起きたら
三島由紀夫だった

下唇を噛んだら血が出て
三島由紀夫の血はこんな味なのか とか
白くて小さめの歯は けっこう硬いのだ とか

会ったことないのに懐かしむ

せっかくだから ....
タイ南東にうかぶコ・サムイ
サムイ島の 常夏の夜はすずしい。

海の微風に椰子の葉葉がおおきくゆれる
ヤーという女とふたりで満月をみあげる。

風にのるあかるい会話
耳に心地よい片言の童 ....
  げんまい


China Store
は知名商店
県立病院のはす向かい
時刻表が意味を持たない島の
まだ暗い時間から
白衣のままのインターンが
パンや牛乳を買って

{引用= ....
リルケたまねぎ
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=43&from=listbytitle.php%3Fenctt%3D%25A5%25EA%25A5 ....
 うまれた時に にぎっていたのは
 青いちいさな さみし石

 てのひらからもぐりこんだそれは
 ぼくの ひざっこぞうになった


 ときどき いたいの
 とっちゃいたいと おもう ....
 おかあさまに叱られました
 穴など開けてはいけないよと
 でも もう 私はすでに
 頭といわず 心といわず
 いろいろなところに
 穴を穿たれてしまいました


 すうすう寒いのです ....
アンパンマンのマーチ
http://www.utamap.com/show.php?surl=3/38116&title=%A5%A2%A5%F3%A5%D1%A5%F3%A5%DE%A5% ....
足のないネクタイは
人の首にぶらさがって移動する
それも不便だろう
足をつけてあげると
嬉しそうに部屋をかけまわり始めた
帰ってきたら
スキップの仕方を教えてやらねば
今日も足のつい ....
TV画面に今は亡き友の映像が映っています。映像はいつまでも老いることが無い。とても死んだようには見えませんね。しかも、製作者が凄い。あの{注チャック・バリス=映画コンフェッションの主人公、TVプロデュ .... 砂漠へ行きます
では
私の写真ではなく
水を持っていってください水を

これからは いえ昔から
これからも
私たちは ひとりです

むこうは暑いそうなので
手に汗をかいて
指輪を ....
                


支那世からぬ昔話や         
明日ん歩みそおりい
笑てぃ歩みそおりい んち
事実ぬ辛さや事実ぬ涙や
美らさぬ物ん裏んかい
美らさぬ ....
{引用=以下の文章は2001年春に書いたものに訂正加筆したものです。}
 ふっと思いついて、『新潮世界文学辞典』で「フェミニズム批評」を引いてみた。1990年版だからわるいのかもしれないが、そういう ....
油まみれの 谷やんは
朝からネジ切り 夕までネジ切り
グリス塗り塗り ハンドルと
ダイヤルゲージ 光る眼差し

油まみれの 谷やんの
屋根に煙突 雲に飛行機
お稲荷さんも 耳たたむ  ....
母さん、
ほら、春の風が吹いて

そろそろ僕も
行こうかと思います

春の風は早足で駆け抜け
いつも、僕は一人残されてしまうから
風のすべてが海の向こうに渡る前に

そろそろ行 ....
人間がいつか骨になって消えてなくなることを初めて知ったとき
小さな私は庭に飛び出して
道路でバトミントンをしていた母に向って
「人間はいつか死ぬと?死ぬと? 私も死ぬと?」
と、何度もた ....
白 灰 午後 虹
放られたままに響く冬
窓に映る野を馳せる
手のなかの声 粒の声
まわる色 重なる色
水に濡れた小さな神話の
終わりとはじまり


陽から降りつづ ....
  


いや

つぶやくようにふるえると
夕焼け

きみのくちびるが夕焼け

のように
まわりの景色をちょうどいい速度で染めてゆき
滲ませ

くちびるから夕焼け

 ....
二月ぶりに実家に帰り
仏教徒のくせにクリスマスに会う
きみはいつもの通りアニメソングを口ずさんでいて
まるで昨日別れたようにわたしに声をかける

いつものように15分遅れて
待ち合わせ場所 ....
「カテゴリについて」における「文句こくな耐えろ」という私の言葉が暴言と言える理由は、それがただひとつの基準で対象すべてをぶったぎっているからである。あんな暴言がいいもの正しいものであると、私はおもっち .... 酔っ払った拍子にゲームレビューの内職を頼まれて、
今日中に800字×2タイトルを書かなきゃならん。
安請け合いはするもんじゃない(笑)。
接待という行為が存在する理由を身をもって ....
「書評」紛争の心理学:融合の炎のワーク A・ミンデル著 
                    永沢哲監修 青木聡訳
                    講談社現代新書ISBN4-06-14 ....
(あ)


