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明け方四時から朝の六時ころにかけて枕に頬をつけ、真昼の十二時ころに目を覚ます。ところがどうかすると、四時から、五時、六時、するすると九時頃まで眠れないことが週にいちど程。そういうとき眠ってはいけな ....
落ち着いて。死はまだそこまで来ていない。
大丈夫。私があなたを抱きしめなくても大丈夫。あなたを抱きしめてもあなたから恐怖は去らない。その恐怖に根拠はないのだから。その恐怖に根拠がないから、あなた ....
「春」
てふてふが一匹韃靼(だったん)海峡を渡って行った。
「春」という一行詩です。
作者は安西冬衛(あんざい ふゆえ)。僕の最も好きな詩人のひとりなのです。
安西冬衛の詩との ....
雨の音がまるでオルゴールのようだと、ナナが言った。
僕はオルゴールなんて見たことがなく、それがどういうものなのかは知らない。そう言うとナナは目を丸くして驚いた。
「ゼロはオルゴール ....
――――ヨルノさんと詩を巡る旅
あ どもども こんにちワンワン
えっと 先日の日曜 大阪の万博記念公園という所に初めて行って来ました 知的障害者のガイドヘル ....
僕の飼育権を勝ち取ったのは名実ともに日本一の動物園、上野動物園だった。
僕はすぐさま薄暗いトラックの中に入れられ、東京へと運搬された。
園内に着くと早速、僕は檻の中へ放り込まれた。
新しく造られ ....
{引用=猫讃仰フェスティバル参加謹呈}
ライオンちゃんは喉が渇いて大変だ。
サバンナでは半年も雨が降らないので、揺らめく陽炎に口を開けて待つ顔
があまり可哀相にも見えないのは、渇望と失望の間で ....
いわゆる「現代詩」というカテゴリの中では、現代詩vsポエム、紙媒体vsネット、朗読vs黙読、というような対立が薄い地殻の下に蠢くマグマのように潜んでいて、キラウェア火山のように断続的に地表にマグマが噴 ....
方丈記
昨夜、方丈記というのを読み、なかなか感慨深いものがあった。僕は情緒的に奥の深いものが嫌いで、理知的なでっかいパイプオルガンみたいなものが好きなだけにこれは趣味ではないとう先入観があってな ....
下駄ばきにミニシガー
二階屋で蝶を飼うよなおとこなり
というのがあった。僕はこれがとても好きだった。たいへん呆けていて、悲しかった。馬鹿な青年の目に青空と流れて行く白い雲が見えるような ....
ブラウン管に映る天皇裕仁をテンちゃんテンスケと嘲罵するほど軍国少年
であった父は明らかに左翼で、党から除名されても宮本議長(当時)の不
撓不屈や不破書記長(当時)の才気煥発に敬服やまず、一般紙の他 ....
私かて10年前の文章を発表したくなる気分のときはある。そして実際にお蔵から引っ張り出してきたこともある。しかしいまそんなことやろうとは思わない。そんなまどろっこしいことやってられっか。世の中はすでに変 ....
初出:2000年「詩人専用シナプス」
ヒマな時によく、詩のサイト巡りをする。ちょっと前まではwebringの営業のために、投稿コーナーのあるサイトを見て回ってた。Googleという検索サイ ....
引用は AtoZ氏 の投稿、「詩人は原点に帰れ」より。「『自動筆記』」という言葉についての氏の限定的な使用法については、敢えて無視させて頂いています。
**********
>ま ....
「敗者にかける言葉はない」
というが、誰か権威のある人の名言をそのまま自分の思考や考えに導入しているようでは、その人は単に記号にしがみついて自分を正当化しているだけの臆病な人間だ。
本人は臆病 ....
ここのところ、詩をやることに少し疲れている。詩を書くことに、ではない。詩をやることにだ。詩を書くだけなら、いつでもそういう気持ちになることは出来る(もっとも、僕の場合は気分屋で、おまけに面倒臭がりの ....
1.対位するものから浮遊する散文
私は歩いていた
標識のない道であった
ときに景色が
逆に流れる場所がある
見知らぬ森
(『道標』より)
散文の特徴の一つとして ....
帰省前日、正確には当日だったかもしれない、とにかくそんな時間帯に俺は風邪薬(パブロン)を摂取してそれで寮にいた先生方、寮監に怒られていた。3錠からは覚えていませんすいません二度としませんごめん ....
私がちょうど22よりひとつかふたつばかり年が若輩者だった頃、世の中では1980年代の世紀も終わりをつげるかどうかの瀬戸際だったかと存じます。
私は当時イヤでイヤで体重100kgを越す典型的な拒食 ....
国道四号線のブルース 作者 構造 1000番出版555シリーズ
作者の構造氏は1977年に生まれた。(と、後書きに書いてある)作品のほとんどは学生時代から2008年あたりにかけて書か ....
僕は紫。生まれた時から紫。だからどうしようもない。本当にそう思う。
赤と青の里から遠ざかり丘の上の藁葺き屋根の小さな家でひっそりと暮らしている。
時々黄色がやって来てスープを作ってくれる。
....
批評祭の貝吹明さんというひとの投稿文がおもしろかったのですが、
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=201246 【批評祭参加作品】思うこと〈2〉
http ....
