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屋台いきたいな、あと立ち食
いソバとか、浅草の場外馬券
売場のまわり、おっさんのイ
ンフレが起きてる立飲み居酒
屋で昼間っか ....
車がバックしていく
(バックしていく)


横を向いている
(きみが横を向いている)


車がバックしていく
(バックしていく)


きみが横を向いている
(そして少 ....
守るべき君主はいない 少年の夏を照らした城下町にも

高い波蹴飛ばし歩く夕暮れにあによめとなるひとは手を振る

好きな娘の前では翼を折り畳む 仲間が傍を通り過ぎてく

受賞式当日なにもない ....
重さ、とは
預かること
預かる、とは
許すこと
許されること

必然的に張り巡らされた
偶然によって
僕の細胞は君の細胞と出会い
やがてまたひとつの
重さとなった

雨が降って ....
距離にたたずむ私の{ルビ首=こうべ}は
ついに飛び去ることはなく
天と地を結び
{ルビ収斂=しゅうれん}を{ルビ咽下=えんげ}している
星々がめぐり連なる
境界
・「空」という言葉で想像した空の高さまで上昇して地上を眺めてみる。

・左回りの時計を持ち歩き、時間を知るための鏡を常に携行する。

・「孤独」という言葉で想像したものに体温計を差し込んでみる ....
はちまきを締めて
タンクローリーで
液化天然ガスを運ぶ

おまえら
圧力の掛かったボンベに詰められ
おとなしく液体にされたままのガス
見栄も誇りも持たないのか
唯々諾々と頭を下げて ....
  一等星を結んだ
  三角形ではなく
  二等星を結んだ
  五角形ではなく

涙を流すとき
いつもどうして
届かないのだろう

  やっぱり私は
  祈らない

いっそ
 ....
ひとりで あるけば いい ぼく ひとりで 
いつも あるく きみと ぼく いつも ともだち 
こんにちは ともだち 
 さようなら ともだち いつも げんきで 
ソーダ水で出来た犬が
門扉に挟まり痛がっていた
放っておけばどこまでも
転がって行きそうな僕の身体は
僕の心の中でまだ眠り続けてる

橋を渡る
腐食した金属のようなものが落ちてい ....
何かを待つ
ということは
何もしていないことに酷似している
と、感じて
せめて俯いた
アスファルトが好きです、って目つきで


いま
手のひら
差し入れたポケットが
 ....
パレード。パラーデ。歩いているものを集めて、ただそれだけのこと。川のような世界で、素数のようにひとりぼっち。2、3、5、7、11、とそこまで数えたときは、最盛期たる朝。いっそのこと、きみは世界をよく見 .... あなたの黒髪を
巻き付けて
どんな電流を流せば
私は磁石になるのか


あなたのコイルで
包まれて
熱が生まれると
それは法則だ


磁場の中で
迷子になり
熱が冷めても
 ....
 明日こそ川本さんに告白するよ 


それが最後に聞いたあいつのことば


僕はそろばん教室をサボって

きりんどうに走った

買えるだけガチャポンを買った

アークマ ....
1.

かみさまはいるよ、
って 
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた


だって、あいしてるんだ



2.

きのう、かみさまを見か ....
先生
唇が、
ふるえてしまいます。
電線に
飛行機雲が斜線して
雨上りが地上をうっすらとはいでいきます

あの日
陽炎で生まれました
わたし
浮遊する
夢みるからだで透けていき
 ....
こんな夜にも
赤いランプは燈っている

四角い机の けたたましく電話の鳴る
また事件かな と思いました


ちょっと待っていなさい


アタシ
ごめんなさい 仕事中に
きいてほ ....
リモネン、セプテンバー
君の名で良かった
繋がり
繋がろうとする
僕らの身体は
いつも酸っぱくて
どこかが潔く
欠落している

育った街で
僕らに罪は無い
同じくらい
 ....
空がまだ青かった頃
王国は細く
鉄塔がその役目を終えてなお
行くあてなく錆びていくように

東の空から鳥たちがやってきて
羽を休める場所を見つけられない
王国は
気づかれずに
そのよ ....
死するものの輝きがひとつの歪んだ戦慄のなかで遠景をひろげている、過去から届くさかだつ呼び声は次第に熱化して僕から幽石を焼き切ってしまう、僕は雨の中で生まれたのだろうかあるいは海の中であるいは問うことの .... ただひとつの意味でだけ
朝であればそれでいい


