てをつないで
ふたり
てをつないで

かわべのみちを
あるいているのだ

はしって
はしって
かたでいきして

きらきら
あせが
ひかっているのだ

ごくごく
ごくごく ....
そら
 そう
  ほら
   みて
  ここ
 そこ
むこう
 ぜんぶ
  ぼくに
   とって
    ふかく
  やさ ....
  あなた、アオウミガメの背中を
  匂ったことはあって?



少女は
さして、答えを求めるふうでもなく
空と海の継ぎめを見つめたまま
潮風にふくらんだ髪を
そっと抑える


 ....
常夜灯の橙のひかりをおもい
月を電燈へと落すのです

此れは白いと申しますので
黄いろセロファンを被せたのです

此れは贋物
此れは贋物

けれど知らぬ事なのです
常夜灯のひかりな ....
眠れぬ夜が
大きな口をあけ
数珠繋ぎの言霊を
ひとつ食み
またひとつ食み
私をおいて
月の光ばかりが蒼白く
           強くなる

溢れた涙を
瞳に返せはしないけれど ....
色あせてゆく
その言葉に
偽りの色のせぬよう


くちびるよ
痛みに目を覚ませ
熱をもてあますな
気持ちを厭うな


私の中の陽は
言葉でしか燃えぬ
それしか知らぬ

ど ....
日が暮れたあとの海岸は
月に映える波とまだ暖かい砂
泡立つ波がレースのように
波打ち際を白く飾る

肩越しに見えた打ち上げ花火
風に乗って来た歓声と
建物から漏れる無数の明かり
夜 ....
もぐらが「こんにちわ」
芝が穴ぼこだらけ
抵抗のしようが無い
好き放題

そのうち餌がなくなるのか
いなくなる
子供に取っては嬉しい
ウキウキ、ワクワク。

自然は穏やかだ
徹底 ....
血まみれでスキップする
お母さんを真似して
とりあえず血まみれになる
その子ども

血まみれの足跡で
コンクリートの上に
楕円を描く
血まみれのお母さん

一定の速度で
キープ
 ....
こんなに青いくらい透き通る空に
太陽がぽっかりと大口を開けてる


黄色い長靴も
黄色い傘も
黄色いワッペンも
黄色いレインコートも


みんな黄色いヒマワリにして


眩し ....
夢を見ているだけでは
消えてしまうから
夢を摘みにゆこう

その夢は遥か遠くても
君のすべてが始まる
夢に終わりはないはず

夢を見ているだけでは
忘れてしまうから
夢を育てにゆこ ....
うやむやに熔けてしまっていませんか
その夕暮れに

指揮棒に従うことで
いくつの雑音を聞かずに済みましたか


なつかしい歌たちに包まれたい日があります
拒みたい日もあります

 ....
炎の塊がどんどん大きくなっていく

僕の心もどんどん大きくなっていく

知らず知らず僕は少しずつ大人になっていった

まだ子どものままでいたい

ピーターパンシンドロームでもい ....
夏の
体の
着衣のまわりくどさを
一枚、一枚、可愛がるように
指でしか剥ぎ取れぬ熱を
一枚ずつ剥ぎ取ってきました


あ、
そういえば、
非常階 ....
あなたに伝えたい言葉は
たった一つ
僕はあなたの事が好きです
たったそれだけ

永久に伝わらない言葉は
たった一つ
僕はあなたの事が好きです
たったそれだけ

あなたに聞きたい言葉 ....
「太陽は暴力だ。
冷房の効き過ぎた教室で
あたしはカーディガンの袖を食みながら
前方伸身2回宙半ひねり
を、決めた燕の
誇らしげな嘴を 遠く眺めていた

あの、三つ子の巣立ちは
母の墜 ....
小さなブタが
前足を少しだけ上げて
思い切り鳴きます。

小さなブタが
なんだか奇天烈な姿をした
巨大な石の群れに向かって
思い切り鳴きます。

前足を少しだけ上げて
闘争本能をむ ....
やがて
夕闇に閉ざされる海の
光る航跡を追いかけて

白い波間に漂う一人ぼっち
私の貝殻は声もなく
夏は化粧に忙しい
忙しくなればあちこちがさわがしい
小さな約束がたくさんあるけれど
約束の周りには雨がふりつづけている

この星の伝言は
雨が好きなのかもしれない
わたしらは雨の外側で
 ....
おれは
生中10杯飲んでも
吐かない

おれは
流行の短パンなんか
穿かない

おれは
床にこぼれた砂を
掃かない

おれは
ビーチサンダルを
履かない

おれは
か ....
楽しい毎日の中に
あなたの命日も隠れています

おめでとう
おめでとう
お誕生日
おめでとう
この世は楽しいことばかり
だよ
1. 

もわもわ
と、ふくれあがる嫉妬心
あなたが遠くをみつめるその先に
見えるはずのない影を見ては
心に広がる黒い雲


2.

クルクル
と、まわる私の猜疑心
ゆう ....
砂糖にたかっていたアリを
靴で踏みつけた
おまえは家の子ではない
アリの巣から拾ってきたのだ
前の夜、酔った父は言った
群れは乱れ右往左往し
数十匹は難を逃れ
数十匹は幸せな表情 ....
見渡す風景は透明な水色
水の中より君を見る
舞う蝶よ
ここでしばしお休みなさい

厚いガラスに気付かぬふりで
我らはしばし寄り添おう
夜になれば
きっと境も忘れよう  ....
 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 あ



 花 ....
あなたといると
イオン
目に見えない何かが
私を包む

それがたとえば
川沿いの散歩道
ブティック
ピアス
かたりと置いた テーブル

私の輪郭が
角張った直線が
どこか
 ....
新しい世界を開く事で
新しい不自由も
引き受けなければならない

コンピューターは未だにあたしには
ブラックボックスである事は確かで
黒い魔法の小箱の扉を開けると
静かに息づいている ....
あたしの踵にね
鈴が入ってるの

歩くたびにね
動くたびにね
すごく
いい音で鳴るの

お母さんがね

入れてくれたの

うれしいときは
すごく可愛く
なるの

怒って ....
朝起きて身に着ける制服 あたしを縛る首輪で、戦闘服

電車の中でしばしの睡眠 戦場に向かう一瞬

ホームに降り立って「おはよう」の一言 敵の様子をうかがうアンテナ

教室に入っていつも ....
ねぇ 空を飛べるでしょ
ねぇ 鳥になれるでしょ
ねぇ 月になれるでしょ
ねぇ 私たち結ばれるでしょ
ねぇ いつまでも平和でいられるでしょ
ねぇ お星様になれるでしょ
ねぇ いつまでも輝いて ....
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