夜、真っ暗な中、なにもないような山間の道をえんえんと走った。連れと、ここを二人で走ったら、どんな二人でも、恋に落ちるかもね、と話した。人生について語らなきゃいけない気がするからね、と言った。そして、い ....
現代詩フォーラム50選を発表し、わたしがたのしい。という企画です。
批評祭がずっと前におわっても、平気で大発表してしまいます。ラスト!
最後に、感想を書きました。最終行までお付き合いいた ....
{引用=あなたが本当に良い詩を書きたいと思うならば、それは、どれだけ苦労してでもやってみる価値があるはずだ。}
みなさん批評祭お疲れ様でした!!
宣言しておりま ....
<椎野いろは>さんの作品、それは「展開の美しさ」
■作品1
つなぎ 椎野いろは
詩になることで
一歩ずつ押しだされ
ひとつ
またひとつ
人間になっていく
詩になれな ....
2009年9月号の現代詩手帳の裏表紙は、第一回「鮎川信男賞」募集のお知らせでした。
その募集文の中に
{引用=
「歌う詩」から「考える詩」「感じる詩」へと展開してきた現代詩の今日から明日を予見 ....
優れた詩に出会うというのは、そうそうあることではない。
それはインターネットの世界も同じことで、ここ現代詩フォーラムにおいても、文句なしに優れた書き手といえる者は全体の1%にも満たないのではな ....
(※今から書くことは、かなり飛躍した考えで、矛盾に満ちている。私自身、今から書くことを本気で考えているわけではない。本気で書いているとしたら、あまりにも宗教じみてもいる。なぜ書いているのかというと、ふ ....
今夜、遠い空の下の鳥羽で、一人の詩人の通夜が行われた。その時僕は、旅先の秩父から、地元の鎌倉へ戻って来ていた。何処から書き始めるべきかわからないが、川村透という詩人は、その正義感の強さ故に、かなりハ ....
大村 浩一さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(183)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
朝のこと
-
はるな
散文(批評 ...
4
10-5-25
まだ死は来ていない
-
渡邉建志
散文(批評 ...
4
10-5-24
大好きな詩人を紹介してみます__「安西冬衛」
-
非在の虹
散文(批評 ...
4*
10-5-23
rain
-
ロリータ ...
散文(批評 ...
8
10-5-23
ヨルノさんと詩を語る_掲示板へ_to_go!!__になる予定 ...
-
ヨルノテ ...
散文(批評 ...
5+
10-5-19
青木龍一郎が動物園にやってきた
-
青木龍一 ...
散文(批評 ...
3
10-5-16
ねこの進化論
-
salco
散文(批評 ...
5*
10-5-9
現代詩カテゴリのジャンル分化に関する考察
-
しろうる ...
散文(批評 ...
6*
10-5-9
方丈記
-
m.qyi
散文(批評 ...
4
10-5-5
下駄ばきにミニシガー
-
m.qyi
散文(批評 ...
3+
10-5-5
メーデー
-
salco
散文(批評 ...
14+*
10-4-29
機は熟している、はずなんだけど。
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
5*
10-4-21
詩歴について。
-
いとう
散文(批評 ...
32*
10-4-20
それは違うのではないでしょうか?──ぽえりんこ大会参加への第 ...
-
藪木二郎
散文(批評 ...
3
10-4-13
走り書きメモ
-
結城 森 ...
散文(批評 ...
2*
10-4-13
詩をたたきのめす
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
7+
10-4-12
笹野裕子「今年の夏」をめぐって
-
葉leaf
散文(批評 ...
1*
10-4-5
2010.3.29.月
-
榊 慧
散文(批評 ...
5
10-3-29
悲しいことがあると僕はいつも
-
花形新次
散文(批評 ...
3*
10-3-24
詩集評_国道四号線のブルース_構造_1000番出版555シリ ...
-
リーフレ ...
散文(批評 ...
3*
10-3-19
harmonic_simulation_(for_Leo_a ...
-
Oz
散文(批評 ...
3
10-3-15
貝吹明さんの『【批評祭参加作品】思うこと』を読んで、いまさら ...
-
ツ
散文(批評 ...
4+*
10-3-8
夏のおわり
-
イシダユ ...
散文(批評 ...
11
10-3-7
現代詩フォーラム50選_(3)
-
露崎
散文(批評 ...
15
10-2-17
受賞者発表(1)
-
相田 九 ...
散文(批評 ...
6+*
10-1-19
【批評祭参加作品】<椎野いろは>さんの『つなぎ』と『低気圧』 ...
-
Kashin
散文(批評 ...
2
10-1-15
【批評祭り参加作品】現代詩手帳散見
-
リーフレ ...
散文(批評 ...
5
10-1-11
【批評祭参加作品】客観描写ということ(高浜虚子)
-
古月
散文(批評 ...
18+*
10-1-10
勝利という概念は記号の罠だ_仮説メモ
-
結城 森 ...
散文(批評 ...
3*
10-1-6
世を去り逝く詩友への手紙_〜追悼・川村透さん〜_
-
服部 剛
散文(批評 ...
6
09-12-7
1
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6
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