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雪が
自由にしてくれると言うの
で歩き出すと

なみだが

サクサク落ち

みみやはながぼとぼと落ち

ゆびなどもぽろぽろぽろぽろ落ちて

振り返ると
うでもあしも全部
 ....
「イラン戦争反対!」なんて
大それたプラカード掲げて
署名を求める女子校生の真っ直ぐな眼差しが
交差点の向こうから僕を貫いていた

僕は大人度斜め45度なる虚ろな視線を泳がせ
人ごみの中に ....
彼女は今も闘っている  新聞の紙面上で  ネジ穴の底で  明けの空に浮かぶ金星と  わたしの目蓋の縁と  夢のなか  彼女は今も闘っている  時計の針の数センチまで  暗い色の塀に  這うように  舞 .... 昼、照らされている。

昼、白いタイルの、白い洗面器の、白いバスルームで
シャワーを浴びて、蒸気に包まれる。
絡みつく水が、透明でおいしい。

夢の入口は、白いフェードアウト。
死の入口 ....
前向きに生きるということ
それは面白く生きるということ

後ろ向きに生きるということ
それは面倒に生きるということ
月に願いました
星に願いました
天に祈りました
神に祈りました

何を願い
何を祈ったのか
忘れてしまいました
君に出会って
もうどうでも良くなったからでしょう
長縄跳びの長い紐で 電車の窓から誘う
あれは狐つき

ビルの屋上に上り 糸電話をどこまでも伸ばそうとする
あれも狐つき

順番に口を開き 遠くの山を意識するよう指示した
聞こえる? 聞こ ....
おなかが痛くなって
道のはじっこにしゃがんでいたら
知らないお兄さんがそばにきて
だいじょうぶ?
と聞いてくれた
わたしは顔を上げた
なんと言おうか迷ったけれど
「おなかが痛いんです」と ....
よるの薬を飲んだ後にみなで喫煙室で煙草を吸った

ここ出たら何とか障害者認定の何とかの年金がいくら入るとかそんな話をしてた

精神障害者だって沢山ずるいこと考えているんだぜ

ピンクののー ....
空洞/
小さな花が咲いている/
単にマグマ/
ドラゴンホール七つ/
龍がいる/
まばゆいクリスタルが台座のうえで回転している/
金庫/
ワープゾーン/
古いコンピューター/
壊れかけ ....
ねむ いねむ ねい
ね む いね むい
むね いむね い

よこになってみると きっとすぐねむる

もうね
もうね
もうね

ふわふは と

うもう
うもう
ううもって ....
老女になりたいと思うことがある
老婆 というのでは色気がないので
老女 というのになりたいのである
あくまでも 老女 なのである

お抹茶たてて優雅にきみしぐれなど食べながら
とい ....
思い出は、捕まえようとすると逃げてしまう、引いていく波のよう
思い出は、知らないうちにすぐそばに来ている、押し寄せる波のよう

誰のものか分からない
いくつもの砂浜に残された足跡
私と海と砂 ....
久しぶりにチョコベビーを買った
ちいさな、円筒形のチョコレートだ

どうやら仕掛けがあるらしい
あのちいさな断面に
スマイルマークとか 星マークとか
付いてるものがあるらしい

「見つ ....
僕の猫しりませんか
行方不明です
指名手配にします
探してください
どこへいったのでしょう
わかりません
どうしていなくなったのでしょう
わかりません
僕が何かをしっていそうです
そ ....
若草のように君のながい髪の毛がぼくの頬に当たる。すこしカールした茶髪のロンゲだ。
ぼくは藁のようにその髪の毛に触れる。雨がこんなにやさしかったら。かわいているのか、濡れているのかよく ....
時計の針が動くのを視認する


そして
私は自分の用件を告げるために
その男の
半生の話を聞かなければならないのだ

身に積もり
行き場の無い
知識と
技が
行き場を求める
 ....
話し相手もいない
岩だらけの黄色い砂漠

高名な歴史学者も
優秀な地球学者も
天才的な物理学者も

知り得ない恋の秘密を
地下水に抱かれた砂礫層の中に
とじこめて

花が空ばかり ....
匂い が鼻腔の奥で 時に震える
蜂が 寄ってくる
他の男達もが 寄って来る

そんな 匂い をまとって街をゆく
手の平をよせて そこにあなたを思い描く

地下鉄の中で 静かにほどいて 
 ....
電車に乗ってるやつらの膝を砕き週刊プレイボーイの中吊り広告を見て勃起する
終電前の電車だ
吊り革の円がほんとに丸くて
消費者金融の広告の女のくどいほどの笑顔とホームの青葱まじりの大量のゲロ
役 ....
誰もいない
ただ冷えた味噌汁とご飯
支度をし日常的な毎日
友達もいない
早めの帰宅誰もいない
テレビをみて空しい事件の報道
殺人者と被害者
オレはどちらでもかまわない
結局どちらも独り ....
目覚めなさい
街中いたるところがオープンカフェになり
銀杏並木が黄金の絨毯を敷き始めたから


