すべてのおすすめ
花のあるところに 埋まってください
日向の多いところで 眠ってください
淋しくないように 小鳥が好む土地で
粟の穂が 棚引いているような地で
魂だけは 健やかに 休んでいてください

出来 ....
眠いのは夢が違う世界ばかりをうつすからだね
休みたくて いくつもセンサーを切ってしまった

脚を手にしたいんだ そうしないとなんだか悲しいだなんて
うざったい感性にうずもれそうになる目 ....
おとこが さばくで 
星を かぞえている
ひとつずつ 指さして
いまにも 泣きだしそうな
顔で けしている


●関連作品
海難の話→http://po-m.com/forum/sho ....
星を なくして
みすぼらしいまま
たおれるたびに 砂をつかんで
たちあがる はてしのない
夢のなかに いるとしたら 
先週教室のみんなで飼っていた「リス」が死んだ
死んだというか「窓」から逃げたのだ
クルミを食べるときに動くほっぺや小さな歯
かごの中を走ったりしているときの爪のかりかりする音
たいそう人気者の ....
            

 被害妄想のために
 恋人を殴って
 流れた血を見たら
 おれは生きてる気がした
 これがおれのやりたかったことだ
 やっと見つかった
 天職を ....
いっそ よっぱらって 
しまえ ぐでんぐでん
ぜんごふかく ぐえっ
とか はきちらして
しぬほど くるしめ
投げたき言葉の数だけ
後悔が増えていく。

投げ残した言葉の数並みの
自己嫌悪が積み重なる。

君を
と、言いかねて
笑いで誤魔化す時
誤魔化し切れない
屈折が心中に拡散する

 ....
現場が終った後に
アルタ前に行って
魔法無料で教えます、と
一時間程叫んでいたが
誰も俺に魔法を質問しに来なかった
すべてを捨てた筈の家出少年も俺を恐れ田舎に帰り
乞食たちは寝床と今日の食 ....
メロンのきみどり震えてる
君のリボンのちょうちょの模様
キスはまったく騙し絵のよう
眩暈を起こしてうずくまる

めくらぬ日めくりゆらゆら揺れる
きみどり色が褪せぬよう
きれいな君を守るよ ....
麦が降っている
魚が立っている
耳が語っている
あなたはかくも
祝福されている
あなたのその姿は歳月を経ても色褪せることのない
美しき蒼の薔薇(そうび)
それが幻であると誰がいえようか
こうして目の前に咲いているのだから
麗しい人よ、許して欲しい
この愚かな男 ....
霹靂つづく
ひび割れのうつくし
触れず手になぞるのは悦楽ゆえ
木霊達いつぞなく墨色にてすすり泣きエコーす

すまないの言葉にも拍子を乗せて
治せばよろしの流し目にこころころげ
頷きは講釈 ....
花冷えとは、桜の咲く季節に一時的におこる冷え込みなのだそうだ
つめたい、花びらがどこまでも吹いてくる
ひとりであるいてみようとおもうとき、
そう、この今あたしはひとりになる
冷え込んだおなかを ....
最後の夜を見つけておいで

そうして

首輪をしたら そっと撫でてあげて


訳もなく泣いて 泣いて

見つけられんのを待ってんだろう

いつだって昔見た夢を塗り重ねて ....
桜よ
あの人を包んでください
黒い古木にもたれて
胸の傷に手を当てる
あの人の背中をさすって


夜空の花となり生温かく散って
ほのかな明かりで目隠してください
ひとひらひとひら
 ....
おおかた 汚れている
たまに 壊れている
すべて バラバラ

一生忘れないと誓った愛
捧げた相手の名前を思い出せず
二度とやるものかと決めた 行為が
今は 強迫観念のような日課になり ....
さっきからヤギが
書いた詩書いた詩を
遠慮なく食べてしまうので
一向に進まない
今日までに仕上げなければ
いけないというのに
ヤギはお構いなしに
食べる 食べる
おいしそうにしているの ....
えらくでっかいカブトムシが
ズボンの中を這っている。
角は窮屈そうに柔らかく折れ
鋭角さに欠けてしまっている。
その姿を見た近所の子供は
こんなのカブトムシじゃない
といって、私のズボンを ....
地獄が怖いよう、お母さん
地獄が怖いよう、お父さん

