すべてのおすすめ
相手の傷が私に移り
互いの範囲で緊張する
これ以上はだめ
一息ついて
後でまた考えてね
わたしも言い過ぎないから

あなたが幸せになることが
一番大切だから
そのためということは
 ....
苦しみに負けないで
倒れたらわたしが抱き起こしてあげる
懸命に看病するから

明日の方向は
頼りなくても
鳴る鐘が
今を告げる

涙は
愛を証する
見える?

あなたが大切
 ....
生きていたくないひとが
生きているだけで
エライと思う

死にたいってことばにするのは
ことばにしなきゃ
本当に死んでしまいたくなるからだ

死にたいって
ことばにするのは
本当は ....
ものごしもやわらかに
巣だったばかりの雀でも見たか
いま笑みがよぎったような
そんな口角 会釈して通り過ぎる
男の 三歩後ろをいつも悲しみがついて歩く
若いころ旅先で棕櫚の並木を初めて見た
 ....
存在を認め合うと
何が起きるか

お互いに顔を見あって
赦しあう
声をかけあう
気にしあう

自分の過去を詮索されず
ただいっしょにいてくれる
そしてわたしのことを考えてくれる
 ....
愛にはとても根源的な力がある
破壊するのではなく優しく
所有するのではなく理解し

己と相手を分けずに
一体となる
相互の存在が
同じ時間と場を共有し
お互い以外に気にするものはない
 ....
生まれたくなかったかもしれない世界に
大きな泣き声で
生まれてきたのだから
つらいことがあったら
思い切り泣けばいい
そんなことを
普段忘れて固まってしまう
ツボに思い切り指を食い込ませ ....
わたしの影を
あなたは受け止めてくれる

木陰に座って
ぼーっとしていよう
沈黙の中に
鳥のさえずりが聞こえて
光は正午に向けて上ってくる

川が流れている
鳥が滑っていく
静か ....
スマホを置いて散歩へ

私達は便利の奴隷

人工知能もやって来て

共存してもしなくても

使っても使われても

私達は便利の奴隷

スマホとの距離感を

7オクターブ離し ....
心を
傷つけられても
これは心の問題だ
心があるから苦しくなる
でもね
心が無ければ死んだようだ
いいえ
私には魂という命がある
この魂の ひみつには
誰もさわることはできない
こ ....
 心の跳ねとぶような白に
 目を見張る
 おおよそ神秘な所で
 香り咲いた月下美人
 
 一夜、月の輝きのなかへ
 身をなげだし
 実もつけない花の
 湧きあがる純白は何故
 そんな ....
梅雨の晴れ間に
見たことのない虹を見た

太陽の周りにくっきりと虹が囲む
「縁」と「円」が同音で同義語のような

丸く温かい「和」と「輪」と「環」を点で結んで
カーブを描いて 輝きが踊り ....
人は忘れやすい
そして忘れた頃に
自粛の静寂を
強いられるような
脅威がやってくる

地震
台風
ウイルス
食料不足
紙幣が紙屑になる日

どんなに準備しても
最終的には運が ....
昨晩見た夢は
わたしのあたまのなかに
かろうじて残ってはいるが
触れることはできそうもない
かたちないもの
見たといっても
まぶたはとじられていた
不思議なことだ

朝はかたちあるも ....
一人で何でもやっていたころ
誰にも頼る気はさらさらなくて
自立している自分を誇らしく思っていた

最近あちこちからだの不自由が出没し
出かけて愉しみを味わうこともなく
そうかといって友と話 ....
故郷から遠く離れた危険地帯で若い命は無惨にも散った
企業は手を血や泥で染める事なく
派遣された社員が知らない土地で無法者に命を奪われた

どんなに無念な思いをしただろう
今は亡き若者よ
こ ....
わだかまりを引き摺ったまま
辿り着いた朝

とびっきり苦いコーヒーで
昨日を飲み下す

垣間見る液晶は
物価高とゴシップと
ヒトやモノが傷ついた話ばかり

息が詰まるような気が ....
ウクライナはどうなるのか
時々 考えた 僕は
戦争の起きたことは正しくはないが
いつの時代も否定されてきた 正しさについてを
街は 今日も 暮れた


自分をありのままに表現すること
 ....
とても土のにおいがする花壇で
先生は苦しそうな顔できれいごとを並べていた
お母さんは泣いてた
僕はまだ小学生で
マリーゴールドを眺めながら
図鑑で見た
花の構造を思い出していた
茎、がく ....
日暮れとともに出港し
太平洋を南下する航路
フェリーの舷側が
海面を撫で
闇の中に小さな白波を立てる

