片付けられない部屋に
終われない言葉が散らかって
絶句。
「。」とは、簡単に収納されてしまう私の居場所 
膝を抱えて座り込めば 隙間から立ちのぼる私の苛立ち
そこからはみ出でくる消化できない ....
靴下は

なぜ

片方だけなくなるのだろう
しあわせ って意味も知らずにそれでも
その響きに惹かれて 微かに瞬く
ひかりを 疑えなかったのだと思う
決意をして 決意通りに堪えて生きてきた
泣いて泣いて泣いて泣いて いまもまた
わたしは ....
ぼくは純粋に祈ることができるだろうか
打算も無く
時間も気にせず
人の幸せを祈ることができるだろうか

この心と体がバラバラになっているのに
他人の幸せを祈ることができるのか

テレビ ....
我が家に帰って
リビングでテレビを見ていたら
いつの間にか寝てしまった
しばらくしたら
なにやらお腹がモゾモゾとし始めて
眠気まなこで首を曲げて覗くと
俺の子亀がスヤスヤとお腹の上で寝てい ....
しあわせ って意味も知らずにそれでも
しあわせになりたくって産道を出てきたのだと思う
決意をして 決意通りに堪えて生きてきた
泣いて泣いて泣いて泣いて いまもまた
わたしはいったい誰なのだろう ....
推敲中の俳句のページの下半分に
該当する実在のない
母さん
という言葉を狂ったようにいくつもいくつも書いていた
ほんのすこしの日を置いてふと
神さま、と なんとなく名づけている存在のことを
 ....
 冬の寒空の中、俺はとあるライブハウスに迷い込んだ。
 すでにバンドの演奏は始まっている。
 ステージの中央に立っているのは、かのマディー・ウォーターズ。
 マニッシュ・ボーイを熱唱中だ。
 ....
洗いたての芝生がちろちろと
脈を交わらせている

川までの道すがら
ちいさな生き物は溺れ死に
汚れた内臓は、光る命へと洗われる

車椅子に花を差し入れる

目を細めてファインダーを覗 ....
罵倒され石を投げつけられ
彼はへこたれなかった
何故ならば
彼には大きな夢が在ったからだ
幼い頃から
透き通った真冬の夜空を眺めては
何時かきっと天空を目指し
ハートランドにたどり着く決 ....
どストレートなラブソングを
どストレートなラブソングを
愛してるって言葉も要らなくて
アイラブユーも要らないような
どストレートなラブソングを
どストレートなラブソングを

君の笑顔と君 ....
プーチンを見るたびに
♪ねえプーチン
こっち向いて
恥ずかしがらないで~
って雰囲気出して
歌っていたら
女房がそれを
とても気に入って
昨日から
歌え、歌えとしつこい
しかし、や ....
8月が始まる頃の欲望は
冷めた満月みたいに膨らんでる
飲み込もうとしたって
変に甘くって
吐き気がして痩せちまいそうだよ

ギターの弦を巻き直そうとしてるんだ
なにもかもがでたらめに ....
人間はけっこう手間暇かけて生まれてくるものだ
赤子が生まれてくると人間関係は大きく変化する

たとえばあなたと僕がお母さんとお父さんに
父と母はおじいちゃんとおばあちゃんへと
ひとつ ....
断崖絶壁を前にして
落石も気に掛けながら
桃太郎の里を目指す
空手の達人ヤンスエは
桃にかじりつきながら
相棒のEvaに微笑みかける
すばしっこい蜂に刺されても
ノアの大洪水で込み合って ....
明日ぼくは
アンドロメダに向かって飛んでゆきます
幼い頃からの夢を叶えるために

サヨナラは誰にも言いません
何故なら
ぼくたちは何時までも一緒に居るからです

何処にいても一緒にいる ....
戴いた去年の賀状を
眺めながら
一枚 書くたび
次々に
押し寄せてくる
記憶の波に
浸るのではなく
溺れるでもなく
むしろ
耐えている
再生多発する 複数の痛みに

懐かしさな ....
番いのもぐらたちが
ずっと永い冬を越えていく
温かい大地のなかでは
深い秋の湖岸に生える葦の匂いより
次ぐらいに心地よくて

ずっともぐって行くと
遠くまで吠えていた
動物たちやらの魂 ....
雪の無人駅
雪を掃く係りのものが雪を掃く
何でもないコンクリートの踏み板の上を掃くものがある
待合室の歌謡ショーのポスターからさびしさのしたたり
掃き残した埃と雪の混じった少し硬いものをさらに ....
この前まで鉛筆をもっていたひとが
木の匣にはいる
燃やされてちいさくしろくなって
木箱にはいる
鉛筆で書いた文章が
もう そのひとだ
そのひとを見ると
鉛筆をもてない
あのひとのこ ....
心はどこにあるのだろう
心は海にあるのだろう

今朝の静かな{ルビ潮=うしお}には
わたしが隠れているのだろう

そこでは無数のお魚が
シャンパン色の夢みてる

そこでは一人の{ルビ ....
そこを避けて着水しなくては/かなって夕日
の沈む頃に合わせるかのように操縦士だけの
小型機が落ちた/燃料は使い切るだけを飛行
したはずなのに静かに知られずに海で燃えて
/夜空への祈りのように最 ....
暮らしにB29は要らなかった
致死量を間違えて
坂で死んで居る
そんな男が居る山路に
大きな港を作ることは不可能だった
B29は都市しか爆撃しない
ジョージルーカスとか
ヘンリールーカス ....
ふと思ったのだけれどね
人間には通気孔が必要だってこと

きっとどれかの上着に入ったままの入場券もいつかは必要なんだ
なくてはならないものなんてそんなにないんだけれども

たやすい自由はい ....
自分のクソちっぽけな世界が
何よりも大切だ
王様にだって
女王様にだってなれるからな

そして
うっすい、うっすい膜の張られた
その世界の
表面を撫でられているうちは
他人にだって寛 ....
小指の先から優しくなっていくのかも

浩然とした冬に
無邪気に傷つけられても
まあいいか。と笑っている


髪の毛のすみずみまで
風にさらわれる少々にまで愛おしげに
流れていく

 ....
人が海を楽しげに見ている。それだけでその人の心に海があることを知った。
海は言葉を持たない。ので、その人の荷物の本が少し寂しそうにしていた。
本だって文句なしの素敵な海になりたいし、人のなかにも海 ....
気配も無いままに
駆け抜けていく時

どれだけ走ろうとも
一生追い付けない空



   どこまで行くのでしょう

   誰の元へ向かうのですか

   わたし ....
好き?
嫌い?

一枚
二枚と
花びらを千切る

好き嫌い?
好き嫌い?
不安な心を原動力にした
行為が止まらない

千切って
風に拐わせ
無かった事にしたいのは
己の
 ....
散り散りに
舞い散る病葉
手のひらに
我が身落とし
じっと見つめる
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