女は、暗がりから
チチチチチ、が発されるのを待っている
さあ、と
鳥が開かれるのを、鳥が始まるのを
待っている
 ....
顔をしかめて歩いている君の笑顔が見たい
それはたぶん
いや、きっと
誰もが幸せになれるものだから

すべての女の子は
幸せになるために生まれてくる
だからすべての女の子が
涙を知ってい ....
やぁ、 君!
と 肩をたたく
ふりかえる君に 
おぼえがなかった
足の裏で
整然と寝ていた床板が
めりめり
めりめり
起き上がる
半座位になり
座位になり
テーブルを跳ね上げ 止まれ!

睨み合う
鼻先から吸い付こうとする
くんくん
くんくん ....
冷たい風と一緒に
クマが走ってきた

大きな目をまん丸にして
涙がポロポロ

首からさげた手ぬぐいで
目を拭きながら走ってくる

冷たい風が目にしみるんだね
冬眠するの 間に合わな ....
数ヶ月
この世の空気を
吸うてみた
(今日の日付をつぶやく)
灯台の未来
石段の螺旋をおりていく
水平線はかすかに騒めき湾曲している唇だ

防波堤を渡り
砂浜へと呼吸を滑らせる
ヨットの帆は風に膨らみ
反転した星のように ....
オレの部屋の向かいにホテルがある
オレが寝ようとしても、ホテルの窓はがみがみと口うるさく
いつまでも騒ぎ立てている
寝られやしないので
オレはホテルの住人を皆殺しにすることに決めた

夜が ....
さぶらうわあたしさぶらうわもっと、ねえ
あなととわたし
融和ね
波しぶきと太陽のあいだで
あらあね
鼻が
もげそうだわね
口の上がいろいろふべんだわね
鼻のまわりが狐狸狐狸だあね
ぺ ....
吐く息がすぅすぅと白くなるので
ああ そうか と合点がいく

      駆け込みで無意味に アスファルトが掘り返され
      交通誘導のおじさんは 震えながら旗を振る

工事ラン ....
久米一晃さんのおすすめリスト(541)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無題- ---未詩・独白206-1-11
降る夜、- 捨て彦自由詩206-1-10
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臨海- こしごえ自由詩6*06-1-9
賢クナラナイ頭ノ使ヒ方(其ノ二)- ななひと自由詩306-1-9
新田義貞- あおば自由詩5*06-1-9
冬空の数直線- たりぽん ...自由詩706-1-9
きみ- すぬかん ...自由詩106-1-8
真夏- たもつ自由詩606-1-7
自然淘汰、ポケットの- A道化自由詩1306-1-7
パレード(いっそのことのための)- nm6自由詩1606-1-7
フレミングという方法- たりぽん ...自由詩14*06-1-6
川本さんとアークマン- 馬場 こ ...自由詩206-1-6
かみさまについて学んだいくつかのこと- 望月 ゆ ...自由詩80+*06-1-6
接吻- こしごえ自由詩42+*06-1-5
或る夜の- 馬場 こ ...自由詩506-1-1
リモネン、セプテンバー- たもつ自由詩11*05-12-31
はじめての王国- いとう未詩・独白905-12-29
- 葉leaf自由詩905-12-29
未明の鳥- A道化自由詩1205-12-24
ミラクル- いとう未詩・独白5*05-12-24
新年- 米倉瑠学自由詩105-12-24
手紙- 窪ワタル自由詩4*05-12-24
冬クマ- 日朗歩野自由詩905-12-24
拓海くんに捧ぐ- ふくだわ ...俳句105-12-23
ゴースト(ghost)- こしごえ自由詩14*05-12-23
隣人計画_5_戦慄- 英水自由詩1*05-12-21
バーバ子、海へ行く- バーバ子自由詩5+05-12-21
師走に咲く- 月音未詩・独白505-12-20

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