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 心が籠った文は、読まれた時に、
文ではなくなり、詩に生まれ変わる。

 贈る者と受け取る者。
二人の心が重なって、生まれてくるのが詩だから。

 貴方は詩を書いているつもりでも、
それ ....
どうしたって一番にはなれない
だからといって腐ってはいられない
どんな手を使っても一番になってみせる
この情熱の炎は常に燃え続ける
諦めの悪さをけなされようと
罵りの言葉を浴びせられようと
 ....
終着駅のホームの外れ
赤錆びた列車止めの向こうに
騒ぐ荒ぶる海が聞こえる
そして 呼んでいる

(ここには何もない)

行く人は海
来る人は海
大人は波頭で
子供は飛沫

終 ....
ただ聴いてもらっただけなのに
気分がすっきりなる
なんかリセットされたみたいになる
別に同意してもらったわけじゃ
ないんだけど
すっきりなる
それほど僕たちは
聴いてもらうことに
餓え ....
さかなは 心を どこで切っても さかな
わたしは 心を どこで切っても わたし
ではない気がする


でも
あさっての海や あなたの海から見ると
それは くやしいくらいに 全部わたし ....
久しぶりに親父に会った
釣ったばかりの岩魚をぶらさげて
山道を下りてくる
祖母が語ってくれた河童に似ていた

親父とはあまり話をしていない
秋になって
川から山へ帰ってゆく河童を
村人 ....
○「独り言」
うちの女房は
隣りの犬との散歩で
ストレスを発散している
俺は
独り言で発散している

○「桜」
僕は満開の桜よりも
葉桜のほうが落ち着く
もう浮かれる歳ではないから ....
縁日で掬った金魚をどこにやっただろうか
庭の片隅、物置の陰のあたりに
古い水槽が転がっていて
水と水草を適当に入れて
そこに放り込んでおいた気がする

誰も世話をしないまま
ただ、気まぐ ....
秒針はびっこを引いていた
分針は静かなカタツムリ

わたしたちは同じだけ出会う

あなたは追い越し未来へ わたしは
逆行しているまるでそう見えたでしょう

同じ今を黙殺しながら互いにず ....
家族でテレビのクイズをみました
それぞれわかった!といいました

まだ言うな
おとうさんがいいました
わかった?
おかあさんがきいています

おばあちゃんは
なんにもいいません
ち ....
着飾ることは主にならない
裸でいることが大事で
その裸を強調する為に
結果、着飾る必要が出てくるのだ

順番を間違えるな
そして観る者はそれに騙されるな

すぐに共感される形に安住する ....
落ちているゴミを躊躇いなく拾える人はシアワセです?

落ちているゴミをシカトしてしまった私は
世界に氾濫しているその他オオゼイのなかの一人です
もしかしたら
シアワセにはなれないかもしれませ ....
限界集落の夜は
一段と淋しさがつのってくる
月明かり星明かりの下に
ぽっぽっと人家の灯りが見える
夜になると車もほとんど通らない
わずか28世帯の自治会である
ここに今55人の大人と4人の ....
その夜店のトウモロコシは
あたたかくって
なんどか塗った醤油の香りが
香ばしくって
チープなくせに割高な値段設定は、
その夜の特別なお祭りの熱気代も
込み込みなんだよね?

 ....
静かな日曜日だった
私は雨を見つめていた
雨は何一つ語ることなく、地面に降り注ぎ
そして何も主張することなどなかった
私と雨は窓を挟み、内と外に居た
それぞれが語るわけでなく
心と心を ....
なんとなしに毎日忙しくて
毎日が満たされているような気がするとき
詩が生まれない
ペンを握って紙に向かうことがない
詩が生まれない


疲れているとき
なんとなく浮かんできた言葉が ....
オレンジ色の
小さいやつ

オレンジ色の
可愛いやつ

指のあいだで
静かに燃える

立ちのぼる
煙は天へ

プカリと浮かぶ
体の芯

こだまのように
頭の中が鳴っ ....
僕たちは飽和のなかでなにかを学んでゆくあるいは欠乏のなかで

僕たちは清潔な生活を棄て快適で不潔な世界を夢みている

僕たちは邪悪な想念をふきこまれて育った孤児なのだろう

首都高の霞ヶ関 ....
穴に堕ちて
もう二度と
上がって来れなくていい
今回の自己嫌悪は
それくらい深い
私が抉った傷は
もっと深い
拭うことのできない悲しみは
自らの罪
恥を上塗って
怒りを伴って
悔 ....
夜明け、窓を開けると
空に、明星が瞬いている

