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花ってさ
何でこんなに綺麗なんだろうね
だって
鳥とか虫とか引き寄せるだけなら
こんなに綺麗に咲く必要なんか
無いわけじゃん?
それなのに
まるで鑑賞されることが解ってるみたいに
創ら ....
{引用=「空」

空は
じぶんがはれていることをしらない



「波」

舟をもちあげる海の肩は
やさしい



「朝」


朝は
記憶の無い夜だろうか


 ....
そんなに急いで歩かなくても

ちょっと歩みをゆっくりして

空を見上げてごらん

空の青さに心が



そんなに急いで食べなくても

ちょっとゆっくりと噛んでごらん

 ....
緊張のあまり食欲がない
かろうじて飲み物は喉を通るが
それだって
冷たいアールグレイだけだ
いま、アイスコーヒーを飲んだら
吐いてしまうだろう

出兵を待つ兵士は
こんな胃が麻痺したよ ....
時々思い出す
あのひとのいのち
あのひとのいのちは
私のいのちを
救ってくれるのです。
私のいのちは
ふたつと無いいのちだと
教えてくれる
あのひとのいのちは
時々あのひとが見せる
 ....
新しい人生をはじめるにあたって
できるだけ人を憎まないように
との不可能かもしれない夢を
みつづけられる気持ちを持とうと想う

大事なときの反応速度が遅くても
ぶざまな悪運に見舞わ ....
「消しゴムのかす」

身を{ルビ捩り=よじ}切り小さく{ルビ蹲=うずくま}るように
春の日差し射す
昼ひなかの教室で

目立たぬよう
自分の中の
誤りの渦巻きが
何処かへ滲み出さぬよ ....
子供がひとり
園庭の松の木の半ばに
枝葉の中に隠れるように腰かけて
松葉相撲をしていた
何度も何度も
敗れた方を空中へ散らし
亡骸を見送る
間もなく次の葉をむしり取り戦わせる
何度も何 ....
人と雲の間に
天使の梯子
それは天国が空の上にあるという
印なのだろう

人は届かないと知って
空を憎み始める
何故だろう
それは空のせいじゃないのに

美しいものは皆空にある
 ....
 汗で化粧が剥げてしまうから
 簡単に済ませていた夏
 だから秋は丁寧にメイクする

 朝の気怠さで
 まだ曖昧な輪郭の私は
 鏡に映る私という存在と
 ゆっくり呼吸を合わせていく

 ....
頬杖をついて
窓から夏が終わる頃の風
リモコンが息絶えた
まだ若かったのに
もうチャンネルを
変えることもなくなった
言葉にすれば
命は軽くなる
そんなことばかり

いただ ....
論理的思考というものが
一度の入院で
えぇ、砕け散りました

詩にとっては
よかったかもしれない

奔流するイメージさ

ときに愛に基づき生きる
れば戦争は止まないか

実は殺 ....
あ、季節が変わったなと
皮膚がおもう
湿度を手放した風が
腕の産毛に触れて去ったあと
なつかしい秋を感じた

蝉のいのちは地の下へ
コオロギの鈴と入れ替わる

空も変わった
こんな ....
涙の夜に
生と死を思い
絶望を失った
私は
今を生きる



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
終末時計が進んでいく
気づかぬふりして笑ってる
灰を運ぶ雲が
もうすぐやって来る

神などいない
権力があるだけ
知らないうちに
飼い慣らされてる

目を覚ませ
何に金を注ぎ込ん ....
 花の時期を過ぎれば
 気にも止めないでいた
 児童公園の隅にある大きな藤棚

 敷かれた石畳に
 風雨で煤けたコンクリートの
 ベンチが三脚
 赤茶けて錆びた鉄の藤棚の下で
 ち ....
おばあちゃんの亡骸
白布団に横たえられて
足裏滲み淀むオレンジ色の
ゆうらゆら 、ゆうらゆら
揺れ動くのを見入りながら
漆黒艷やかな毛並みの
金の眼をした愛猫、
いつの間にか居なくなるを ....
十日ぶりに髭を剃ろうと思う
再び、のっぺりとした顔が現れるのだが
秋のイネ科の、メヒシバが生い茂ったような
このむしゃくしゃ感が鬱陶しくなった
そもそも髭を剃る習慣はなく
部屋が散らかると片 ....
刀という字を
刃に変えて
忍ぶ心よ
耐えよと哭くか
折れてもかまわぬほどに
意を込めて

