屋根が卵を産んでいる
やがて孵化した屋根は
その下に家をつくる
中では人が
また息を始める

山木の斉藤さんと
いとこにあたる人が訪ねてきたので
午後からわたしたちは
外に出て遊 ....
いつになったら楽になれるの?
私はいつまで飲み続けなければならないの?
ねぇ教えて

今の私に効く薬など無いわ
いつまで私はここに居ればいいの?
ねぇ教えて
助けて
誰も助けてくれない ....
朝、目覚めて、海を、見に行く。

ねぼけ、まなこに、潮風、しみる。

寝巻に、残る、熱、冷めてゆく。

寝汗が、冷えて、少し、目覚める。


海辺の、ディスコは、閉店、時刻。
 ....
の丘に
咲いたダリアの一輪の
唇の頬のうなじの太ももの蹄鉄の
隠された場所の

の丘に
びっしりと生えそろう数億のダリアの一輪の
唇の頬のうなじの太ももの
暴かれた場所の

の丘
 ....
外ではもう夜が始まっていました。

部屋の中に滑り込んで来た夜に
気づかないでいると昨日から抜け出せなくなるようで、私は
決まってひとりベッドに腰掛け
何色ともわからないカーテンを手繰り寄せ ....
ぼくは詩を書きたい

自分の創作は
自分が作るもの以上でもなければ
自分が作る以下のものでもない

今日もまた

朝の散歩をしていると
画家に出会いました

いつも綺麗な風景画を ....
僕にはどうしても叶えたい夢があった。
切望して切望して止まない夢があった。
「はやく、大人になりたい。」
僕の口癖だったんだ。

小さな頃
大人になったら「望む自分」になれるって信じて疑わ ....
おまえの考えはマカダミアンナッツ並みに甘い
ハワイ土産でマカダミアンナッツを持っていけば誰もが喜ぶというあの考えからして甘いように
おまえの考えは大甘だ
ちょっと目が合った職場の女の子がかわいく ....
にわか雨は窓ガラスを叩く激しさで
海辺の汐臭さをわたしの部屋まで連れて来た
波音のひたひた寄せるテーブルで
いつか拾った貝殻の擦れる音色がする
ハンガーにかけたわたしの白いブラウス
温もりの ....
ふしぎなもので
空っぽに近いほど
人生は
重い



そんなことを遠くの風見鶏がいう。
天使はね、天からやってくるんだよね

左手はね、左手は必ず光を掴むよね

僕たちは 否僕は平原を駆け回る

腕を扇風機のように回しながらそこら辺を

あのときの笑顔はそう、土の香りがし ....
 昨日の日曜日は嫁が友人に会うというので娘と二人で留守番だった。
 昼飯を食って昼寝した後、ずっと室内にいるのもどうかと思ったので、自転車に乗って駅前にでもいくことにした。勿論娘は自転車の補助席だ。 ....
自分くらいは
自分を好きでいて
いいよねって

そうすれば
ひとりぼっちじゃないからね

わたしはいつも
わたしといっしょ

あなたに
なんて渡さない
 
 
 
いや、
もう私が書かなくてもねえ
素敵な書き手の方はゴマンといますね
じゃあやめるわ
読むだけにするわ
と思うときは沢山あるですよ
あるですよってどうよ
けど、
そういう時に限ってなん ....
鐘の音が響く
それは終わりの合図
吹きっさらしの風が指を抜け
僕はどこまでもそれに乗る