テーブルにこぼした煙草の灰を
手で、掬いとっているうちに
夜が終わっていく

春先の暖かい雨は、降り止み
朝日が微かにひかる
神経が泡 ....
「周ちゃーん!」

パパとママと手をつなぐ息子の
後ろから、女の子が呼びかける

周が、まだ言葉を知らなくても
すぐに反応がなくても
女の子は小さな春風と共に
保育園の門へと、駈けてゆ ....
朝の鳥はうるさい
昨夜のことを話し合っている
方向性をきめている

どっちの空が安全なのか
そんなことではない

朝の鳥はいそがしい
こどもが親の後ろを泳ぐ

どこにえさがあるのか ....
やっぱり自称詩人は
とても不幸な存在なので
一人残らずいなくなる世界
を目指すべきなのです
この場合、短絡的に
「それなら自称詩人をみんな
ガス室送りにしたらいい」と
考える人がいるかも ....
悲しみの中にある悲しみや
喜びの中にある喜びの分かり辛さだけは平等で
手に入る物の価値は不平等という事に傷付く
頭の良さと家庭環境は案外比例して
この手にある怒りを放出する ....
人の話を聴く時は
自分の中に流れる音楽を止めよう
無心に風にひらひらと舞う
真っ白い綿毛のように

私はあなたの断面を見る
あなたの日々と過去を想像する
あなたの目となって
雄大な自然 ....
恐怖を感じるという事は
自らを強く愛している証拠に他ならない
だから、
恐怖は感じていい
だけど、
相手を知らずして恐怖を感じてはならない
本当の恐怖は
知ることで得るものである

 ....
私の知らない所でどんどんと事は進み
いつの間にか私もそれに吞み込まれてしまう

フィクションはノンフィクションになる

私がいくら違う世界を望んでも
権力者の独断と大衆の多数決で進んで ....
議会と
スクープ
答弁の


ジョージ・オーウェルの
動物農場
豚の支配

ヴィクトール・E・フランクルの
夜と霧
囚人を監視する囚人 カポー

誰のため?
何のため?
 ....
ポコポコ、ポコポコ

草なびく大地のどこかから
打ち鳴らす太鼓の響きが
聞こえてくる

訪れる春の気配に小躍りした若木が
己を縛る土のくびきから引き抜いた足で
刻むステップのように、軽 ....
夢は辿り着くための靴だ
どの靴を選ぶか
我慢して歩くか

履き潰したら
新しい靴を探せばいい
同じ靴を直してもいい

疲れた足を癒すため
裸足で寝転ぶのもいいだろう

どこに着く ....
暁い夕日さんの自由詩おすすめリスト(452)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
歩む文- OMEGA自由詩218-3-31
一番- 坂本瞳子自由詩118-3-30
- Giovanni自由詩10*18-3-30
聴いてもらう- ホカチャ ...自由詩218-3-30
釣られた魚- 昼寝ヒル ...自由詩418-3-29
河童伝説- yo-yo自由詩418-3-29
独り言42集_- ホカチャ ...自由詩3*18-3-29
水槽- 春日線香自由詩1618-3-28
相対性- ただのみ ...自由詩12*18-3-28
団らん- 朧月自由詩618-3-28
着飾ることは主にならない- 狩心自由詩418-3-28
人間だから- こたきひ ...自由詩318-3-28
限界集落- ホカチャ ...自由詩1*18-3-28
花火大会の夜- 秋葉竹自由詩418-3-28
- 山人自由詩6+*18-3-28
詩が生まれるとき- 愛燦自由詩118-3-27
エコー- シホ.N自由詩2*18-3-27
暇つぶしに- 梅昆布茶自由詩618-3-27
悲しみのどん底- 坂本瞳子自由詩3*18-3-27
桜の樹の下へ- 長崎螢太自由詩5*18-3-26
春の門- 服部 剛自由詩318-3-26
朝に忙しい鳥は- 朧月自由詩618-3-26
蚊と自称詩人- 花形新次自由詩118-3-26
解体する自由の果て- 中山 マ ...自由詩218-3-26
営み- 狩心自由詩5*18-3-26
話がしたい- 狩心自由詩118-3-26
私たちは生まれつきのレジスタンス- 狩心自由詩218-3-26
議会とスクープ- 眠り羊自由詩318-3-26
春の太鼓- まーつん自由詩6*18-3-25
夢は履き潰すもの- イオン自由詩1*18-3-25

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