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いずれ遠くなっていくこの一日に
ちょこんと座り瞑目する君は
未だ見ぬ異郷の光景が
大地をカッと割り姿現わすのを
静かに一途に待っている

)熱風の匂い 大気の感触
)ああ既に遠い一日よ
 ....
青と緑、光と影
空に突き上げ梢が揺れる
照り映えながら、翳りながら
青と緑、光と影
ゆったりと時流に貫かれ
今日という日を進みます。
俺の家から歩ける範囲には
コンビニ スーパーマーケット
俺の家から歩ける範囲には
学校 郵便局
等がある

なのにどうして
俺の家から歩ける範囲に
天国と地獄がないんだよ

何を寝 ....
西の空が
赤銅色に燃え残り
薄暮が辺りを包む頃
俺は拳を握りしめ
一心不乱に進んでいく
腹の底に蟠る
抑えがたい不安感に
鼓動激しく息を継ぎ
夕闇の道を進んでいく

西の空が
漆 ....
深夜とけいの
短針と長針と秒針におわれて
くらい穴ぐらで
ひざかかえて
かくれる夢をみた

黄色い花が咲いていた

黄緑色の電車が走っていた

庭に座っているのはかしこいしば犬 ....
ひたすらに憧れて
螺旋階段を昇っていく降りていく
根無し草の宙吊りで
呼ばれるように拒まれるように
(何一つ叶えられることはないのだと)
遠い遠い鐘の音を聴きながら
ただひたすらに憧れて
眠ってる奇跡を起こしに行こう。
笑っちゃうほど大きなシンバルを持って。
およそ人は
算数に支配されて
生きている
らしい

私に
数学は役に立たない

ワルい人
ワルくなってしまった人
ワルくなる可能性を秘めた人

そしてワルくなれない
善良な市 ....
夜、寝る前になって
やっと止まる原因不明の嘔吐感
医者はばんばん薬を処方し
私はばんばんそれを飲み
そうして実は気付いている

吐き出したいのはこの魂だ
上手く吐き出せない現状に
吐き ....
ああ、窓ガラス越し
物凄い空の青が広がって
自分が何処に居るのか
わからなくなる
地球、いや宇宙
そうだ、此処は地球という
宇宙に浮かぶ場所なんだ
まぁるく回る星なんだ

それにして ....
天空を白雲が流れていく
非常な速度で陽を受けて

地上では彼岸花が鮮やかに
赤く揺れて咲いている

一輪、二輪、三輪と
用水路沿いに咲いている

人々は歩いていく
いつもと変わらず ....
いつか消える
いつか消える

そのいつかが果てしなく
遠いと思われて

早く消えたい
と うたってみた

月日は流れ
そのいつかが
もうすぐそこにまで
迫っていると感じる時
 ....
ビルとビルの間に
空が四角にくり貫かれている
青だ、真っ青な青

向かいの串カツ屋は今日も元気に営業している
提灯が赤、黄、赤、黄、
呼び込みの兄ちゃんが一人

風が吹いている、大きな ....
緑の木葉が揺れている
私は大きく息をする
一人の孤独なわたくしが
初秋の大気を思い切り
吸い込み、黄金の日輪のなか
自らの不安定さをのりこなす
よすがを必死に探している

広がる雄大な ....
コンビニのレジで
その人は買い物の会計をしてもらいながら
周囲にわからないようにして
店員の女のこに
小さく折り畳んだ紙を渡した
という

女のこは一瞬困惑した表情をしたけれど
直ぐに ....
のいちきれすきころてんする
せいしんめっきんはわんだーにて
ろってんのぽいしんは
のうてん
いや、のうまんの
うてんで
うまうまして
にんげんのほんいとして
それはゆるされないような
 ....
なんにもない
なんでもない

ぽかんとあおぞらひろがりまして

しずかなかぜがふいている
むおんのかぜがふいている

なんにもないわたくしは
まちのけんそうのただなかで
たいこのお ....
女は男より先に起きて
朝食の支度して
出来たらまだ寝ている男のところにいって
耳元で甘く囁く「時間よ。あなた起きて朝ごはん食べて」
言いながら男の口に接吻した
そしてためらいながら「昨夜は良 ....
近くの 小料理屋の 前を

