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腰のものを赤く染めて鳥が鳴く。
うぶめ、と呼ばれる鳥である。
産の穢れに死んだ女は鳥となる。
ほう、と鳴くが聞こえるか。

生まぬとしても女は女と男は言う。
うぶめの悲しみを知らぬは幸福と ....
 {引用=
 ケ−セラ−セラ なるようになるわ
                     ――ジェイ・リヴィングストーン
                     ――レイ・エヴァンス

 ....
 上を見やって 無表情な明かりを眺めて
 頭を垂れて 直立不動の足を眺めて
 前を向いて 薄ら汚いドアを眺めて
 虚空を見つめて あの野郎を見据えてやった

 さて どこへ行こうか

  ....
車の誘導業務をする立ちん坊の夏は、辛い。
制服は、脱ぐ事が出来ない。
持ち場から離れる事も出来ない。
太陽から逃げる手はない。

雲よ、大空の雲
8月の太陽の光をお前の衣で包んでくれないか ....
あたしはエステに通った、
あたしは美容整形をした、
たぶん美しくなった、
あなたにわかる?

あたしはアルマーニの香水と、
ブルガリの時計と、
プラダのリュックと、
エル ....
鉄を磨き ガラスを砕き
トイシで磨いた9:02
埃をはらい 
指の腹から洗剤とおしっこの匂い
よごれものは終いにしてくれ
 
パポ 10時のおやつ 

タバコをねじふせ 酒ヤケした皮膚 ....
いろんなものがぶら下がっていたので
ついつい拾ってきてしまった
天井から吊るすと
いろんなものがいろんな色に光り
窓を開ければ夏の風に吹かれて
いろんな音をたてる

シャリン、チャリ ....
染めあがったばかりの紺幕の空に
乏しい星々の煌きを
捕らえることのできない俺の眼は
薄汚れた都会の空を呪いだす

ペテルギウスやシリウスの
絶叫のようなプロパガンダを
誰も聞こうとしてい ....
みどり児は
あけの河に流されて
流れ着くのは石の岸
そこをみずからぬけ
葦の原へおちつく
すでに住まう
年よりの蛇とあそぶ
おどりあそばせ
つゆふる夜半には
犬三匹をおま ....
まんぼうさんの自由詩おすすめリスト(339)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私は石である。- 佐々宝砂自由詩24*03-9-14
ケセラセラに至るために- 弥生兎自由詩203-9-11
さて。- 弥生兎自由詩103-9-11
立ちん坊と雲- 冲克。自由詩103-9-9
裸、あまりに裸- 佐々宝砂自由詩303-9-8
おちこぼれ主婦- 湾鶴自由詩103-9-7
夏の音- たもつ自由詩503-8-1
紺天のさやぎ- いわぼっ ...自由詩2*03-7-27
葦の原の- 田代深子自由詩1203-4-2

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