っという間もなく
それはもう

ではなかった

語られることのないおとぎ話は
ただ
さらさら
さらさら
と音めいていて

僕の両手はいつも
掴まえることが ....
雨が好きという小説を読んだことがある
雨が嫌いというのはあまり聞いたことがない
やらずの雨は都都逸にもあり乙なものである
城ヶ島の磯にふるなみだ雨はせつない  

雨よふれふれも悩みをながす ....
第九、を
歌おう
裏声も雪のかたさにかすれ
鈴の音も惑う聖夜に
深く沈む想いと「僕」と二人きり
肩を並べて雪にとけて

それから
それから

 ....
ときどき、じゃないな(笑)、よく、あるのだけれど、
そんなつもりで書いた詩じゃないのになぁと思っちゃう
感想なり批評なりあって、
でもまぁ、そんなのはどうでもいいんだよな。
「この人はそう ....
    ──またの名をアナグマ。


(ムジナ暦:何が起こったか)

0年:ムジナ誕生。
   誕生の経緯は不明。全くの突然に現れる。
   この頃は名前がまだ決まっていない。
    ....
骨壷をもうひとつと
父親は頼みました

寒い寒い一月の斎場で
白い骨になってしまった
母親を乗せた
鉄板をみんなで囲みながら

葬儀屋が用意してくれたのは
大きな骨壷がひとつと
 ....
[まめ]

こまめにつかめ
たかめをつかめ

まめにかめかめ
わかめにごまめ



[ひめぎみのかぞえうた]

いちのひめぎみ いばらひめ
にいのひめぎみ にんぎょひめ
さ ....
森はくらく 山はしずか
河はふかく 木々はみどり
草はあおく 風はわずか
空はたかく わたしはひとり

雲はおどり 夜はふけて
月はひくく 丘をしたう
鳥はねむり 夢をかけて
星はとお ....
東京でも月ぐらいあるんだろう

でもほら
あの浜でやったように
月光の下
唄ったり踊ったり できたのか

お前が東京の大学に合格したとき
お前の母ちゃん幸せそうで
やっと大工の親方に ....
みつべえさんのおすすめリスト(1351)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
服と裸- 山内緋呂 ...自由詩36*04-1-5
コ・サムイ- 狸亭自由詩204-1-5
げんまい- AB(な ...自由詩504-1-4
リルケたまねぎ(佐々宝砂様作)〜リルケによせて〜- ポロリ散文(批評 ...2*04-1-4
さみし石- こん自由詩504-1-3
ピアス- こん自由詩5*04-1-3
アンパンマンのマーチ- ポロリ散文(批評 ...6*04-1-2
ネクタイ- たもつ自由詩904-1-2
我が亡き友(改訂版)- ポロリ自由詩1*04-1-2
独房独居許可局- 山内緋呂 ...自由詩10*04-1-1
物語(むぬがたい)- AB(な ...自由詩4*03-12-31
雑感&書評『テクスチュアル・ハラスメント』- 佐々宝砂散文(批評 ...10*03-12-29
桜公園_ホルモン屋- AB(な ...自由詩403-12-28
旅立つ- たもつ自由詩1603-12-28
ケンジヨ- つきのい ...散文(批評 ...703-12-26
降り来る言葉_Ⅹ- 木立 悟自由詩503-12-26
夕焼けが足りない_9- AB(な ...自由詩503-12-26
プレゼント- 竹節一二 ...自由詩403-12-26
私のダブルスタンダード- 佐々宝砂散文(批評 ...403-12-25
つれづれ3- いとう散文(批評 ...403-12-24
「書評」紛争の心理学:融合の炎のワーク_A・ミンデル著- こん散文(批評 ...803-12-24
「あいうえお」(「五十一のデッサン」より)- たもつ自由詩11*03-12-24
雨が怖い- 狸亭自由詩503-12-24
『飛行少年、S、の聖夜_1996』- 川村 透自由詩6*03-12-24
つれづれ- いとう散文(批評 ...1003-12-22
同じ空のムジナ- 黒川排除 ...自由詩503-12-22
一月八日_白山郷共同斎場にて- 山田せば ...自由詩1503-12-20
りりと☆のことばあそびうた、また- 佐々宝砂自由詩5*03-12-19
森のうた- 佐々宝砂自由詩303-12-19
月に吠える馬鹿(2)- AB(な ...自由詩603-12-19

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