乾坤一擲

明日を変えよと
この一楔
天に放ちて
祈りへと成せ
 吹きあげる風の中に
 桐の梢は ざわめいて
 生暖かい涙をこぼす
 その下に立つと
 はるかなるものへの憧憬と裏返り
 抑えかねる寂しさ

 赤い血汐をもっている
 私が夜を恐れて
 ....
灰が降る空
終末の鐘が鳴り響く
血飛沫みたいな
赤い虹

生き残ることの残酷さ
滅んだものに感情はない

虹の麓を探す
そこにきっと埋まっている
あなた

生きる苦悩
噛みし ....
自らの思考の外縁を廻り巡り
すっと入り込みつ中核へ至れば
自らの思考の力動そのものと化し
その勢いの正に鼓動打ち脈打ち
意識の明るみ耀き増して

私の脳髄後部に刻印される
思考力動そのも ....
1+1=1になってない?

今日の1日が

昨日の1日とほぼ同じ

明日の1日が

今日とほぼ同じに

だなんて

ちょっと、もったいないね

1+1=2にも3にもした ....
落葉樹が曲がる先に
交番の波形
あなたがわたしの内緒を見た時
らっきょうみたいだ、と言ったので
その口の形から
漏れてくる一粒の光があった
すみそにあん
聞こえますか
敷き詰め ....
情けは人の為ならず

自分に言い聞かせる
夏の終り
秋の始まり



情け無い私は
自分なりに
がんばっているのですが、
今日は深く
青空は沈黙している



空 ....
ああ いい気持ち

日の高いうちから
スーパーで買った鰹を炙り
新潟の純米吟醸を冷で飲む

今日はよくやった
早朝から頑張った

夫の用事で
行ったことのない羽曳野市へ

 ....
わたしのこころ
たったひとつ
わたしのものだ
映る外界に
真理を見よ
わたしのこころ

置きものではない
わたしを離れない
言葉と行動は
こころに
眺められる

蛇のように脱 ....
階段を先に降りる君が
僕を見つめ
斜視がかわいい
琥珀の空間に
溶け込むような君の声が
チョコレートより甘く
キャラメルよりもせつない
僕は初めて
手をつなぎたいと思った
たぶん、分 ....
空には羊雲
空の底には私
私のほほにそよ風
そよ風に
無限の光
思い出して
あのまなざし
まなざし深く静か
遠く
遠くて近い

あのまなざしの魂
まなざしの魂と
近くて遠い ....
福島で除染作業に携わる人の中に
二十代半ばくらいにみえる若い女の人がいた
TVのインタビューに
「働かなければ食べていけないので」
と答えた砂埃の中の彼女の姿が
忘れられない

彼女が今 ....
月乃 猫さんの自由詩おすすめリスト(473)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
神さま。- りつ自由詩5*25-9-25
メモⅷ(短詩など)- 道草次郎自由詩525-9-25
そんなに急がなくても- 多賀良ヒ ...自由詩325-9-24
空が笑ってる- りつ自由詩3*25-9-24
光る風に戦ぐ影- こしごえ自由詩7*25-9-24
新生- 秋葉竹自由詩425-9-24
メモⅶ- 道草次郎自由詩625-9-24
相対的に大きな松と宇宙を育む- 自由詩3*25-9-23
海岸線- guest自由詩325-9-23
メイクアップ_- リリー自由詩13*25-9-23
水羊羹- たもつ自由詩12*25-9-23
シンプル・イズ- りゅうさ ...自由詩5*25-9-23
リボン- そらの珊 ...自由詩15*25-9-22
※五行歌「絶望を失った」- こしごえ自由詩12*25-9-21
もうすぐ雨- 自由詩7*25-9-21
風のいろ【改訂】- リリー自由詩17*25-9-21
お祖母ちゃんの骨- ひだかた ...自由詩525-9-21
髭を剃ろうと思う- 山人自由詩6*25-9-21
乾坤一擲- りつ自由詩3*25-9-21
未練- リリー自由詩9*25-9-20
虹の麓- 自由詩825-9-20
直観的思考体験/エーテル宙宇の辺縁から- ひだかた ...自由詩625-9-20
1+1=1・・・?- 多賀良ヒ ...自由詩125-9-19
ifの履歴- たもつ自由詩6*25-9-19
※五行歌_三首「情けは人の為ならず」- こしごえ自由詩5*25-9-18
汗と酒- 花野誉自由詩12*25-9-18
わたしのこころ- 杉原詠二 ...自由詩3*25-9-17
愛しさ- 降墨睨白 ...自由詩6*25-9-16
ある詩人の絶筆- こしごえ自由詩11*25-9-16
石の糸- そらの珊 ...自由詩8*25-9-16

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