すべてのおすすめ
旅の空、ため息ついてる君をみてボクはひとりで生きてるみたいだ
新しい道を行くのはただそこが遠くの山を見わたせるから
守りたい月は遠くに輝いて諦めちゃ ....
もし君があたしをアイスというのなら『ガリガリ君』でもかじってあらがう
歩くあと生まれる道を行く王の如く顔上げ見下すな猫
年齢は関係ないとわずかだが賛同したい人想 ....
しなやかな猫が屋根から跳び下りるように死にたい花一匁
休んでも未来はそんなに変わらないゆっくりでもいい止まらず歩こう
ネットとか若いころには無かったなぁちゃんと目を ....
出会いたい計り知れないこの思いインターネットの靄はらいのけ
暗闇に裸電球パッとつけ余計感じた部屋の暗さを
闇雲に歩きつづける愚かしさ辿り着けない道は狭まり
一度だけ産まれていつか一度 ....
死んでないまだ死んでない生きている実感乏しい腹は減ってる
人体にネジはあるのかありそうだゆるんだまんま性欲の渦
先端が鋭く尖っているナイフ隠し持ってる心は闇だ
欲しいもの捨てたいもの ....
本のなか文字のひろがる風景で存在しない曲を弾く人。
きみの黒い髪が宇宙みたいだった 青い景色に浮かんで見えた。
火のように月日はもえて土になり金いろの木に水をやってる。
....
後悔をきっとするって知りながら子供に返って雪に寝転ぶ
傾いた棚を作った父の顔、偲び吸えないタバコを咥える
避難所で青い唇噛んだ夜、あゝ、十年か、陸前高田市
起 ....
逃げたのはおそらく一番人生で大切な鳥、夢が横切る
これ以上吐き続ければ笑顔さえ失くす気がするじぶんへの嘘
黄昏に卑屈にならぬよう歩く知る人もなき異国の街並み
....
蜃気楼
その名で呼んだ色街に
架かって照れてる、夜の虹かも
その過去の
醜聞まみれで死ぬ人生、
夜のうわさの拡散する街
このなみだ
風の奏でる優しさで
洗い ....
スカートのすそひるがえし走りさる君の背中がただ真っ白で
十七才忘れられない最強のあたし恋などバカにしていた
この胸のこの心刺すこのナイフ透明な血をドクドク流す詩
真っ黒なコ ....
あたたかなあなたのひざを枕にしシャイな笑顔と目があうプリズム
はいっ!という返事が真っ直ぐだったので顔を二度見た。初恋でした。
こらえてる、腰も砕けて座り込むほどの失恋でも ....
私なり 書いてはみたが なかなかで
わかろうとして 難しいと知る
有り難い 心を込めて 諭されて
伝える言葉を 私なりにする
ひとり打つ パソコン前でひねっては
素直に心 ....
みおつくし
トンボの止まる
杭の先
今朝
なごり雪
降り積もります
「好きでした」一行の手紙が時を止め君が綺麗な声で泣く春
きみの乗るスクーターにはあの頃のセピアの記憶をまだ積んでいる
弓なりに背を反りかえし喘いだらダメだとわかって ....
薄氷をふみぬきついらくしただれか散ったあとだけ人のあわれむ
わたくしのいのちの根っこ烙印がわたしをひとでなしというとき
なおらないやまいがずっとなおらないわたしがわたしであるということ
....
過ぎてゆく疾風が眼を切った冬、春を信じてただ走る君
見られるのが嫌だなんて言わないで正しい片恋なんて知らない
あの雪で転んで笑われやけくそで手渡したチョコでも想いは ....
やけに明るい夕焼けはちょっとだけ軽い気持ちになったりするよね。
グラデーション、一番星の手を引いて走り出すのはすこし待ってて。
それはそう…仕方ないとはいえ、僕らいつまで喪中みたいな日 ....
生きている
だけでいいんだまるもうけ
もしも食べずに生きてられたら
そんなわけ
じつはないからがんばって
泣かないように慎重になる
星降る夜
昼間に降った雪の ....
大好きなポン柑を想うテーブルを三色ゆたかな食卓にする
負け犬のように生き来た私にはたしかなものはこの南瓜だけ
星たちのありすぎるほどまたたく夜そこにしゃがんで母を恋う
夕雀夕鴉たちもいなくなりわたしの心のように暮れてく
星が舞う。
ような気のする冬空に
赤や黄色や青の、花火よ。
爪を砥ぐ。
まるで刃物の冷たさを
こころに刻んでいる、冬の夜。
夢のあと、
楽しいパーティで出 ....
めらめらと陽炎揺れる繁華街欲望勝手に走り出す
黒和服凛々しき姿は美しく遺影を抱いて霊柩車
眼を病んで片方失う人からの電話着信明るいメロディ
黒髪が老いて衰え真っ白に姉の青春今何処なり ....
きみといる羽毛布団のふかふかは天国よりもきっとふかふか
《中央》を
突破する恋、選んだの
絶対未練が残らないように
ああ、それで
目の前の世界が音立てて
《冷たく》崩れる未来も知ってる
夜明けには
《たったひとつの》願望が
....
みずうみに
おれんじの泡を沈めたら
柑橘しぶきのみずうみ夕闇
葉の落ちる
ソファーの上に西陽さし
どくどくどくと心が鳴ってる
一匹の
星座の名前を知ったあと
....
冬の日を思う今朝来て小鳥来て空よく晴れて飲むこはくいろ
木犀のうすだいだいの花びらのなかからこぼれ咲いた秋の日
アレをする
理由がほしい君が好き
なのですからと、ちゃんとアレする
夕焼けの
死んでしまったこの街で
天使のふたりを信じたバカ有り
空の下
全てが青く染められそう ....
1 2 3 4 5 6 7