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かなしみがとことこ
ひとりでにあるきだして

どこかとおい
うみにかえると
いいな


いとしさがふわふわ
かってにとんでいって

いつかどこかの
きみにとまれば
いいな ....
あるのか
ないのか
ギヤマンの壺

煩わしいのは
小判鮫のように
ぴったりと張り付いて
住み着いている
強欲な金魚


餌を催促して
日々大声で喚く
うるさくて堪らないか ....
都会の向こうで
星がスモッグに身を隠している
広がっていく
存在が箱の中に限られたまま

 「ここにある気持ちは
  単にあなたに平行するためで
  微熱の色は
  そこへこぼれ落ちる ....
オーロラの海岸に不時着した
求めるものは
奇妙な星にしかないという
珍しいパンと温かいコーヒー

犬を連れて来て良かった
歩くという不便さも悪くない

もう少ししたらゴムを巻こう
ゴ ....
お母さんボクは東大にいきます
やりたいことがあるとか、ないとか
これからは好きなことを仕事にする時代なのだ、と
そんな黄色いハローワークで
幸せになれますか

お母さんボクは東大にいきます ....
影と壁と風の生きものを
藪のなかから鳥が見ていた
朝にだけ現れる生きものの
羽音のような目覚めを見ていた



生きもののからだに光があたると
たくさんの傷が道にひらいた
鳥 ....
かさをさしながら自転車をこぎだそうとしている男の
ぎこちないひだりてと
ジーンズのひざのうしろあたりが
みょうに
みょうにあたしのきをひいて

その男のかさのいろと
いまのそらのいろがお ....
しねぇ
しねねぇ

からからの空気の中で
やべえ俺18歳だった
呼吸してやがる
目も覚まさねぇ
やべえ俺オカマだった
おほほほほほほほ

プッチンプリンのでっかいの
食ってる時が ....
キミの声を聞くたびに、胸が痛くなるんだよな
僕はただ胸を揺さぶられているのさ
いつも。

ねぇ今から君の元へ行くよ
そういうとキミはなんて言うんだろう

臆病になる以外ないんだ
僕は思 ....
やわらかい指先が、僕の人差し指を包み込む
やわらかい寝顔の中の、ふにふにした頬っぺた
やわらかい笑みを見つめながら、僕の目も一緒に
やわらかな田舎の夕暮れに、やわらかく溶けてゆく

風鈴の音 ....
何かの話だ
山積みのタバコはどうしようもない
去年のことが邪魔するような
いつかのキャラメルマキアート

生活します
忘れて生活します
流れ込み望郷の話です
たまに飛び出しました
母 ....
明日、おれが、もしも、

喋れなくなって、

凍り付いてしまった時に、

あなたは、

おれを溶かして、

喋れるようになるまで、

そばにいてくれますか?


こんな事 ....
半年分の酒瓶を 片付けた

100本以上あった


少しずつ かなしみを

溶かし込みながら 

飲んだ 酒瓶に

もう一度 かなしみを

詰め直して 捨てた


それ ....
みらいは
あまく
あでやかな
ひかり


かこは
ぐんじょうに
おぼろげな
あかり


いまは
あやふやに
とうめいな
ほのお
雨曝す心ひとつ
待つ身の程の隅々へ
ゆっくりと
行き渡るのが
夜の毒だから

ケチャップの夜は
泣き止まず
ただだらしない雨を
ひそかに運ぶ

可愛いひとを
手品の箱に
詰め ....
魚津の水族館で
イシダイの一尾が輪っかを
するりと抜ける
そのとき
古い学習図鑑の白黒ページのイラスト
を思い出した

それが
    かげろう


{引用=
 蜃気楼の街 
 ....
「さけのみ」


さけのみは うわばみ
ぐいのみで がぶのみ
なみなみと さけくみ
おつまみは しおのみ

さけのみは ひとりみ
かたすみで たたずみ
こめかみの しわもみ
 ....
「俺って結構まじめなんだよ」
っていう男は多い
ほんとに多い
いったい何が言いたいのか
さっぱりわからない
心の中では
「へえー」と答えてるけど
別に言わない
繁華街のホテルを出た
 ....
陽射しがシャワーの音



残業もそこそこに
今夜もいそいそと帰ってきた
玄関のすぐ脇の部屋で
かつて母だった生き物が
また呻いている


父の三回忌を済ませた頃から
母は溶け始めた
ビデオテープのように過去を ....
 熱を嫌う
 冬の午前十時
 錆びた手すりに
 もたれて
 こめかみを撃ち抜く
 動物園に火をつける



 噴水は枯れた
 飼育員の首吊り死体
 食らいつく ....
今思えば
すべてのことは
半径二キロの輪の中で
起こっていた
その中は
やさしい
繭のなかのように
柔らかくて

はじめて刺繍糸を買いに行った日のこと
鮮やかに覚えてる
刺繍で風 ....
ある時ダヴィンチが
金魚鉢を眺めていると
金魚がウインクしたので
「魔が差したんだろう」
と思った


またある時ダヴィンチが
散歩をしていると
電信柱がおじぎをしたので
「人 ....
 (おはよう朝帰りの魔女が音を立てずに箒を立て掛ける)


昨日の名残は夜行列車でとっくに旅立った
無人駅のサルビアとソーダファウンテンの間には
寝相の悪いちっちゃな神 寝過ごした金星
 ....
お誕生日、おめでとう
お母さんは、いつも居間で突っ伏していて
僕は、カーネーションも、あげたのに
お母さんにも、言ってあげたのに
4日後だから、僕の番なのに
でも

お誕生日、おめでとう ....
その願望をいつもかなえてあげたかった
僕だけはその願望を
かなえてあげられよね

その醜い願望を
僕だけは包み込んであげれるのに
地の底からそんな瞳でえぐらないでおくれよ

君が嫌うそ ....
空は
誰のものでもない美しさを携えているから
弾幕に汚れた視界の先に
ここには希望があるよ、と照らしてくれるけれど

僕の
指先が触れられる距離にあるのは銃口くらい
羽ばたく鳥を何度も握 ....
思うこと全てが僕の生きてる証なのに

いつのまにか

自分が自分に流されてる

自分の罪を見過ごしている
ママが呪文を
唱えると

家庭は崩壊
する
ひよこはね

信じきれなかったんだよ

どんなにねこが大好きでも命が保障されるとは限らないもの

信じたいけど不安で不安で大粒の涙を流してた

でもそれはね

ひよこのねこへの想い ....
暗闇れもんさんの自由詩おすすめリスト(434)
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