一回きりの人生だから
後戻りできない人生だから
一日一日を
僕らしく生きていこう
何があっても
僕らしく生きていこう
比べられない人生だから
僕は僕らしく生きていこう
桜が桜の花を咲か ....
前を向けとの言葉をよく聞く

          でもね

前だけを見てると
         振り返るべき昨日を失う
むかし
凍えて死にかけた野良猫を
お風呂で温めて助けた

その猫はそれから
私がお風呂に入ると
いつもお風呂場にやってきた

洗面器にお湯を入れてやると
自分からお湯に浸かり
静か ....
真っ白な粉雪が 降りそそぐ静かな夜
聖なる鐘の音が この季節を つつむ
White Christmas 幸せを あなたの胸に
White Christmas 自分と膝をだく 少女の胸に
届けて ....
多分十七歳
イマノキモチ

弾けちゃって
初心者気分で
恐いものなくて
やりたいことやって
言いたいこと言って

晩御飯食べれなくなるくらい買い食いしてみる
明日歩けなくなるくらい ....
この夜に目が覚め
この夜底に触れる
私にはもはや
親兄弟家族親族はなく
現世的無縁仏だ
円やかな現世孤児だ

そこでは
 私という存在が剥き出しで
そこでは
 私という存在が真っ裸 ....
厳しい寒さに身を縮めるようにして
霜月 雪の降る街の道路に
ころがっていた 逆さまの傘紅葉


少し前まで
鮮やかに開かれていたその手の平を
突然の寒さに襲われた今は ....
お風呂のなかで羊を数える
布団のなかで10まで数える
からだのそばで、羊のぬいぐるみが、こころの空を雲みたいに漂う
羊がやわらかい温度を発し、
湯気のなか羊とともに眠った。Z^z^zと音をたて ....
天高く
地上には
黄金色の実りが広がり
爽やかに風は流れる
透き通った空気を
胸いっぱいに吸いながら
ふるさとの山々を眺めれば
無心に遊んだ子どもの頃がよみがえる
僕にとっては
ここ ....
何処かで 見たことのある パッケージ
朧な記憶が 初夢と 重なる

御御籤は 大吉
二つも 会ったんだから 大丈夫

一つは 年賀状に 括り付けられた アレ
可愛らしい キティーちゃ ....
すました顔のままで
トランプの手札をふいに見る
余裕をちらつかせた得意のブラフで
先にあるチップも巻き上げたばかり
次から次へ老境にあるチップ全てを賭けて
さらに威力を増したブラフが
上手 ....
この星からお星さまたちが、いつまでも見れますように 地球は自転をして呼吸をしている
アンドロメダの惑星の輝きは
生きている証を夜の暗闇の中で示している
青い大空の中では
全てが澄み渡り
生命は存在を忘れて
失語症の詩人のように姿を消す

 ....
さようならアメリカ
たぶんぼくはアメリカが好きだった
ジーンズが好きだった
コーラが好きだった
ポテトチップスも好きだった
さようならアメリカ
自由と平等と人種差別の国よ
民主的で覇権的 ....
目覚めたとき真っ先に教えてもらったのは
上手にこころを売る方法だった
胸を開いて痛くないようにするりと指を滑らせる
脈動する網目の管を感情といい
抜け落ちた粘液を理性だと聞いた気がする

 ....
自称詩人どもの
メンタリティは
オバハンを大統領にしたかった筈なので
先ずは大爆笑しておく
ガハハハハ!

その上で
アメリカ大統領選挙なんて
所詮は
ちょっぴり現実主義的なバカか
 ....
乾いた太陽、冷え切った指先にほどけた毛糸を巻きつける
赤い手のひらは落ちていくのが早まったし、昼はとても短くなったね
深い夜は夢を見て、朝、現実に戻るまでの道のりはとても長い

桜の花びらのよ ....
世界ハ
巨大な鏡像スクリーン
透明な皮膜のなか
ふわふわ微睡み感じ取る
人、森、岩、猫、大海原

唐突、道路に開いた穴
その深淵ハ
弾け飛んだ信頼の重み
傾く生を朦朧と
肉の苦痛に ....
ころがる石たちは曲づくりにいそしんでいた
ぼくは鬱で苦しんでいた
しかしバイオレンスを求めていたことも確かだ

彼らはとまらない
サタンを憐れむ歌を歌を歌いまくっていた

そのときぼくは ....
いつのまにか
ぼやけてしまった
染みが
もう存在が消えようとする、その瞬間に
ようやくこころの片隅に
いろを
発生させて
 
うまれるよ
うまれるよ、と
存在を主張し始める

 ....
黒が悪で
白が善と言うのは
西洋文明に毒された
差別主義者の物言いだ

ホワイト企業って方が
何か胡散臭いぞって
感じるぐらいでないと
世の中から人種差別はなくならないぜ

「電通 ....
雨上がりに
名前も知らない花が
芯まで濡れながら
凛と咲いていた


雨の匂いは
濡れた土や
草花の匂いを
際立たせている



木々は細かい秋雨を
その全 ....
物凄い数の巨大な光球だ!
凍結した天空から突出し
黄色く、青白く、白く白く
凝視している凝視している
雪原に独り立ち尽くすこの俺を
生きてひたすら凝視しているんだ

深く彫り込まれた眼窩 ....
 
昔、{ルビ通=かよ}っていた中学校の屋上に
天体観測の丸いドームがあった


天体望遠鏡を覗き込むと
こころの暗がりがみえた


こころはどの星だろうと
それから何十年も探 ....
ケルンコンサートを聴きながら
人が無惨に大量に
切り刻まれて
殺される本を読んでいる

音楽と本には何の関係もない

ただ硬質の音が
白い部屋に響くと
本から溢れ出る血の
鉄の味が ....
やはり言葉には音程があるし
届ける意味と宛先があるのです。
けれども、感じるままに
あらゆる想いを誰かに伝えることが
メッセージなのだろうと
思い違いをすることがあるのです。
いつしか、鳴 ....
境界線は今日も

曖昧さを保つようにして

空は青と白の始まりと終わりを

見失ったまま浮かんでいる



朝と昼を跨いだはずなのに

わたしはその境目を

 ....
わたしは
みかんのきせつが
すきだ

ひとがうずまるほどの
おおきなはこに
みかんをいっぱいにつめて
わたしはそのなかによこたわり
おしつぶされたみかんの
あまいかじゅうは
みぎめ ....
血が出るわョ
覚悟がございまして?
唇とクチビルを
グサリと繋ぐ
アタシの
スティール製のディープ・キス

ガッチャンコと
家内制手工業的に
繋がれる
アナタとアタシ

そうね ....
まるで天使の翼が
舞いながら
羽ばたくあいだのように
白い鍵盤は月明かりを
灯すみたいにして
黒い鍵盤は夜空に
溶け込んでいた

眩しい音色は鳴ることを
少し休ませながら
ようやく ....
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