わたしがよく行くカレー屋の
インド人の店員さんは、とってもいい人
インドのことをいっぱい教えてくれる
コーラをサービスしてくれる
街で会ったら挨拶してくれる

「わたし、カレーが ....
空がまだ泣かない
空がまだ泣いてくれない
私は泣く準備をしている
あなたを待っています

ここでこうして毎日
揺れる気持ちを抑え
風にくすぐられ揺れ

もし私が一年後
ここに
こ ....
ここに一つの告白をしよう
俺は俗に言う、いじめられっ子だ

昼食のパシリ(は当たり前のこと)
集団私刑(あいつらはプロレスごっこという)
かつあげ(毎月1万円の献金を要求される)
上履きを ....
しろく
白濁する身体

血管の赤く
くろぐろ流れる日々

小さな小さな
ほとんどミクロの

暗点より
無理から繰り出される

悲劇
ほとんど架空の

白濁する日々が
く ....
あなたの幸せを願う人は多いから

むこうでは元気ですか
だれにいうわけでもなく
空気が震えている

澄んだ空で祈っていても
空は青いままで

涙は降らない
放った言葉は
宇宙葬
想われた言葉は
さようなら

糸の切れた凧のように
僕は自由ですね

されど
日々は変わらず続き
空の色さえ失っていません

その普遍性に
安堵し
途 ....
やっていたゲームの電池が切れ

やる気無くした僕は

ペーパーナイフのような気持ちが

突き刺さり痛み出した

つまり感情をバクハツさせる

教室でやっているテストなんか意味がない ....
細い銀の糸で田園は縫われた

少女は短い休み時間に少しだけ眠る

雷鳴が布をいっそう白くし

指貫きを嵌めたままの指が

ぴくりと動く
晴れた日に
お散歩
ジョギングの人
サツキの花

貴方の笑顔
真っ白な歯
なびく長髪
か弱い貴方

今日はカレーライス
昨日は蒸した豚バラ
シャンプーをしよう
冗談で笑いころ ....
逃げる羊を追いかける。
嫌がる羊を追い詰める。
怖がる羊をあざ笑う。

とても とても 弱い羊は逃げ出した。
抑圧されて逃げ出した。

逃げて 逃げて 逃げて
思い切り逃げたのだけど
 ....
絹のような 抗いがたい量感に
涙さえも濡れてゆく


霧とよぶには 重たく
雨とよぶには 軽く
そこはかとなく
命名を拒むような
その 結界に包まれて
記憶の軸も同様に
遠退い ....
やっと、
波が来た。
ヤセイに満ちた、
笑う波。砕けてさらに、
あざ笑う波。

細胞
細胞が闘えという
波と
海と

アフロのカマレラもニカッ

親指立てる
走って帰って ....
覚醒の寒流
眠けのぬめり
両端をめぐるもの
みずのようにそこに落ちる

自虐的な痛覚
人からの柔らかな傷み
痛くて痛くて
いたみは体を経て力へと

つながらない傷
繋がれている軽 ....
0:00を見てしまった私の
明日は重たいだろう
お疲れさま
滋養強壮ドリンクは用意してある
あとは
ブドウ糖
3000円の当たりくじ
これが現状の評価

浮き輪ひとつの遠泳は
これ ....
少年少女たちが つどって
いっせいに 深呼吸をする 
青空に 結節性陰影もなく
きよらかで わたしには
死ぬほどの 毒である
しずくのことは
一輪、
二輪、と数えあげたく
青空ならば頷いてくれるだろうか と
躍らせた髪


真昼の月の通い路と
銀色乗せた浅瀬の流れは
中空で いま
十字を結ぶ

か ....
薄紫の
花を
目が食べ
目覚めたとき

その直後も
草を食むように
咀嚼しつづける
若葉いろの歯車

ふと遠い日のすももの果実
熟れて柔らかに割れ
したたって染みる
濃い赤紫 ....
まぶたを突き抜けるような明るさに
耐え切れずに目を開けた
先に起きたらしいあなたは窓際にいて
煙草のけむりをほそく吐き出しながら 
晴れたな、と少しうれしそうにつぶやく

