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猛禽がやたら低く飛んでるな

  なのはなにしずかなあめ
  なのはなにしずかなかぜ

桜の花びらに埋もれた
側溝のたんぽぽ

   散って舞う風流よりも
   舞って発つ、汚れても ....
「ここになにかがありまする」
そう言って彼女は化石発掘用のトンカチで
私の胸をとんとんと叩く
いつもの陽だまりの午後
「なにもありませぬ」
「いやいや、なにかあるであろう」


 ....
あしおとは何処からもついて来ず
あしあとは干乾びて いくつか

{ルビ香蒲=がま}の揺れるが聞こえる気がするし
それが自らを抉り肉のはじけるが聞こえる
気がする

夏のそそり立つ轟音は  ....
苦肉の策だったんだ
どうも近くには長靴しかなかったもんだから

遠くの海を見ている目が
今日はぼくのことをみてる

その後のサラダは
レタスがそだちすぎていて苦い
となりのうちのメイザさんは
とってもすてき
もうとっくにおばさんのはずなのに
まだ17さいみたいにみえる
「て」も「あし」もちいさくって おにんぎょうみたい
でも なんだか「てつぼう」みたい ....
ひとにとって

わたくしは環境の一部でしかなくて

良い影響を与えたり

悪い影響を与えたり

これといって

影響を与えることもなかったり

季節がたのしくなかったり

 ....
学研ムーの編集局に仕掛けた地雷が
いい塩梅で爆発したよ
分かるとは
不感症になることと似ている
15の頃は
マンフレッド・マンで反射的にイケた
今の俺の反射神経じゃ 
月面すらも行けやし ....
横たわった夢を見据えている。
掴み損ねた明澄な明日を脳裏に描き、代わりなんてないと何度も願掛け
ひたひたと笑う。
思い通りに動かない駒を見るのはまっぴらだった。
胃が軋むのは毎度の事で気に ....
隣部屋から漏れる電話の呼び鈴に
ふと現実に立ち返る瞬間を感じる
さっきまでホテルの窓から見えた
電光掲示板の宣伝文句を
眺めてばかりいただけだった

月が見えるほど暗くなく
星が瞬くほど ....
美はいたるところにある


何も考えていないこと
歴史
寝ているあなたのすがお
すがた


美はいたるところにある


走っていく電車の音
朝はたくさん
昼はときどき
夜 ....
寒い

僕の家だけ
シベリア
いえ
僕の部屋だけ
ツンドラ

窓の外では
光を跳ね返す素材の
白いビキニさえ
ありふれているようです
布団に包まり
鼻からつらら
僕は餃子男 ....
雨の中で涙を流すと
君はあの日言ってたね

頬を伝う雫も涙も
たった一つになりゃいいと


ボク 今日 気付いたよ
雨に混ぜることもない
傘の中 俯いて
前髪で目を 隠せばいい
 ....
戒厳令下、部屋は灯火管制の暗闇に沈んでいる
遠く、山脈の向こうで、モデムのLEDが点滅している
僕は、銃撃に怯えながら
アロマキャンドルの揺れる炎を見つめている

嘘ではない。もはや戦後では ....
昨日までのすべての
嫌な出来事を振り切るために
遠いところへ旅に出た

何にもない なにもかも棄てた
知る人もない たたずまい

吹く風が柔らかに 頬を撫でる
見つめた海は繰り返し波を ....
 花柄のシマウマが横断歩道を闊歩しているのを見た翌日、文机にもたれながら、サナトリウムの君はどうしているかときにかかり、風鈴をちらちらと鳴らしているそんな弱弱しいゾウは檻から出て行けといわれたので、栗 .... {画像=080415103405.jpg}
もう眠ることが仕事になってしまったね。
丸くなって眠っている。
お気に入りの毛布とタオルケット。
近くのカーペットにはおしっこの染みもある。
首筋 ....
芽を花を実を
踏む道をゆき
芽を花を実を
肌に宿す
瞳のなかの高い窓から
さらに高い瞳を見るひと


影の脚が
影の胴を透り
羽の浮かぶ水
何かが去った跡へと至る
 ....
順調に下りてきた針は息切れし
8あたりで喘いでいる
それを見てただ微笑むだけの君は
海外ドラマに夢中になってて
きのう焦げつかせたやかんをせっせと磨く
よく生きたい、生きたいで
ここまで貪ったものだ
当然、罰は受けてもらう
罪を報いろ
この餓鬼が

あはは、、
腹減ってさ
どうでもいいけど
おじさん髭ない方がイケてるよ
まだもてる ....
こっそりと
ゆびわをかじると きいん とする
ぽっかりと
ちいさなあなのあいた夜

空の一部を
せろはんてーぷのぎざぎざで
ひかりのかたちに
切り抜く


わたしのへやで
ちか ....
夕凪は待つことを{ルビ已=や}めて 知らぬ場所へと流れた
てのひらにぬくくなる小石 解放すれば 水面を模した服を着て
しずかに転がる

濃紺と橙が補色を崩す
群閃光が雲に喰われてゆく

 ....
槌を取れ
夜に降りてくる天啓を手に
つまらない、眩しくてでかい顔をする
朝のお前を壊せ
明日はもう来ない
同じものはもう二度と


に、
  ち、
    じょ、
    ....
古生代、シルル期の海に
かつて繁栄した太古の生物
生きた化石と呼ばれるカブトガニと同じ
三葉虫から進化したアグラスピスを先祖にもつ

広翼網の特徴である外殻は「天使の翼」と称され
四角い頭 ....
「――ないのに」
 愛していたんだ、確かに、いつか
 かすんだ想いは、もう輪郭さえ溶けて淡いけど
 でもないていた君の声だけは
 痛みくらい鋭く僕の心に刺さったままで
 何が ....
文字面をいかに心地よく整えたところで
性根の卑しさを隠す事などできやしない

やけにくっきりと見える山と空の境で
手を伸ばしてみたいと嘆く現在
俺は俺自身を手始めに
軽々しく詠う輩を殴りた ....
野球を見に行った

試合の途中
本日の入場者数がアナウンスされて
僕が生まれ育った町の人口ほどだった

思わず観客席を見回すと
そこには
懐かしい人ばかりいるような気がした

当 ....
悪いことは言わないから
今日は村の外に出ない方がいいとおもうよ
とくに今夜みたいな月のない夜にはね
今日はここにいてみんなと
楽しく語り明かさない?
おいしいお酒もあるしさ
暖かな暖炉もね ....
              080414



 鬱蒼とした針葉樹林を抜けると、その先にはさわさわとした竹林がございました。先導するお頭の魚覧観音を偲ばせる柔和なお顔にも笑みがこぼれ、思わず ....
心の隙間に風が吹きこんで あなたをさらっていく
そうして僕はまた 靴紐の結び目を固めて
ドアを開けて 外に出て行くしかなくなった

重く気だるく降り注ぐ 慟哭の雨に 縫い付けられた
焼身自殺 ....
またねと君が笑う
次の邂逅はいつだろう
嗚呼 桜花よ散るな
君の姿が見えなくなる
僕らが迷子になってしまう


繋いでいなかったんだ
手を離す云々の話じゃなかった


 ....
もも うさぎさんの自由詩おすすめリスト(913)
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