来る日も来る日も僕は風に乗り
どこまでも どこまでも

目まぐるしく変わる 
世界は続く
 ....
わたしは赤い糸
つながる先を求めてふわふわ漂っている

わたしは赤い糸
つながりができてにこにこ笑ってる

わたしは赤い糸
長かったのを切られて呆然としている

わたしは赤い糸
ご ....
しゅくだいは
まえのひまでに
やればいい

ちからいれて
やらなくていい

それなりに
てのとどくところまで
やればいい

ろくじゅうごてん
とれれば さいこう
べつに
さ ....
賢い犬はご主人様を
よく見ている
黙って様子をうかがう
じっと動かずにいる

雨の日も晴れの日も
動かずに待っている
仕事をきちんと果たす。
泥棒が来たら吠える。

でも遊んでいい ....
そこでは ぼく と あなた と だけ だった

ふたり... 手のひらの 傷穴 を 帰って いったのは





日がな 窓の眼の まま いっぱいに

高まり 止んでは ....
こんぺいとう 目を閉じ頬に手 しゃりしゃりしゃり
たったひとつで 幸せの姫

ケチャップで うさぎが先っ! ぞぉーが先っ!
コラコラ押すなよ ほーらこんなになっちゃった

{ルビ祖父祖母= ....
あなたの様な小説は
一生かけても書くことができないだろう
だけど書きたい

あなたの様な小説が…

あなたは罰を受けたけど
罪など犯してはいない
政治のせいだね

あなたの様に生き ....
レインコートを身にまとい
土砂降りの朝をゆく
雨の
一粒一粒は
私の中に入ろうとして

もがく
流れる
つたって落ちる

あなたは
ていねいになぞってくれた
私の中に入ろうとし ....
僕は、女が欲しい
女のかたちではなく、女というものだ
できれば女のかたちに入っていると
うれしいが
それが別のかたちでもかまわない

君がもしも男だとしたら
僕は女というものになりた ....
午後の熱に散乱する
私の欠片を
拾い集めているひとがいる

ポケットのなかの綿くずのような
灰色の球が
ふよふよと窓から入ってくる

これが夏だったろうか
こんなのが夏だったのだろう ....
いとしのエリー
その笑顔は
僕を安心させる
サンスマイルカット

ここはパラダイス
何の悩みもない
何の心配も要らない
空を飛ぶカラダ

釣りをして
料理して
居眠りをする
 ....
オレンジジュースの海なんてあったら、きっと素敵だろうね
夕日に照らされたら、どんな色になるんだろうね
海の中には、どんな魚が泳ぎ、どんな貝や海草があるんだろうね
砂浜に、たくさんの金平糖やゼリー ....
先生は何時だって正しかった
僕等は何時だって間違っていた
それでも僕等は僕等を正当化するのに精一杯で
何時だって先生を毛虫みたいに嫌っていたんだ

何もわかってねぇって殴られた

行儀良 ....
あの手紙のことを
今でも思い出すことがある
何か幼いカケヒキみたいな
少しだけずるい言葉を選んでしまったことを
今でも後悔している
あなたが答えを出すまえに逃げた
ノックをしたくせに
わたしがナミダチョキンを始めたのはいくつの時だったか。

納得がゆかぬことで父に叱られ泣いて、泣いた事でまた叱られもっと泣いて
その泣き方が悪いとまた叱られナミダ涙の悪循環。
いつしか泣いたら ....
あなたはどうしてこの世界に生まれたの?
そんなのわからない
というか 思い出せない
どうして記憶は消えてしまうの?

やさしいあなた
どんな顔してたっけ?
いつになっても思い出せないの
 ....
アサリナさんのおすすめリスト(470)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
屋根- たもつ自由詩606-5-30
- きみ自由詩2*06-5-30
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泡沫夢幻- 蛙の子自由詩206-5-27
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E_minor_7th(きざし)- 恋月 ぴ ...自由詩45*06-5-27
ふしぎなもので- 水在らあ ...未詩・独白10*06-5-27
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音階- 自由詩206-5-25
赤い糸- 兎乃 し ...自由詩206-5-25
宿題- こむ自由詩3*06-5-25
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ドストエフスキー- きみ自由詩3*06-5-23
レインコート- umineko自由詩10*06-5-23
きみのかたち、ぼくのかたち- たりぽん ...自由詩14*06-5-23
朱夏の鳥- 佐々宝砂自由詩406-5-22
笑顔- ペポパン ...自由詩4*06-5-22
オレンジジュース- 壺内モモ ...自由詩3*06-5-22
沼先生なんていやしない- 虹村 凌自由詩2*06-5-21
ピンポンダッシュ- 茜幸美自由詩5*06-5-19
ナミダチョキン____- さくらほ自由詩13*06-5-18
あなた- きみ自由詩2*06-5-18

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