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  父は帰ってこなかった
  後で知ることになるが
  街の花柳界で板前として働いていたようだ
  華やかなところだから飲む賭つ買う
  生活を送っていたらしい
  ぼくた ....
  夕焼けがうつくしいのは

   あれは人魚が大空に薔薇をまいたからです

    なんて歯の浮くような科白をはいたら

     おまえは詩人 失格だと頭をなぐられそうだ

 ....
  まだぼくはほんとうに人間を愛していないのかもしれない
  ぼくはぼくのなかのぼくを愛しているだけなのかもしれない
  ぼくはひとりのナルシストなのだろうか
  ナルシストが時代の流行であった ....
若草のように君のながい髪の毛がぼくの頬に当たる。すこしカールした茶髪のロンゲだ。
ぼくは藁のようにその髪の毛に触れる。雨がこんなにやさしかったら。かわいているのか、濡れているのかよく ....
   

   ヴェスヴィオス火山に埋もれた
   廃墟のように
   灰をかぶって
   ぼくはいままで
   埋もれてきた
   標本となって
   

   水道も飲めないで ....
暗闇れもんさんの天野茂典さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
その血もまもなく滅びようとしている- 天野茂典未詩・独白2005-2-16
冬の夕焼けはタイ焼きか- 天野茂典未詩・独白705-1-4
ぼくは何人もの女を愛してきた- 天野茂典未詩・独白404-12-21
性交- 天野茂典自由詩204-10-31
昆虫図鑑ーポンペイ- 天野茂典未詩・独白504-10-30

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