10*07-5-15
ねえねえ。- もののあ ...自由詩5*07-5-14
全員透明三角ベース- 楢山孝介自由詩3*07-5-14
笑ってて。- 見崎 光自由詩7*07-5-13
みっきーまうす- 北大路京 ...自由詩13*07-5-13
泣けば良い- テルテル ...自由詩4*07-5-13
日々。- 來稚自由詩6*07-5-12
日傘- ななこ自由詩9*07-5-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36