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猛禽がやたら低く飛んでるな

  なのはなにしずかなあめ
  なのはなにしずかなかぜ

桜の花びらに埋もれた
側溝のたんぽぽ

   散って舞う風流よりも
   舞って発つ、汚れても ....
写真では思い出せる
ものがたりは忘れてしまった
楽しかったことの記憶だけ
振り返ることもなく

通過電車のあとを追う
錆びた風であれば
印画紙を風の色に染めて
完成する思い出

岩 ....
呆然としているだけで流れていくものを時と呼ぶな。わたしたちの
いちばん大きな乗り物は、生まれてきたときの速度を保とうとして
いるだけで、あなたの生き方とは関係がない。冒険せよ勇気を持っ
て自らの ....
手すりのない屋上で
そらをとりもどす、わたしがいる
{ルビ限界線=ちへい}に浮かぶ遠い筋雲の
気流の音に耳をすます
わたしがいる
まぶたの裏に
真昼の月を新月と焼き付け
まぼろしではない ....
そんな目でみるなよ

おいしく食べるからさ
世界が希薄になっていく
高い高い、高い場所で
不純な核にとらわれて連れ戻された
綺麗なだけの名前で呼ばれるもの

   海は無限のやさしさでとかして
   吹き抜ける音や打ち寄せる色だけが ....
私が眠っている 界の隙間で
空がどんなあくびをしているか
そんなことが知りたくて
目を覚ますと、忘れてしまう

後頭部に焼き付くような
落日のあの色を
惰眠のみやげにしようと
まぶたに ....
虹が遠いね

暗がりのなかからは

遠すぎるね
ちょっと長めの旅行を終えて
ベランダに出てみると
大切な鉢植えのミカンの葉が
全部無くなって
大きなさなぎがぶら下がっていたのです

街ではもう、見かけることも少なくなった
アゲハチョウ ....
今日は丸い椅子には
座りたくなかった

道を失いそうなときには
肘掛けはついてなくて
それ以上はないというくらい
角張った椅子がいい

座るという緊張感が
癒されてはいけない
立っ ....
もも うさぎさんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かえりみちで空をみたんだ- たりぽん ...自由詩708-4-16
錆びた風を紡ぐときの浜辺で- たりぽん ...自由詩17*07-4-13
踊るとすれば輪舞、できれば砂漠の真ん中で- たりぽん ...自由詩15*07-1-22
その日、屋上の扉があいていたんだ- たりぽん ...自由詩17*07-1-18
ぬりかべ_まん- たりぽん ...携帯写真+ ...14*07-1-8
結晶核、とらわれて- たりぽん ...自由詩15*07-1-7
目覚まし時計を止めたまま- たりぽん ...自由詩16*06-12-4
分光の距離- たりぽん ...携帯写真+ ...11*06-11-28
あげはちょう- たりぽん ...自由詩18*06-11-25
丸い椅子に座りたくなかった- たりぽん ...自由詩15*06-11-24

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