すべてのおすすめ
「悲しい」と女が言うので
僕が代わりにに泣いてやった

「故郷へ帰りたい」と女が言うので
僕が一人で女の実家を訪ねてやった

「子供を産みたい」と女が言うので
僕が代わりに産んでやった
 ....
僕の頭のおかしい友達が
僕と手をつなぎたいって言い出した
その手は何かべったりした物を触った後のように
ぬめぬめしていて
僕はすごく嫌だったけど

僕は彼と手をつないだ
鼻歌 ....
マンホールの上でベーコンが焼ける暑い日

屋根瓦の上に産み落とされたあなたのアイデアは

半熟からウェルダンになって

天へと昇っていったのよ

ねぇちょっとおかしいと思わない

 ....
明 日 手 放 す 夜 空 に
日 々 を そ っ と 焼 く
手 を 伝 う と 失 く し
放 そ う と 思 う 望 み
す っ と 思 う 平 遠 の
夜 と 失 う 平 和 写  ....
ハロー、ハロー、聞こえますか?

ここは地球です

あなたの星から地球は見えますか?

いつかみたいにまだ青い星ですか?


ハロー、ハロー、聞こえますか?

ここは地球だと ....
お前の家はゆるやかな
川のほとりに建っていて
細い路地だけが道である
川はかすかに早春の泥の緑を湛えている

その路地をお前は確かに歩き
お前の大きな背中にはいつも日が差している

お ....
川面に浮かべた林檎を手にすくい
また沈めながら
「きれいだ」
「きれいだ」
それだけを呟いて
繰り返し林檎を見つめるあなたは
この月の光と照らし出された波を
どう眺める ....
風もなくて―
今日もぼくは、陽気にツバメをとばしていた
どたどたどた
兵隊さんがやってきた
パンパンパン
お祭りだ
わはは わはは と
人殺す
キャッキャッキャッ と
騒ぎ立て
カシャカシャカシャ と
撮影会
ボンボンボン と
魚が降 ....
プラットフォームのうえで
学生が夕焼けにさよならしてる
桜色の空の真ん中では
ぐるぐるトンビが廻ってる


ぼくは君がくれた
読みかけの詩集を閉じて
琵琶湖と比 ....
ちり、ちりり、と
細く凍える氷の心音を
耳元に押し当てながら私は
グラス越しの揺れる景色を
手繰るように眺めていた春でした

くわん、と
頭の、奥の
くわんと鳴るところが私の
大きな ....
薄情なのは
どうやら僕も君も彼も彼女も
みんなそうなんでしょう。

無礼なのは
どうやら僕も君も彼も彼女も
みんなそうなんでしょう。

きっとみんなわかっちゃいないんです。

愛や ....
?.

木曜日に最後の晩餐をして

金曜日に くちづけられて
磔にされて 血を流して 死んで

三日後に もう一度生まれる

手のひらには穴が開いたままで ....
子どもを三人殺したと
自慢する男がいた

あたしゃ子どもを三人産んだよ
そういった小太りの女がいた

子どもを三人殺した男は
一人ずつどんな風に殺したのか
丁寧に説明してい ....
寒く乾いた
においがしたよ
手を握って
温もりがしたよ

遠くで何かが
鳴いている
近くで僕が
泣いている

風を切って
車を抜かし
君と二人で
現をぬかす

そこの兄さ ....
一回。



初球は大きく外れ、
バックネットに突き刺さった。
球場がどよめく。
マウンドが揺れている。

おれが揺れている。





 ....
 あの年の冬は雪が少なかったなぁ
 と記憶の中であの年の風景を思い出して1?積もった雪の上を踏みしめたりつま先で地面で穿り返したりしている
 自分の部屋から眺める外の景色は普通なのだけれど 毎回毎 ....
真夜中だというのにその旧工場には
明かりがついている。次々にプレスされていく文字。
ここからじゃよく見ない。僕は玄関をでて
実際に見に行かなくちゃならない。
ふくれっ面のあなたの頬を
針で突き刺したら
プシューと間抜けな音を立てて
空気が漏れてきて
その風で台風を起こして
そこら中を吹き飛ばして
真っ平らになったから
とにかくい ....
            2007/04/05


金属の
吸湿性について
クグってみたが
よく分からない
脱石油の旗の元
水素貯蔵合金は
開発競争も忙しく
かのフリー百科事典
 ....
きっとみんな真面目なんだろう

だけど勤勉になれなくて

万年ゼミのように都会の巣穴に

隣の木の根をかじっている

そうかと思えばいつだって

やる気と自信に満ち溢れた人々が
 ....
魚になって泳いでみたら
ちいさなあの子がすくってくれた
あんまり優しくするもんだから
優しくガラスにキスをした。

小鳥になってちゅんちゅんしたら
おっきなあの手で優しく抱いた
あんまり ....
 







