すべてのおすすめ
キミはキミで幸せになる。
ぼくはぼくでしあわせになる。
スコンと落ちた銀の針、君の名前を呼んでも怖くはないよ
ぼくはぼくのなまえをうしなったりしないからきっとまたきこえるね
キミを呼ぶ ....
夜よ深まれ
闇はもっともっと深くまで
暗く、黒く
私の胸に小さな灯り
ゆるりとめぐる闇となり
深く、深く
包み込む暖かさや
優しさなどいらない
そんなものはいらない
ほし ....
後輩の友人が好きな子を誘って花火大会にいくんだそうだ。で、問題が、その日使える車がなくて、しかたなく実家の軽トラックを借りるらしい。
さりげに女の子にそのことをいったら、ぜんぜんいいよーってこと ....
デパートに出かけたら。上着を着てるのは自分だけでした。はは。
無駄に冷やしているとしか思えないけれど。
ジャケットは手放せない。無駄に冷やしているとしか思えない。
やさしいとか。おもいやりだとか ....
ちっぽけな わたし
だれも みていない
それでも わたし
ここに いるの
ないて いるの
わらって いるの
おもって いるの
いきて いるの
....
助手席の内側に
さよならって
指で かく
いつか
内側が曇るほど
ひどく雨が降った日に
思い出してくれたら
いいけど
それとも
あなたの大事な人が
みつけて
少し遠い ....
夏のきざし
ロビオラチーズ
野菜とトマトのゼリー
夏のきざし
素揚げした菜の花と
カリカリに焼いたパンチェッタ
夏のきざし
かぶの冷たいスープ
グリンピースとさざえの冷たいスー ....
もずくを食べていたら
小さな小さな
貝が出て来た
何だかとっても
素敵なことに思われて
小さな小さなその貝が
私に幸せをもたらしてくれる
神様からの使者に思われて
私はその ....
眠くて山が降りて来ている
夕立の気配匂いがする
セミの鳴く声
寂しい方へ
通せない
トンボ
亡
未来はいらない
明日もいらない
今日もいらない
ただ 今
愛と生命(いのち)の輝きを
私に下さい
愛穂(19歳)
世界中のさざ波が
私に寄せてくる
さみしいです
さみしいです
と
私は
この場所からも動けずに
結局
生きることは
さざ波なのだ、と
私は思う
かなしいことも
....
そういえば今日
小雨のなかで
男の子と
お母さんが
散歩を
していた。
ゅうくんはじゃぼんすぅの
そういって
じゃぼんしたら
お母さんに
ぱしゃん
ゅうくんが
ごめんな ....
細い銀の糸で田園は縫われた
少女は短い休み時間に少しだけ眠る
雷鳴が布をいっそう白くし
指貫きを嵌めたままの指が
ぴくりと動く
夜はうえ。昼はしたを見て歩くのがよい。
ひかれたトカゲが一匹、ひからびていた。なぜか仰向けで。もしかしたらひかれた後、のたうち回っていたのかもしれない。肌がぴりぴりと痛い陽射しの中。彼のお腹の ....
一
父は
生まれた時から
わたしの父であった
母は二度の流産を経験していて
私の時もずいぶん危なかったらしい
わたしは
生まれる前から
強さと弱さを持っていた
父は私をお ....
{引用=以前、現代詩フォーラムに投稿していたものの中から、自分が残したいものやお気に入りの作品を載せていきたいとおもいます。今回は、俊読で朗読した三作品。}
ある夕暮れ
{引用=
ある意 ....
やさしくなれたら
いいよね
あなたが
私を忘れても
毎日は確かにあなたに降って
私は
わるい私だったと思う
あなたに
覚えていてくれなくてもいいよ
ぜんぜん
ただ
すべて ....
かつて見送られるもののために
窓はあった
そしていま窓は
残されたもののためにある
窓を開け放ち
潮の匂いのする風を迎え入れる
誰かが忘れていった
化石の海が
ひとつ置かれている
....
雪が降りやがて溶け合う
春になり消え去さった
夏を迎え思い出し
秋を訪ねて彷徨う
冷、冷、冷、冷、
霊、零、霊、
lay, lay, lay, lay,
霊、零 ....
頭がぶっ飛んでしまうくらいに
遥か世界を越えて
愛しさを知った
眩しい真っ青な暴風に巻き込まれ
未熟な翼を拡げたのはいつだっただろうか
今ここから見える
たとえば雲の向こうの光は鮮 ....
いや、
もう私が書かなくてもねえ
素敵な書き手の方はゴマンといますね
じゃあやめるわ
読むだけにするわ
と思うときは沢山あるですよ
あるですよってどうよ
けど、
そういう時に限ってなん ....
私は今日も生きました
あなたも今日を生きました
ただ そのことが 嬉しい
愛穂(19歳)
逃げなきゃ
逃げなきゃ
小さなこの学校のどこに逃げようか
そうだ保健室に逃げよう
ああだめだ
追い出されちゃった
私も心の病気なんだけどなー
えー、みえませんかー
そーですかー
....
ひとつの物語りが終って
ひとつの物語りが
はじまった。
すこし残念だけど
すこし 楽しみ。
物語りの終りにあなたにウィンク。
ね。トッテモ 愉しかったね。
....
窓の向こう ほお杖ついて
しとしとしと いつ止むの?
忘れ物 風のいたずら 落ちて 悲しみ拾えずに
春だというのに 止まない 雨に
ため息こころぶん 落ちて ゆく
....
人の数だけ 悲しみがあり
人の数だけ 喜びがある
涙は 喜びを覆い
笑顔は 悲しみを溶かす
喜びの数だけ 涙があり
悲しみの数だけ 笑顔がある
生きている限り
数え切れない程 ....
<前文>論ずるより書けとは御尤も、かと思います。論ずるのは専門外ですし、例え中傷を受けようとも毅然と書いている方が粋だと思います。ですから、此方での発言者として考えを投稿するのは一度きりにしようと思い ....
今日もまた
直球で肋骨を通り過ぎるほど
大好きな詩に出会いましたよお母さん
もう僕は
この大好きな詩だけを胸に抱き
海へ飛び込んでしまいたい
もう僕は
僕のへんてこりんな詩たちに ....
回転木馬で日が暮れた
ふらり立ち寄る若侍は
ガキ大将に殴られては
顔を赤くして騙す日々
照れたふりして歩く
風来坊の雷が落ちて
足下に火がついて
石油缶に引火して
部屋中が火事だ! ....
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