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梅のにおいだ



がらんとした空洞のせかいに
手をひたす
わたしがさわれて
感じられるものを
おもいきり吸い込むために


あざといまなざしに 
淋しくかかげた
いたみの芽 ....
ひとつひとつに
名前なんてなかった
きみだけが知っていた
美しい世界
神さま
ねえだから
きみは神さま
みんながうまれたときに
さいしょに泣いてくれたのは
きみだったな
あわくする ....
白い手首から
あかいなみだが滴りおちて
砂に染みた
日をしるたびに乾かされる
ざらついた海の響きが
耳に刺さる

あらゆる事象が眩しい

それまでも花の咲く過程だときみはいう
半信 ....
水中ではうたもうたえない
だけど泣いたってわからない
ささやかなゆれはわたしの体温になって

さかなたちの集うよるがくれば
ふやけた指先からあふれていく
あらゆる目線の延長上 ....
朽木 裕さんのアオゾラ誤爆さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わたしは春にうまれた- アオゾラ ...自由詩12*08-3-11
神さまとさよならする日- アオゾラ ...自由詩3607-12-20
花葬- アオゾラ ...自由詩1207-11-24
肺をみたす(水葬)- アオゾラ ...自由詩2507-8-17

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