ゆっくりと 歩く猫

なんて言ってるのかなぁ

ちょっと 武士 みたい

おおむねは

不自然な酔っ払いのおじさんぽくもある

ふらふら〜 ....
夜がへのじに曲がり出す時、
睡眠薬はいつもの位置で
意識が遠退くその前に
僕は独り在ることの
覚悟と記憶を反復する

今日の夕暮れは見事だった
作業所で君と何気なく話せて良かった
逢え ....
緯線、経線、メロンパン。
惑星はベーカリーにて焼き上がる。
切り立った
山の岩場に転がった
死体の色した茜に空燃え

夢は夢、叶う月夜に散歩路
夢しぐれに泣く
瓦斯灯の街
御空につながる
血けぶる鷹の眼

霧けぶる
枯野に棄て去 ....
西陽が射し込むイートインで
コーヒーを飲んでいるわたくしに
黄金に染まる街並みが
光溢れさせ迫って来る
その瞬間瞬間の美しさ
この星の大きな優しさに
包まれ私は法悦となる

地球の青と ....
北向きの窓から
ふいに
秋の
風が産んだ子が走り抜けていく
本のすきまから伸びた
栞のしっぽが揺れ
亡くした猫のしっぽも揺れ
過去が
耳なかでちりりんと揺れる

寝転がると
窓い ....
遠い国の少年の歌声が柵を乗り越えて
仔馬がいなくなった落日に秋が来た

枯れ葉が地を水面をうちながら
次第に翳る空の気まぐれに高原で
樹々に寄りそう祖霊たちが笑っている

やがて色褪せて ....
青みがかった空を背景に
農夫が篭から肥料をまく
大気はまだまだ熱気を孕み
夏の真上で微かに微かに秋が舞う

けれど、

青みがかった空を背景に
農夫が篭から肥料をまく
彼も篭も青に染 ....
くだもの畑に産まれて大きくなった
訳じゃないの

ヒトに産まれて女に育った
あたし

中学校では
天然なのに縮れた髪が
校則に違反していると何度も注意された
髪色が黒くないからって
 ....
雨を造る工場に棲んでる
工員は私一人
天の川で雨の種を汲む
瓶から溢れるほどたっぷりと
銀河を歩いて星座に帰って来る
種から出来た雨は
ほら向こうに見える
水仙の妖精から借りたままの ....
なにも恐れず、ひょいと逆上がり。
宇宙飛行士になる夢、ひょいと叶う瞬間。
何処かの公衆トイレの壁にされた

落書きみたいに

俺の体の中から卑猥な文字が消えないんだ

でも
男だって女だって誰だって
それは自然だろ

それにしても
女は化粧するし
丈 ....
la_feminite_nue(死に巫女)さんの自由詩おすすめリスト(353)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君(改訂)- ひだかた ...自由詩519-10-1
帆船- ひだかた ...自由詩519-10-1
感情の昂り- こたきひ ...自由詩519-9-30
闇の推移(改訂)- ひだかた ...自由詩519-9-30
深夜とけい- 立見春香自由詩319-9-27
憧れ(改訂)- ひだかた ...自由詩619-9-26
シンバル- クーヘン自由詩3*19-9-26
貧と富- こたきひ ...自由詩319-9-26
吐き出す(改訂)- ひだかた ...自由詩6*19-9-25
地球に座る- ひだかた ...自由詩1219-9-23
光景- ひだかた ...自由詩419-9-23
いつか消える- Lucy自由詩7*19-9-23
今日という一日の始まりに- ひだかた ...自由詩319-9-22
よすが- ひだかた ...自由詩4*19-9-20
コンビニのレジで- こたきひ ...自由詩319-9-20
のいちきれすきころてんする- 次代作吾自由詩219-9-20
かぜ(改訂)- ひだかた ...自由詩319-9-19
家庭内悲話- こたきひ ...自由詩219-9-19
ひなた__ぼっこ- 立見春香自由詩519-9-19
夜陰フラット- ひだかた ...自由詩4*19-9-18
メロンパン- クーヘン自由詩5*19-9-18
霧の葬送- 秋葉竹自由詩819-9-18
法悦(改訂)- ひだかた ...自由詩719-9-17
秋はそこから- そらの珊 ...自由詩14*19-9-16
秋へ向かう歌- 帆場蔵人自由詩5*19-9-16
農夫と秋- ひだかた ...自由詩519-9-15
果樹園- こたきひ ...自由詩619-9-15
水瓶座- 丘白月自由詩219-9-14
ひょいと- クーヘン自由詩5*19-9-14
何処かの公衆トイレ- こたきひ ...自由詩719-9-14

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