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或る日
森の中

猟師に出会った

彼は
鳥が好きらしく


持っていた
大きな麻布の中から

沢山の鳥をだして


味見をさせてくれた



カモは
名月の味 ....
足を 踏み出せば
いつでも 闇に
落ちる 覚悟の

自制 が たりない

自制 が たりない

あたしを ここに
とどめる ものが
ない

あたしの 大切が
ここに しかない ....
乾杯

わたしをめぐる
すべての絶望に


坂道は
下るためにあるものだ
わたしは

一歩ずつ
確かめながら下っていく


わたしと同じ方角に
下っていた人が
いたけど ....
フリマの一番隅の方で
いなくなったままの父が
お店を出していた
犬がいっしょにいた
名前をペロといった
父が好んでつけそうな名だった
お店には小さな靴が一足
子供のころ私が履いて ....
#51

 花の降る午後に
 はちみつタンジェリンのどあめ
 口ン中で転がしながら
 歩いていきたいよ
 コロラド州デンバーまで



#52

 魚肉ソーセージだと思って
 ....
白いノートに
木を三つ書いたら
それが森になりました

空を支えるように
枝の真似をして手を広げれば
わたしもまるで木のようでしたが
何かが足りない気がして
淋しくなりました


 ....
友人の ポケットにはいってた
あめだまは
しりもちをついたせいで
見事に
粉々になっている

しかし
僕には関係のないこと
僕の頬にはまるまるとした
いちご味が
世界を広げている
 ....
ひざまくらはきもちいい
きもちよすぎて

このまま、とけてしんでしまいそう


こんなにきもちのいい死に方があるのにねぇ

首をつったり
崖から飛び降りたり
薬を飲んで
死んでし ....
珍種の鳥を集めた
大学博士の庭の檻のなかに
クチバシがスパナアの形をした
虹色の鳥がいた

わたしは胸のかごの扉のねじが
どこかでゆるんでしまったらしく
風がふくたび
かたりことりと音 ....
停車禁止区域の車はドアを破られ
搭乗者は引き摺り下ろされ
窓ガラスは粉みじんに割られ
点火され爆破

異民族の若者たちがついに立ち上がる
お前は納得できるのか
生れ落ちた地が飛行機一日分 ....
そこのT字路を左に曲がると
思わぬ出会いが待っている

見たこともない
まだらの猫とか

不思議なにおいのする
メキシカンコーヒーだとか


八百屋でおまけを してもらって
もら ....
もしも不二家のペコちゃん人形に
高速パイルドライバーを仕掛けて
世界の不条理を叩き込もうと暴れる豚がいたら
それはきっと俺だから
「落ち着けよ」って言ってやってくれないだろうか

仮面をつ ....
おばあちゃんがお金をもっているそうな
それはもう悪魔に心を奪われたものの言葉だ
いつも何かに怯えていて
何かを必死に守ろうとして
おばあさんらしくない必死な顔をして生きてきたおばあちゃんの
 ....
親父は定年退職し
母ちゃん専業主婦となり
息子のぼくは半人前

母ちゃん家計簿とにらめっこ
ばあちゃんが払う食費も1万ふえて
なんとかやりくりの日々であります

雨もりがあふれる床
 ....
やり残したことはありませんか と
問われたらなんて答えよう
みんな
どこに帰るのだろう

ふるさとはもう
名前も奪われて
体育館ばかりがきれいになる

過去は
ただのおとぎ話で
 ....
さて、ここからが
あなたたちの本当のスタート
なのです。

いままでのことは
お互いのあたまの中で想像された
ヴァーチャルの暮らしだったと
父は思うのです。

さて、今日からが
本 ....
窓には柵が無いので 宵月の真ん中
を見ようとすると バランスが取れなくて
危うい

落ちるまで手を伸ばそうが 届かないから安心
幾夜に渡って一途に見つめても
月は降りてくれないから 代わり ....
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そしてこちらの棚をご覧くださ ....
私の三匹の獏たちはすくすくと育って
立派な大人の獏になった
偏食も直って夢をバクバク食べるようになり
(三匹めの小さな獏はおバケの夢だけ苦手だったけど)
やがて彼らは巣立っ ....
みたすものではなく
うめるもので
うめつくされた
まいにちは

うめるものを すてて
みたすものを
そそがないと
もとには もどらない

わかっては いる

それでも
みたす ....
白鳥が飛来していた

初雪の予感漂う十月下旬
懐かしい湖面に
白鳥が飛来していた

渡りは
これから本格的になるのだろう
湖面には
ぽつりぽつりと
数えられるほどの小さな群れ
 ....
螺旋階段の天辺で
摘んだ小石を力無く
放り投げてみたのです

放物線もそこそこに
乾いた音を立てながら
コロコロコロリと転がります

地上などとうに見えぬのです
勢い増した小石はやが ....
大きくふくれあがった木がささやく
僕はここに居てしまった。
君もそこに居て僕を見ている。

人間のぼくは、おおきな木にささやく
君は本当に大きいね。
ぼくが生まれたときにも、そんなに大きか ....
部屋に突然インドがやって来て
勝手にインダス川を氾濫させるものだから
部屋は水浸しになるし
大切にとって置いたものも
すべて流されてしまった
これは何の冗談だ、と
食って掛かっては ....
外灯がちかちかと
貧乏くさくて


でも別に何の支障もない
三歩進んだら忘れた



ふらふらと歩く

あの歌のあのフレーズだけが
今日一日鳴っている
どこまでも
ついてく ....
何が悪いか知らないが
朝から頭痛が続いてる

土曜なんだし
休日なんだし
遠くへ出かけてみたけれど

雨が午後から上がったせいで
人が多くて敵わない

子供が走るし喚くし泣くし
 ....
心が肉のかたまりだったらよかったのに
ロースみたいなきれいな肉じゃなくて
内臓、モツみたいな
ぬめぬめしたモツミックス200?の

心が頭のなかにあるなんて、
あんなすかすかでプリンみたい ....
老人は考えています。

自分はルールの結晶なのだと

老人は考えています。


老人は考えています。

自分は自分のルールの結晶なのだと

老人は考えています。


何十年 ....
どうしても



言えない言葉が



心の中で腐って



酒にような



詩になるよ





どうしても



言えない言葉が ....
#11

 この世でいちばん恐ろしいもの
 それは
 まなざしだ

 まなざしは
 簡単に人を殺す
 意図するとしないとにかかわらず
 交錯したまなざしは
 レーザー光線よりも熱く ....
健さんの自由詩おすすめリスト(1090)
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