すべてのおすすめ
恋人は無理 貴方は私を抱いていった
好きなだけじゃ 駄目でしょ
貴方は キスをしながらいった
体からどんどん魂が流れていく
空虚が体を満たし
貴方の言葉は心を突き刺す
涙も流れず空を見上げ ....
いつも 無 をこころがける
そうすれば 何 も感じずに
せかいは すすんでいくと
思っていた
じわじわと 心が麻痺していく
のを
じっ っと静かに感じていた
....
学校卒業して
あなたと離れ離れになった
「遠距離恋愛」になっちゃうのかなぁ
なんて心配した
でも 距離測ってみたら
そんな遠くなかった
それで 少し安心してたのに
繋がらない電 ....
うまれてはじめて、
すきなひとにすきと伝えた
すっごい引かれて、
保留、となった
どう聞いても、
断られたのだろう
そ ....
昨日の日記
最近は閑職にあるせいで、ゆったりと1日の仕事ができる。
それもあたりまえ。
来月、退職するんだから、いまさら仕事持たせない。
....
僕はまるで海から川へと産卵の為に戻って来る鮭のよう
歳も三十路を越え、人生の折り返し地点までも超えようとしてるのに
病気に掛かり、その薬の副作用のせいで、10000人に一人とゆ ....
わたしのなかにも
ちいさな子どもがいて、
大人になってしまったわたしを
おおらかに抱きしめているのだろう。
それに気づかせてくれたのが
あなただった。
小学校の先生をしていたという ....
格好が良いと人に好かれるが
女はメイクとファッションとヘアースタイル
男はファッションとヘアースタイルで
外見はいくらでも格好良く出来る
ファッションも自分の感性の ....
うたう
うたわないよ
メールしない
存在しない
声
方角
存在しない
ボクは
安心したかった
全身で
もう
ずっと大丈夫
そんな声を聞きたかった
でも誰も
うたう
うたわ ....
一粒の雨が傘に弾いて
百匹の蛙になった
百粒弾いて
一万匹の蛙になった
一万匹は
すぐさま姿をくらまして
それっきり雨は止んでしまったから
微かに地面の濡れたところが
....
花瓶の中の水曜日は
ゆっくりとながれてゆく
水のように透き通って
ざらついた日々が
回覧板にぶらさがってる
今はビニールの袋に音もなくおさまっている
でもそれも
ちりぢりになった ....
電車が大都市のビル群を
抜け出すと同時に
車内に閃光が走った
乗客はすわ核爆発と
その場に伏せ
椅子の陰に身を隠した
しかし十人ほどは
....
あなたは書きかけの本
痛みも苦しみも綴ってゆこう
今だけを切り取ってみつめないで
自分で物語をプツとやめないで
あなたはまだほんの序章
物語はどんな結末だろうと
終わりを ....
死にたいと言う気持ちは病気
治すべき病です
人は生きる義務を背負って生まれてきたはず
それを途中放棄する権利は選択肢としてあっても
絶対引いてはいけないカードです
死は時々冬の朝の寝 ....
のんちゃんは首をかしげました
(どうちて、うちゅーには、くうきがないの?
神様は、深く息を吸い込み
腕組みをしました
(ねぇ、どちて?
(ねぇ、ねぇ、どおちて?
眉間に皺をよせ ....
今日、久しぶりに実家から荷物が送られてきた
中身を開けてみると、食材がぎっしりと詰まっていた
料理は今までのバイト経験で得意だから
一様レシピと手紙が添えられていたが
自分 ....
狂おしいまでに
自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が
自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は
と言い続ければいつか
じぶんはいくつにも名づけられ瓶 ....
猫と、小石が呟く。
「さあ、もっと大きな歌が、めくられた黄昏にやってくるぞ。飛行機雲、ふたつの空と、一番星の、やけくそみたいな、くろい青、うすい青、あッちからこっち、鳶を、雲雀を、山にその烙印を ....
ふらふら
するの
こっちは川
ふらふら
蛇行する
急なカーブは
大きく膨らんで
対向車線に
はみ出るのね
自転車の時はね
フラフラしながら
今日の ....
わたしは宇宙船です
分厚いドアです
小さな窓です
銀の屋根です
(空になったタンクを捨てて
(身軽になるんでしょ?
(生きるために
わたしは宇宙船です
緋色の闇です ....
息子(小3)が「学校行きたくない」と言ったのが今年の7月始め。話を聞くと、「死ね」「この世からいなくなって」「うざい」等の言葉の暴力、身体の方はあざなどないけど、しょっちゅう蹴られたりこずかれたりする ....
雑草は何であんなに強いのだろう
人に踏みにじられ
季節の変化にも動じず
しなやかに立っている
そういえば、僕も昔は
雑草生い茂る土手で
ダンボールで土手滑りをして
....
大人であろうとしました。
考えて相手の良い様にと、一人で思っていました。
私は不安で寂しくて怖くて猜疑心を持ったまま
いつも笑顔で隣にいました。
何も聞いてこない貴方。
表現の下手な言葉が見 ....
落ちてく 落ちてく
紅葉
落ちてく
堕ちてく 堕ちてく
あんたに
堕ちてく
すき スキ 好き
あいしてる アイシテル 愛してる
....
寒い
寒い
寒い
布団に包まっていても、じっとしていても
足元から、熱が
奪われていくような
ゆっくりと、確実に
冷えていく
....
母さん あの青い鳥 緑の小鳥は一体何を探して飛ぶの?
……それは坊や 鳥はあの青い空の そのまた下の青い空の中
仕舞い込まれた宝物を毎日かいさぐって飛んでいるのよ
母さ ....
「祈りの消滅は
自立でも、怠情でもなくば
愛の成立でもなく
その他のすべてを
併せ持って言葉を流し
祈りの消滅は
すなわち、
....
からっぽの海。
からっぽの空。
そして、からっぽの
からっぽの。
あなたのむねのうちにいる
ほとけを じっと みつめると
あなたとわたしのあいだを
ほとけは すっと やってくる
かみさまは
わたしを いつも 暗闇に
ぽつんと 独り 置いている
遠い記憶の{ルビ彼方=かなた}から
あの日響いた産声に
わたしが耳を澄ますよう
光りあふれる歓びに ....
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