せんせいあのね

 きのうのわたしのいえのばんごはんは、ビーフシチューでした。
このよでいちばんあわれな女はわすれられた女だそうです。
うちのおかあさんは、ビーフシチューを作りながらそんなうた ....
 Fiorinaさんや原口くんや山田さんの後塵を拝するつもりは全然なかったのだが、たまたま私事が一段落して現代詩フォーラムに来てみたら、みなさま方の力作がありました。
 Fiorinaさんは「批評」 ....
いくつか階段をのぼりおりして
いくつかゴミ箱をとおりすぎて
いくつか信号を無視していくと

ほうら やっとつきました
ここが あたしの白いおうち

あなたは特別に入れてあげるけど
ほん ....
それでも闇は………………浦にたたずむ

          …………しろがね/くろがね
                      (犬の…………
 ....
うねび/くちかげ




うねび
くちかげにささやぐ め(う)み の
床下に落ちた砂浜、
まうむ、あうむ、みむ、
扉で裏側の思惟が
深くふかくきしっている
傾いた百合……
うつ ....
ベビーカーが坂道をすべりおちてゆくその横で僕は時間よ止まって
と強く願ったその頭上に響くヘリコプターの音にハッと仰ぎ見る空、
ちぎれるくらい手を振った
2


 さて、真摯に強烈に問い続けるという姿勢を堅持するというのなら、前回私自身が書いた次のような部分は、それこそ捉え返されなければならないだろう。


   もちろん私は、北川のいう「 ....
ご存じの方もおられるかと思うが私はとある詩の批評サイトを運営している。それを始めて、来訪者の方々に接してみてはじめて気づいたことは、「批評」というとちょっと、と後込みをする方が想像以上に多いということ .... 縫合線 の はしる 海 に 浮かぶ
顔 を 塗り潰された 人形 の
重量 を 感じながら 人間 を
比重 として とらえる。
私 は 海中生物 に 近い 形 を とり
重曹 を 呼吸 する ....
『まず、ないものねだりをしないこと』http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=781&from=listdoc.php%3Fcat%3D5%26from%3D .... たわしはもう
わたしのことなど忘れて
海に帰ってしまった

たわしのかわりに
いわしで風呂の掃除をすると
少し生臭かったけれど
自分も海に帰れたような気がして
そのような気がして

 ....
薄幸そうな女が歩いていく
カツカツカツカツ通りを歩いていく

お気に入りの赤いコートを着て
カツカツカツカツとブーツの音を響かせて
薄幸そうな女が歩いていく

背筋をピンと伸ばし
 ....
吉岡実はどこでもない場所を、どこでもない位置から、他にたとえることのできない質において出現させる。

  わたしが水死人であり
  ひとつの個の
  くずれてゆく時間の袋であるということを
 ....
  

  放課後の静まりかえった女子トイレ金魚が一つ産み落とされる

  揺れ動く尾びれ背びれに滲む跡肢体をつたう金魚群

  奔放に泳ぎまわるや体内の水槽覗き金魚と目が合う

   ....
ねえ、雨

+



+

遠い

+

いつも

+

記憶

+

遠い

+

ねえ、雨

+

崩れる?

+

崩れない ....
1.
顔を洗って髭を剃ると
私の顔は鏡の中にあった

洗面所の窓
その外にはいつも外があって
夜がまだ薄っすらと残っている

貞淑なやす子は朝食の後片付けをしている
今までの毎朝 ....
二十数年前
大量の醤油を飲んで自らの命を絶った科学者がいる
それが私の父だ
いったいどれくらいの醤油を飲んだのか
警官が説明しようとすると
母はそれを遮り
私の手を引いて長い廊下を歩き ....
久米一晃さんのおすすめリスト(541)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
忘れられた女_いち- かなりや自由詩103-10-23
「読者」偶像化計画- ななひと散文(批評 ...903-10-22
あなたのしあわせ- かなりや自由詩1*03-10-21
Opus_i_<ffffff>- 徐 悠史 ...自由詩1303-10-20
うねび/くちかげ- 徐 悠史 ...自由詩603-10-13
事後- Monk自由詩703-10-10
荒地にて2- 徐 悠史 ...散文(批評 ...403-10-4
「批評」の「根拠」について- ななひと散文(批評 ...1803-9-3
拡散_する_身体_の- ななひと自由詩203-8-26
「徹底的印象批評」のすすめ- 渦巻二三 ...散文(批評 ...1403-8-21
それからのたわし- たもつ自由詩803-8-11
薄幸そうな女- たもつ自由詩303-8-7
吉岡実と非在の場所- ななひと散文(批評 ...203-8-1
赤い月- 容子短歌1703-7-16
- たもつ自由詩703-7-11
時代- たもつ自由詩1703-7-11
醤油- たもつ自由詩9203-7-9

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