クモの糸を手繰り寄せ
優しい繭を作る
おまえたちを守ってみせるから
必ず守るからと誓いながら
両親は老いてしまった
がっくりと肩を ....
                                 (喪失の物語)


彼女の胸には心臓がなく
代わりに小さな箱が埋まっていて
願いを唱えながら手を入れると
どんなもので ....
ふと気がついたら
わきの下にゼニゴケが生えていた
不快だけど放っておいた
ゼニゴケにだって生きる権利があるはずだ
そう思って耐えようとした
すると何日かして
あごの下にも
乳房の下にも
 ....
ほう  ほう
風が鳴いてる
シグナルはしずかに震え
ぽつり ぽつり
話す声がとぎれ
遠い踏み切りから
鐘の音が  ただよい
届かずに消えゆく

銀の車両は
鐘の音のな ....
だれかれかまわず 噛みついて 
信者をふやしているが
きみだけは天然のまま
わたしを
蹴ってほしい
父の墓に特級の日本酒をぶっかけたい

父の墓をキックしたい

父の墓のまえで煙草を吸いたい

父の墓の前で女とやりたい

父の墓の前で女にしゃぶらせたい

父の墓の前でいろいろ考え ....
ほめてほめて
あさ
おきたというだけでほめて
これはこどもっぽい
こどもっぽいふるまい
じゃあこどもっぽいということをほめて
めざめたばかりのぼくをだきかかえて 
よいしょともちあげて
 ....
たいようのしずくをあびている
みずいろのかぜ こころをゆらし
ぼくはひとり せかいのはらっぱで
くさのかおりに みをしずませる

もりへゆこう もりへゆこう
どうにもならないそんな日は
 ....
ちいさなものを拾いました
街灯の下では真珠のように見えました
家に帰ってながめるとパチンコの玉のようでした
六畳間の蛍光灯のせいです

蛍光灯のせいにしたので
  もういちど
見直してあ ....
キリストはキリスト教を作ったりしなかった
彼はただの愛に溢れた大工であった
キリストはよく遅刻したし、仕事にこない日もあった
彼はそんな風に頻繁に約束を破ったが
生まれたての子どもが誰彼と隔て ....
孵らぬ卵というものの中に
潜んでいるのだという

それは乾いた泥の中で干からびる

雨を待つ

お前がその雛だというなら
私が今度孕んで産もうか

遠い北海で
赤く実を吐きながら ....
暗闇れもんさんの自由詩おすすめリスト(434)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
茉莉咲く- きりえし ...自由詩10*06-5-6
ローラー- 駝鳥自由詩106-5-2
そろもん(ロマンの話)- みつべえ自由詩306-5-1
そろもん(疑惑の話)- みつべえ自由詩506-4-30
オバケちゃんへ- モリマサ ...自由詩15*06-4-29
生身の人間- カンチェ ...自由詩406-4-29
そろもん(惑溺の話)- みつべえ自由詩406-4-22
投げたき言葉の数だけ- do_pi_can自由詩306-4-20
2006.04.19- 馬野ミキ自由詩606-4-19
メロンのリボン- ふるる自由詩11*06-4-18
そろもん(誕生日の話)- みつべえ自由詩306-4-17
【Sonnet】蒼い薔薇のソネット- AKINONA自由詩306-4-17
天気雨の狐よ- かぜきり自由詩2*06-4-16
始発に乗る- 自由詩206-4-5
宵闇- なるせ自由詩406-4-2
桜よ- まほし自由詩12*06-3-25
でふらぐ- クリ自由詩206-3-18
コンクリート家族- 夕凪ここ ...自由詩5*06-3-17
カブトムシが這う- 竜一郎自由詩1*06-3-16
無限子ども- ラピス自由詩2*06-3-16
欲の物語- アンテ自由詩16*06-3-16
ゼニゴケ- チアーヌ自由詩10*06-3-15
発車前- 紫翠自由詩5*06-3-15
そろもん(ドラキュラの話)- みつべえ自由詩606-3-13
父の墓- 馬野ミキ自由詩10*06-3-5
みとめて- 馬野ミキ自由詩1206-2-18
祈りの日- 水無瀬  ...自由詩5*06-2-13
黒アゲハ- まれ自由詩4*06-2-12
キリシタス- 馬野ミキ自由詩13*06-2-1
たまご- ミゼット自由詩3*06-1-28

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