夜半に目が覚め
風にあたろうと
デッキに出る扉を開き
手すりにもたれた
夜空 ....
手探りで生きてきた

成功も失敗も泥の路

独り歩いてきた

燃え盛る胸をかき抱き

希望という彼方の峰を目指す
 日照りつけて
 前方に霞む百日紅には
 二匹のクマンバチ

 ふと足もとを
 蜻蛉のちぎれた一枚羽が
 微風に 晒される
 
 古道の低い石積みの傍、
 生い茂る樹木の根元で
  ....
この魂という命を
つらぬく
心の光る風は
自由だ
思いは羽ばたく



これも運命 天の自由だ
繰り返される命は
繰り返されない命
魂という命
この宇宙に一つの命


 ....
私という存在は
銀河の端に灯る刹那の光なのです

それ以上でもなく
それ以下でもない

巡る季節に酔いながら
下手な歌をうたいます
誰かに届くように
誰かに問い続けるように

私 ....
不思議だね
夜をいくつもめくったのにそこには
やさしさがあるようだよ
ひかる
ひかるのは星と
ひかるのは愛とそして
ありきたりな日常のようだよ

不思議だね
ことばよ
いつもそこに ....
一陣の風、
吹き抜ける
この初秋
空は青く
何処までも高く
天蓋は涯までまぁるく
円かに外部はなく
凪いで
人々は歩を進める

この地上にて

神々は居られ
その豊穣なる艶姿 ....
   
僕のさみしい夢を
獏は食べててくれたのかな

獏のさみしい夢を
僕は食べてたのかな

今日
どうしてここにいるのかな


  
    
  Ⅰ

うつろな瞳に透徹する秋気の約束。
驟雨を受ける唇の愁しみ――十月!
(鮮やかな{ルビ血色=ブラッドレッド}は落ち……)
一滴照り映える秋蝶の{ルビ微光=ひかり}、
ひそみまつ ....
亡びたもののあかるさが満ちる夏の庭
もう誰も時刻を読むことのない白い日時計
茂みに囲まれた小さな池

茂みをざわめかせていた風がやむと
あちこちの陰にひそんでいた気配たちが
(それが何の気 ....
人間は個として
およそ同じ体積の中で
古い身体を処分し 新しい身体を作り 生きている

樹木というものは
死んだ古い身体の上に 新しい身体を重ねながら
体積を増やし続け 太く大きくなってい ....
渡辺亘さんの自由詩おすすめリスト(613)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
彼岸を探して- 杉原詠二 ...自由詩2*25-12-8
苦しみに負けないで- 杉原詠二 ...自由詩2*25-12-8
そのままでいいんだよ- りつ自由詩8*25-12-7
陽気な男- ただのみ ...自由詩7*25-12-6
存在を認める- 杉原詠二 ...自由詩2*25-12-1
愛の関係- 杉原詠二 ...自由詩1*25-12-1
泣きツボ治療院- 自由詩1125-12-1
よい関係- 杉原詠二 ...自由詩2*25-12-1
スマホを置いて散歩へ- 朝焼彩茜 ...自由詩6*25-12-1
心と傷_※(音楽付き)- こしごえ自由詩11*25-11-27
This_Night_- リリー自由詩22*25-8-20
眩しさより愛を込めて- 朝焼彩茜 ...自由詩5*25-6-17
忘れた頃に- 自由詩7*25-5-27
- そらの珊 ...自由詩21*25-5-24
このままでいいのかな- けいこ自由詩7*25-5-23
哀しみの砂- 栗栖真理 ...自由詩525-5-23
スランプ- 夏井椋也自由詩15*25-5-17
ある日曜日- 番田 自由詩525-3-10
不登校- 九十九空 ...自由詩1224-9-10
青と碧- ヒロセマ ...自由詩13*24-8-31
五行歌_遥か- レタス自由詩7*24-8-16
陽炎- リリー自由詩15*24-7-23
※五行歌_五首「小鬼の私にほほ笑む_青い花の精霊と」- こしごえ自由詩8*24-7-22
永遠の歌- レタス自由詩9*24-4-18
いてください- かんな自由詩324-1-16
この地上にて(改訂)- ひだかた ...自由詩523-10-13
今日の夢も不味い- AB(な ...自由詩11*23-10-6
三つのプレリュウド_(旧作)- 石村自由詩2*23-10-2
夏の庭にて- 塔野夏子自由詩14*23-8-7
樹木のように- 日朗歩野自由詩10*23-5-18

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