目覚めなさい
美術館は壁を塗り替え
ヨーロッパの紙のインクの匂いがするから


あな ....
家に帰ると兄が花壇を取り壊していた


“マルを作るんだ”
“マル?”
“庭いっぱいの”


思い立ったがまま行動するのは兄のいつもの癖だ


ほんの1ヶ月前、兄の顔はまさし ....
あなたは電車で言った
こんなこと長くは続かない
続いたことはあるかと
わたしは答えられなかった
続いたことなどなかったから
答えはいっこだけ
答える必要などなく
いつか終わる
けれどだ ....
悪魔と取引を終えた朝に
許しを乞う俺がいるかのように
小雨降る元町商店街、仔犬が俺を見つめる
仔犬が俺を信じている
路地裏で初対面なのに何か俺の非道さを圧巻するぐらい俺のことを信じて黒目が ....
電車
に、轢かれた。

踏んだら、噛まれて逃げてった
草むらの中に逃げてった
ら、モグラの穴に落ちて別世界
そこでは裸の男女が夜通し踊り明かしていた
暗闇なのに、ぶつからずに踊ってる
 ....
朝起きてから寝るまでに
一日何回お前の事を考える?
恋をするお前に恋をした俺は
異常なまでに怯えているんだ
俺はお前に恋をしているけれど
お前とはマブダチでいたいだけなんだ
本当はそうじゃ ....
蝉は何て言っているのか?
やりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいって言ってる
路上とかの脇に植えてある木なんかの幹で、
あーもーまじやりたいやりたいやりたいやりたいやり ....
縁日で、金魚を取り過ぎたおじさんが、デメキンと、普通の金魚をくれた

縁日で、何もしてなかったのに、右手には、金魚が、2匹いた。

家に帰っても、水槽がないから、とりあえず、1.5リットルのペ ....
倉吉病院にきちがいを連れて行くと5000円もらえる
倉吉病院の裏山には隔離施設と秘密の沼と竹林があって山を越えると
東伯郡になって梨園に出て夏になるとおいしく食べられる
竹林の奥の井戸のトタン板 ....
暗闇れもんさんの自由詩おすすめリスト(434)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初雪- 月山一天自由詩10*04-12-21
なにかしなくちゃ- YASU自由詩4*04-12-18
ビロードの堅さまで- かのこ自由詩3*04-12-17
バスルーム- 英水自由詩2*04-12-16
生きるということ- 春日野佐 ...自由詩6*04-12-10
言葉たち(お願い)- 桜 葉一自由詩604-12-2
狐つき- 合耕自由詩6*04-11-21
おなかが痛いとき- チアーヌ自由詩804-11-15
Yonago/米子- 馬野ミキ自由詩504-11-11
地球の中心には何があるのか- 馬野ミキ自由詩3*04-11-8
ね_ねむ__(仮題)_- (1+1 ...自由詩3*04-11-7
営業活動としてのマドリガル- 佐々宝砂自由詩3*04-11-6
思い出- 半分自由詩1*04-11-5
チョコベビー・スマイル- umineko自由詩804-10-31
僕の猫- あとら自由詩15*04-10-31
性交- 天野茂典自由詩204-10-31
くろっく- ねなぎ自由詩104-10-31
花ならば- たりぽん ...自由詩504-10-30
- 英水自由詩104-10-28
ハズバンドの処刑- カンチェ ...自由詩5*04-10-18
朝起きたら- 蒼空と緑自由詩304-10-8
fine_arts- たかぼ自由詩204-10-3
兄のマル- 喫煙変拍 ...自由詩904-9-22
記憶装置が壊れるまで- チアーヌ自由詩604-9-22
「信じる」についての力とおとぎばなし- 馬野ミキ自由詩704-9-10
ねこ、そしてふっかつ- Aye-Shaluga自由詩4*04-9-9
ラブソング(即興)- 虹村 凌自由詩3*04-9-9
やりたがっている奴らを牢屋にぶちこんでしまえ- 馬野ミキ自由詩1304-9-9
デメキンと親父- チャオ自由詩12*04-9-9
光線- 馬野ミキ自由詩29*04-9-9

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