「 ひと 」

           



           一秒、

          
           人と人は ....

メリケンヒーロー空を飛ぶ
今日も国民の為に空を飛ぶ
みんなを守って満面の笑み
画面の向こうでこの俺が
「気持ち悪ぃ」と呟くも
彼は矢張りヒーローなのだ

メリケンヒーロー空を飛ぶ
 ....
いま
{ルビ仄=ほの}明かりの部屋がとても寒くて
ぼくは
コカ・コーラの気が抜けてゆく潮騒の中で
花が開いていくのをじっと見ている
足が冷たく
息の僅かな白さの中に
ちいさな子供だった頃 ....
?.

なんだかみんな似てるね
みんな美人ぞろいだね
あのこ ああ、あのこなんか
絵にしても いいね

なんだかみんな似てるね
でもおまえだけ少し違うね ....
帰宅ラッシュだった
階段で圧力に耐えかね
ひょろ長い女の背を
あわあわと胸で押してしまった

(押すなよおっさん!

おっさんではない
武士である



{ルビ法度=はっと}に ....
月が照らすだけの何の変哲もない住宅街の真夜中の風景
それはどんな偉大な芸術も敵わぬ美しさ
永久に続くかのような静寂
新聞配達のバイクの音がそれを引き裂く
それはまるで壮大なオーケストラのようで ....
きのう吹いたつめたい風が
あれは冗談とほほえんで
春の粒子を散りばめたなら
さくら通りは魔法のアーチ

鳥がね
枝を渡って
ほら
花びらたちが

くるくると
  ....
例えば
用を足していて
済み
尻を拭おうとして
トイレットペーパーを

力任せに引っ張ると
安っぽい
「トイレットペーパーを支えてるやつ」は
その安っぽさをいかんなく発揮して
芯の ....
もも うさぎさんの自由詩おすすめリスト(913)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
馬鹿な風- 楢山孝介自由詩10*07-4-9
青き日々のフレンドシップへ- なかがわ ...自由詩2*07-4-9
おかしな日- オズ自由詩407-4-8
日々を焼く日々- 自由詩18*07-4-8
ハロー、ハロー、- 蒼依自由詩1007-4-8
和子について- 黒田康之自由詩4*07-4-8
月のように川面のように- 九谷夏紀自由詩7*07-4-8
- プテラノ ...自由詩5*07-4-8
祭り- kei99自由詩107-4-8
湖西線- はらだま ...自由詩20*07-4-8
- 霜天自由詩807-4-8
嘆くこと- 蔦谷たつ ...自由詩807-4-7
SEMANA・SANTA- 水在らあ ...自由詩2707-4-7
数合わせ子- なかがわ ...自由詩3*07-4-7
車に乗って- kei99自由詩307-4-6
「_残球。_」- PULL.自由詩5*07-4-6
愛し君との想い出- はじめ自由詩5*07-4-6
[:spot- プテラノ ...自由詩6*07-4-6
風、風- なかがわ ...自由詩4*07-4-6
金属は湿っている- あおば自由詩10*07-4-5
虹色の飴玉- 知風自由詩307-4-5
スケッチブック- プル式自由詩15*07-4-5
「_ひと_」- ae96自由詩307-4-5
1、2、HERO- 虹村 凌自由詩1*07-4-5
花冷え- 水町綜助自由詩35*07-4-5
おまえからすべて奪って- 水在らあ ...自由詩2307-4-5
武士のきもち- 佐野権太自由詩34*07-4-5
夜が明ける頃に- 鋼鉄漢自由詩307-4-5
陽だまりらせん- ささやま ...自由詩13*07-4-5
濡れたトイレットペーパー- チグトセ自由詩11*07-4-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31