目を向けた窓には ....
現代詩フォーラムで自分が好きなのは、ゲストブックのごあいさつの部分。はじめの一歩だね。

入会するには、いろんな儀式がある。まず、ハンドルネームを決めなくちゃいけない。本名でやってくかっていわれる ....
真夏の夕陽に染まるさざなみは
あなたの肩越しに遠のいてゆくばかり
深めに倒したナヴィシートで
あなたの好きなラヴバラードに酔いしれて
日焼けしてしまった首筋に心地よくて
小さなため息をひとつ ....
明日がない
今日が苦しい
昨日はいらない
人生めちゃくちゃ

希望を下さい。
命を下さい。
鏡を下さい。
世界で一番美しいものはなに?

過去を捨て
現在を生きる
輝く夢を見て ....
哀れで愚かな 魔物が恋をした。
醜く恐ろしい 嫌われ者の魔物が恋をした。

美しい姫君に恋をした。
心優しく気高い 姫君に恋をした。

決して許されぬ恋と分かっていても
この想いだけは隠 ....
#01

 心臓が
 とまっちゃうほど
 うれしい
 なんて
 恥ずかしくって
 心臓が
 とまりそうだよ



#02

 いつかはこの魔法が
 解けると思ったら
  ....
真昼の公園で木漏れ陽を浴びて 
癒える筈のない悲しみのことを考えていた 
ときおり吹き抜ける風はすこし熱を帯びて
客待ち顔のアイスクリーム売りの老婆の 
麦藁帽子を踊るように撫でてゆく 
 ....


父は
生まれた時から
わたしの父であった

母は二度の流産を経験していて
私の時もずいぶん危なかったらしい
わたしは
生まれる前から
強さと弱さを持っていた

父は私をお ....
貴方がいなくなってから
幾年経つだろうか
近くて遠い年月
楽しかったあの頃

甘く切ない吐息
手をつなぎ歩く
欲しくて欲しくて
家で映画を見たね

外野がうるさい
ずっと一緒にい ....
大量にバスケットの中につっこんだ

様々な商品はレジなんか通さず

その場でかぶりつく

繋ぎだした僕と

未来の僕との距離に

羽ばたいて行け

今少しずつ確かなモノになって ....
人差し指のフラフープ
鍵と小さなキーホルダー
くるくる踊るマスコット
鈴つき猫のプリマドンナ
陽射しにきらきら反射しながら
彼の指に操られて
自由に回っているようで
その手に閉じ込められ ....
ジンジャーエイルでいいです
知ったかぶりして注文したら
それはどんな味がするのかな
一杯回してくれないかね

亡くなったお祖父さんに冷やかされた

お祖父さんは
お酒が好き ....
クレープを たべながら
女の子たちが へらへら
そよかぜに とばされている
男の子たちは ぼろぼろ 
あるきながら こわれている
アサリナさんのおすすめリスト(470)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
インド人- 壺内モモ ...自由詩6*06-6-18
- 自由詩1*06-6-18
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最後の痛覚- シホ自由詩106-6-18
メモ- 佐藤伊織自由詩4*06-6-17
ネロリのこいふみ- 藤原有絵自由詩16*06-6-15
レッドマーチ- こめ自由詩806-6-15
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ジョギングの人- ペポパン ...自由詩3*06-6-15
スケープゴート- 蛙の子自由詩506-6-15
霧雨- 千波 一 ...自由詩12*06-6-14
ヤセイ- 水在らあ ...自由詩9*06-6-14
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ぎんぎんぎらぎら- 蒼木りん未詩・独白506-6-14
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桜残照- 千波 一 ...自由詩19*06-6-12
目覚め- シホ自由詩406-6-12
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ハンドルネームとはじめの一歩- umineko散文(批評 ...12*06-6-11
Love_Boat- 恋月 ぴ ...自由詩15*06-6-11
やり直そう- ペポパン ...自由詩4*06-6-10
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